この作品の原節子をみて、
昔の日本人は、こんなにも品性があったのか…と驚いたことを憶えています。
小津作品には、やはり笠智衆が無くてはならない。。
クリストファー・ドイルの絶妙な撮り方が、ウォン・カーウェイ作品の世界観を作ってると単純に思ってたけど、
劇場でレストア版をじっくりみてると、美術デザインも、音楽、音響もすべてが複雑に作用して、
不快ギ>>続きを読む
WKW 4K。
公開当時に見逃してしまったけど、
やっと劇場で観れる幸運に感謝。
そして、自分の中にまだ、こんなにも切なさに共感する力が残っていたか!と驚き。
映画を観てる間は、場所も時間も性別も何>>続きを読む
意図せず、グッとくる作品に出会えてラッキーでした。
理屈じゃなく、共振する核を持っていた2人なんだな…と。
恋愛にも似た、でも、そんなありがちなものじゃなくて、独特の感受性の強さ、繊細さや脆さ、そし>>続きを読む
大昔に笠智衆のおじいちゃん役が大好きで、こちらの作品も観た記憶はありますが、改めて家族で観直したら、若かりし時には気づけなかった、いろいろな魅力が詰まってることに気付かされ、ハッとしました。
自分自>>続きを読む
あまり期待もせずに観始めたのに、どうしてか不思議と彼女達に感情移入してしまい、とても切ない気持ちになり、グッと来ました。
14歳…最も多感な年頃の少年達。真っ直ぐな想いに胸が熱くなる。
不器用な大人達もどこか切なくて、悩んでつまずきながらも、人生は生きる価値がある…
肖像画を描くシーンは画家とモデルとの間の緊張感があり、描画もよかった。
どのシーンも絵画のように美しかったので一見の価値はあった。
女性の生き方を考えるという点でも興味深かった。
が、何より、不意を突>>続きを読む
思わず反射的に眼を閉じてしまうような、直視できない辛いシーンも多かったけど、これが戦争の現実で、幼い子ども達の目の前でこんなシーンが容赦なく繰り返されてるんだということを、あらためて思い知らされます。>>続きを読む
金継ぎした食器たちを大事にしてる身としては、ちょっと気になり観てみました。
まぁ…なんだか。。。
胸がキュンとしたら心臓疾患を疑う世代のオバチャンが観ても、
なかなかすてきな『青春もの』でした。
こんな世界情勢なので、台詞のないこの作品から、ラストシーンから、それぞれがいろんなことを自由に想像すればいいと思う。
敢えて、あまり予備知識を持たずに鑑賞。
まず驚くのは、主人公の少女のあまりに端>>続きを読む
もともと厳しい土地なのに、こんな地震が起きるなんて…
どんなに厳しい状況であっても、『そして人生は続く』
極限の苦しみの中にあっても、黙々と日常の営みを取り戻そうとする力。
根底に流れる何か、とても>>続きを読む
『バーは、その社会や文化に責任を負う。』痺れます。
成熟した大人の憩いし場所。
バーが似合うか否かは、はっきり分かれる。美醜とも年齢とも関係なく、内側から滲み出る何か。
とっても素敵な作品。
国も文化も価値観も違えど、幼い頃に感じたいろんな『きもち』を思い出した。
多くの制約があって限られた条件で製作してるだろうに…
田舎の日常の小さな出来事を丁寧に描いて、大冒険さ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あんなに孤独で苦悶の表情は、観てる方も痛々しい。
好きな役者さん達なので鑑賞してみましたが…救いのない。。。
やはり『シェイム』というタイトル通り、なんの幸せも喜びもなく痛みや苦しみを求めるのは、>>続きを読む
劇場公開時に、必ず観なければと思いつつも、気力、体力そして覚悟が整わずに見逃してしまった作品。
本日は、思うところもあって、ついに腹を決めて鑑賞。
異端の鳥は、決して相容れられないのか…どこまで逃れ>>続きを読む
頑張ってはみたけど、難解なのか
どうしても途中で眠ってしまい、結局はストーリーの記憶もなく、諦めました。
残念ながら評価できません。
私の意識を朦朧とさせる
現代のモノクロな映像世界。
可愛らしいヒロインが凶悪犯に立ち向かう感じは漫画チックですが、クールな映像の感じは好きです。
美男美女の王道のラブストーリー。
マリオン・コティアールは、いつもながら、これぞ女優という風格。シルクのドレスがよく似合う。
ヒッチコック作品においても、
イングリット・バーグマンの媚びない清廉さ、強さや一途さが本当に素敵。
悪夢のデザインはダリだったのね、と今さらながら。
このレビューはネタバレを含みます
この監督、『岬の兄妹』もインパクトが強烈でしたが、本作も覚悟していた以上に、人間の闇が。
佐藤二朗だから油断してたけども、単なるダメダメで可愛いアホなお父ちゃんじゃなかったんだ…
何故、スマホを入>>続きを読む
サイケデリックな色彩、詩のようなセリフ、バイクの疾走感等を、理屈抜きに、自由に、感性で楽しむ作品だなぁ…と改めて思う。
マリアンヌやアラン・ドロン、その時代のアイコン。
とにかく美しい。
欲を言え>>続きを読む