msyさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

パラダイス・ネクスト(2019年製作の映画)

2.0

本作、映画ができるまでのエピソードを聞いて
また、監督の本業が
信頼できる台湾の映画監督の音楽も手がける
ミュージシャンだと聞いて
やってくれる邦画じゃないかと
期待してしまいました。

結果惨敗です
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

人は泣き声で周りを従える
赤ん坊の姿で生まれて
成長と共に人のために動くようになり
その割合は増えていくが
70年くらい経ったら
また自分ファーストに戻ってみては。
理想はこんな感じ。ていうお話だった
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

ドン底に落ちて何をやっても空回りして
引きこもるしかなくなったのちに
自己啓発系のDVD再生するっていう
エディのはまった一連の流れが
身に覚えあり過ぎて
私まで情緒不安定が発動するかと思った。

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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私は彼が好きだから会いに行っただけ、
純粋に好きなだけ、
いつも抱かれたいわけじゃないの
会えるだけでいいの

っていう気持ちを
本作のマ・ドンソクさんには
ぶつけたくなります。
やっぱりちょっと抱か
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

4.0

ポスターで見ての通りのおじさんたちが
みんな諸々難ありでかわいそう。
いい大人がかわいそう言われるのは
かわいそうですけどでもほんまに
かわいそうなんでみんな。

しかも各々何を思って
シンクロを始め
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

シリアルキラーに生まれついてしまった人は
不幸だと言わざるを得ないけど
殺される側はもっと不幸だ。
故意の殺人には倍返しあれ。
かつそれを楽しむ者には
100倍でも足りない。

最後、一切の迷いや恐怖
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

スパイ、一番怪しいCはキャラ薄くて、
もうあの人しかおれへん。

H、お芝居してない時あったよね…
この時忙しすぎたのか普通に時々
ぼーっとしてはったクリヘムさん。

M、宇宙のことしか考えてこなかっ
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.5

ポスター見て、「プリースト」みたいな
悪魔祓いの話かと思ってたら、
仏教の地獄の話だった。

原作がLINEまんがにあったので
コツコツ読んでみたらすごいゆるくて
地獄のこわさナシ。いや怖いけど。
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

若者の「やらかし」「しでかし」を
本人たちのインタビューを交えながら
クライムムービー風に再現。
予告編は名作の胸を借りる形で
すごいオシャレ。釣られて見に行きました。

私は途中から、
石川達三の「
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.2

聖書の神様は貧しい者に寄り添うだけなので
あまり頼りにできないんだけど、
信心してる者が気紛れに
奇跡で救われる記述はありますね。
魚とパンを無限に割いて配るとか。
遭遇できた子羊たち幸運。

でも食
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

好きな人に向かって脇目も振らず猪突猛進、
んで仕事は棒に振る。
しかし誰になんの言い訳もしなくて
自分と対話ができて
アウェイな場所で繕わず
アウェイで困ってる人の顔をする。
自分の番が来たらそこで素
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

友達にはる見栄、
親を理解しようとする努力、
純粋に愛されて甘やかされたい子ども心。

それらを超えて無償の感情交換ができる
ピート。

そうしてバランスを取るチャーリーの姿が
痛々しくも美しい。
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.9

偉大な先人に学ぼうシリーズ。
高品質、低リスク(見て損はしない)。
少年少女向けの邦題、
ドラマパート→その後の説明→ご本人映像
という順番

フォーマットが出来上がってます。
なのでそういうシリーズ
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

本作、
ドラッグの怖さが筆頭だけども、
真っ当に子どもを育てようとする親の
葛藤地獄がそれは微細に描かれている。

何が真っ当なのか?
ああ、あの時止めていれば良かった。
ああ、あの時信じてやるべきだ
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

だいたいささやかな頼みっていう
タイトルのセンスがめっちゃ好き。

エミリーの方は確かに
助けて、っていうシンプルな発端だけど
あとは自力でなんとかやってきた女。
方やステファニーはしたたか。
あんな
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ダンボ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

シザーハンズのジョニデの
切ない眼差しは芸術品であったが
まさかCGの瞳でも
こんなにキュンキュン
させられるとは思わなかった。

メディチブラザーズサーカス団、貧乏だし
団員を笑い者にする演目が続く
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

こんな激情しないといけないくらい
アメリカが危機的だと訴えてるんですね。
よぉく分かった。

南北戦争の南軍の英雄、リー将軍の銅像を
撤去するしないの揉め事で
女性が1人亡くなっている。
リー将軍を末
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

