daisukeさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

daisuke

daisuke

映画(553)
ドラマ(1)
アニメ(0)

ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

3.5

西アフリカの内戦で政府軍に家族を殺された少年アグー。政府軍に対抗するNDF(反乱軍)の少年兵として武器を取り、残酷で悲惨な戦場へ身を投じる...

端から見れば洗脳なのだけど、戦争孤児の子供達には、銃
>>続きを読む

女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.5

ロンドン在住の妻ヴィディヤと夫アーナブ。アーナブはインド・コルカタへ出張し、ある日を境に連絡が途絶える。ヴィディヤは妊娠中ながら、夫の安否を確認するためコルカタへ。警察や夫の職場で所在を調査するも、謎>>続きを読む

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.5

米の作家J・D・ヴァンスのベストセラー自伝を元にした作品。

オハイオ州の貧困街で育ったヴァンス。イェール大に進学した彼は、弁護士事務所へのインターンを決めるため食事会へ。すると姉からの電話で母が薬物
>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

第94回アカデミー賞 4部門ノミネート作品。

ミシガン州立大学教授のランドール博士とその院生ケイトは、地球に接近する巨大な彗星を発見する。しかし金と権力に溺れた大統領は聞く耳を持たず、TV出演を果た
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.5

仏の架空の街アンニュイ=シュール=ブラゼにある、"フレンチ・ディスパッチ"誌編集部。編集長の急死に伴い廃刊となる。記者たちは追悼の意を込めて、1レポート・3ストーリーで構成された最終号で締めくくる..>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

2022/02/20
原作の短編集『女のいない男たち』を読み、2回目鑑賞してきました。

原作のドライブマイカーは家福とみさきの会話が中心。しかし本作は他の短編からも着想を得つつ、戯曲や多言語などの要
>>続きを読む

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.5

マーロは3児のママ。落ち着きのないジョナや生まれたばかりの赤子を必死に育てるも、限界が来てしまう。そこで弟から紹介されたナイトシッターを雇うことに。そしてやってきたのは、"タリー"という意外にも今どき>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.5

舞台は1920年代半ばのアメリカ北西部モンタナ州。牧場主の兄フィルは昔気質のカウボーイ。ある日牧場に越してきた弟ジョージの妻ローズと息子のピーターに対して不遜な態度を取る...

日本でいう"文明開化
>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

アートギャラリーのオーナーであるスーザン。ある日彼女宛に20年前に離婚した元夫エドワードから、小説の原稿が送られてくる。そのあまりに衝撃的で感情を揺さぶられる内容に心を打たれたスーザンは、エドワードに>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.0

戦後のオハイオ州が舞台。汚職・腐敗にまみれた世界で生きる少年アーヴィンは、幼くして両親を失う。祖母の家に引き取られた後、義妹レノーラを狂気から守る兄となる...

群像劇に近い構成で、淡々と物語が進行
>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

自宅が荒らされ妻エイミーがいないことに気づくニック。事件は全米の注目を集め、懸命な捜索活動は続く。そんな中、妻の失踪は夫に原因があり、夫による殺人事件ではないかという疑惑が浮上する...

"仮面夫婦
>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

毎日を平凡に暮らすトゥルーマンの人生は、実は作られた物語であり、全世界に生中継され見せ物にされていた。町の住民や恋人の奇妙な行動に不信感を抱いたトゥルーマンは、偽りの世界から脱出することを決意する..>>続きを読む

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.5

知的年齢の低いヨングは、警察庁長官の娘を殺害したという無実の罪で、刑務所に送られる。一人残された娘イェスンは悲しみにくれる。しかしヨングが同じ雑居房の男を助けたことで、その見返りにイェスンを刑務所に潜>>続きを読む

残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

4.0

飛行機事故により、雪氷広がる大地に一人取り残された男。機内で寒さをしのぎ、魚を釣って飢えを凌ぐ。雪を掘ってSOSを作り、救難信号を出す。絶望的な状況の中、助けを求めてあらゆる手段を尽くす...

事故
>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

辺鄙な村"コクソン"で不可解な殺人事件が立て続けに起こる。村にやって来た怪しげな日本人の男が事件の引き金ではないかと噂される。警察官のジョングは、通訳を引き連れて男の元へ向かう...

視聴前はもっと
>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

3.5

大司教を殺害したとして、現場から逃走を図った少年が逮捕される。注目を浴びる本事件に対し、マーティン弁護士は無償で弁護を申し出る。少年本人しか有り得ない殺人事件を無罪にすべく、第三者の存在や精神鑑定を基>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.0

車販売店の営業部長"ジェリー"は、借金返済のために妻を偽装誘拐し、店のオーナーである義父から身代金を要求する計画を立てる。しかし事はうまく進まず、負の連鎖を生む...

女性警官はノマドランドの主演を
>>続きを読む

パピヨン(2017年製作の映画)

3.5

殺人の冤罪を着せられた"パピヨン"は仏領ギアナの流刑地へ送られる。脱獄を図るため、偽札作りの罪人ルイスとともに計画を実行に移す。

仏の作家アンリ・シャリエールの実体験に基づく、1973年公開の同名映
>>続きを読む

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.0

酒浸りのレイチェルは、元夫が新たな家族と仲睦まじく生活する様子を電車の車窓から眺める。しかしある日、子守として雇われた女性の不倫を目撃したレイチェルは、彼女を罵倒すべく酒の力を借り子守の後をつけトンネ>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.5

学生時代にかつて恋人だった女性と再開し、ぎこちなくも当時の思い出を語り合う。

大人になって急に出会ったときの、何か気まずい距離感が絶妙😌

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.5

主人公とブラピ演じるタイラーが、ひょんな事から殴り合いを始める。それがいつしか多くの男性を魅了する「ファイト・クラブ」へと発展する。

中国版でラストシーンが改編されたと話題になった本作。丁度いい機会
>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

森の中に放置された男女たちが、「マナーゲート」なる人間狩りの標的にされる。社会風刺の利いた、トランプブチ切れの一作。

前半は映画・ドラマにおいて、いわゆるセオリーな展開とは一味異なるシーンが楽しめる
>>続きを読む

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.5

妻を殺めた男が、殺めたその日をループし続ける空間に閉じ込められる。男は果たしてこの地獄から抜け出せるのか。

犯した罪は一生消えることはない。まるでそれを可視化したような作品。

ドリスのスカートが短
>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

米の大学生4人が大学図書館に展示されている推定1,200万ドルの蔵書を強奪する計画を立てる、実話ベースの物語。

当事者本人の話も交えながら展開されるのが面白い。ウォーレン本人はまさしくヤンチャボーイ
>>続きを読む

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.5

オランダのとある島にバカンスをしに来た、少年サムとその家族。そこでサムは、いつか自分が一人ぼっちになっても寂しくないように、一人で過ごす訓練を始める。

人はいつか死ぬ。でも大切な人との思い出は、同じ
>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

心臓外科医のスティーブンとその一家が、マーティンという青年により命の選択を迫られるスリラー作品。

マーティンは一見すると普通の青年、だけど何か漂うヤバい雰囲気が絶妙。見事な演技です。

終始流れる嫌
>>続きを読む

時の面影(2021年製作の映画)

3.5

WWⅡ直前のイギリス・サフォーク州が舞台。サットンフー遺跡の発掘にまつわる、実話を元にした作品。

リリー・ジェームズ目当てで鑑賞、ブラウン役はハリポタのヴォルデモートを演じた俳優。

考古学は地味な
>>続きを読む

ARQ 時の牢獄(2016年製作の映画)

3.5

「ARQ」というタイムリープを発生する装置を巡る、ワンシチュエーション型のSF作品。

タイムリープ系は鑑賞経験が少なかったので、とても新鮮な気持ちで楽しめた。

共有する人数が増えていくのも面白いで
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

勉学中心の高校生活だった女子生徒2人が、卒業前夜にパーリナイ!するコメディ映画。

ジジの「私の卵子には全部霊が宿ってる」は流石に笑う。

こんなユーモア溢れる友達いたら最高でしょ😇

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

フィンランドの日本食堂を舞台とした女性3人の物語。

北欧の穏やかに流れる時間と和食の暖かさがマッチしている。

ストーリーとか映画に意味を見出すのは野暮ったい。ただボーッと観るだけでも価値があります
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

原作未読。
養子縁組で子供を授かった養親とその実親の過去と現在を辿る物語。

前半:養親パート、中後半:実親パートで、前半のドキュメンタリーチックな構成が印象深かった。

冒頭の歯磨きシーンが自然な演
>>続きを読む

思いやりのススメ(2016年製作の映画)

3.5

体の不自由な少年とその介護士の旅物語。

旅を通して恋をしたり家族の問題に立ち向かったり友情を育む。

「最強のふたり」に近い感じです。

最後少年のアレで虹がかかるのかなーと思いましたが違いましたね
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

インドの難関理系大の学生3人によるドタバタ学園ドラマ。

コメディ・ミュージカル・ミステリーがうまい具合に混ざり合い、最後の伏線回収も良かった。

何の為に勉強するのか、学歴社会について考えさせられる
>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦下のイタリアが舞台。

ユダヤ系の家族3人が強制収容所に収監される。子供に希望を見失ってほしくない父親は「これはゲームだ」と優しい嘘をつく。

戦争の悲惨さと父親の愛が交錯し、悲しくもほ
>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

余命わずかな2人が、残りの人生でやりたいこと・やり残したことに挑んでいく物語。

1度しかない人生挑戦しなきゃ勿体ない。今を噛み締めて生きよう。そう思わせてくれる一本です😎