かっこいい人がかっこいいことするので
興奮しすぎて気絶→回復
の繰り返しですもう。

特にドラゴン×マッハの所長役から
ギャップの大きい子煩悩な姿、
そこから詠春拳に戻るまでの流れが
マックス・チャン
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この作品が監督の思い入れたっぷりの
自伝的な映画だと知って、
モノクロでありながら
輝いているあれやこれやが美しかった訳だと
めちゃくちゃ頷けます。
特にあの狭い車庫は
自分自身の思い出とも重なり
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

それが実際の出来事で変えられない所なら
仕方ないのですが、
レストランで食事がとれないドクが
トニーと下町へ繰り出したくだりは
まるで逃避行。
プライド高く空腹で演奏して
仕事片付けることもできたんじ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

えっと。豪華なケンミンショーやった。
みんながみんな楽しいやつ。

魔夜峰央のまんが全部持ってた。
鬼のような描き込みの暗ぁい絵(最高)が
どんどん余白増えて
シンプルになり過ぎてきたので新刊買わなく
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(2018年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

なにがどうしてこうなった。

始まってものの数秒で、
かわいい子どもたちに罪はないが
お遊戯のようなたどたどしいセリフ。
子どもの撮り方に妥協されないあの監督が
既に頭をよぎり比較しましたですよ。
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.2

ブロークバックマウンテンが非常に好きな
わたくしですが、
それは秘め事という紗がかかって
美しさと切なさが増し増しになった
芸術作品でした。

本作は、歴史絵巻のようなエンディングでも
ハッとさせられ
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アクアマンにこんなんやらせたい

が詰め込みすぎてあって大渋滞。
既視感が繰り返しやってきて
和牛川西くんばりに何回も
もぉええわぁ
もぉええわぁ
思いました。

丁寧な描写も結構あったのに
諸々雑で
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.2

シャマラン氏!大変です!
新作がフィルマークスで
☆3.8叩き出してますよ!

続投のキャスト勢に加え、
ご新規にサラ・ポールソン。
ギャフンと言わせたくなるあの役を演じるのに
ギリギリ嫌いにになれな
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迫り来る嵐(2017年製作の映画)

4.0

うわあ。難しい。
香港返還から10年間の中国の
社会情勢に無知で分からないことだらけ。

一応、連続殺人事件がモチーフですが
描きたいのはそこじゃなくて
ゾディアックみたいに面白くもなくて
あの時代の
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.9

冴えない女子の
成り上がりラブコメディ、大好物。
とりあえず観ます。
ただ時代とともにディテールは
ブラッシュアップされることが期待されます。
という私の肥大した期待値を超えたとは
言い難かった本作。
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

女として、というか
人として完璧なパリー、
賢さに慈悲に美しさ全部持ってる。
逆にないものってありますか?

片やガヤトリに見る現実。
久しぶりに夫が連絡してきたと思ったら
元気にしてるか尋ねることも
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

昔はシナトラみたいに
歌が上手かったんだという
アリーのお父さん。
若い頃は州で1番のギタリストだった
ジャックのお兄さん。

ゴマンといるであろう、元特別な人々を
踏み越えて上がったステージで
スポ
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キックス(2016年製作の映画)

3.8

現実逃避の仕方がかわいいブランドン。
それは宇宙に想いを馳せることと
カッコイイスニーカーを手に入れること。

色ががふたつあったのだけど、
私にはうまく混ざらなくて
宇宙のブランドンの方に
気持ちが
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.8

オープニングのビリーの背中。
ボクシングの試合に向かう男の背中。

ドライヴと
ボヘミアンラプソディ、
リトルダンサー、
私が思いつく限りこの3作品ですけど
背中のアップがカッコいい映画にハズレなし!
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

はじめの方で、
柄本佑さんが立ちすくんで
120数えるワンショット?
のところがすごい良かったんですけど
そこがピークでした。
あそこはでも痺れました。柄本佑の
無表情なお芝居やばい!
カメラワークも
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

一度観てから、
クイーンのことを知らなすぎて
いろいろ分からなかったので
youtubeでおさらいをして
もう一度劇場へ。

そして分かったことはまずラミ・マレックの
お芝居のすごさですね。

歌はフ
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狂獣 欲望の海域(2017年製作の映画)

4.0

来た!
初めて見るのに
キャラが全部出来上がってて
皆さんご存知の感出してくるオープニング!

正義のためなら公私の見境つかなくなる
この男、熱血刑事サイガウです。

清楚な黒髪ショートの
清楚なボウ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あの忌まわしい出来事

とやらを発端にした丁寧な種まき。
思わせぶりなエピソードの散りばめ方。
これは後半で怒涛の回収が。
って期待させるだけさせといて…

ジャユンが逸材ということは
分かったけれど
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

受験、就職、転職、結婚、離婚、子育て、
入院、介護、終活。
人生のあらゆるタイミングで
私たちはPCに向かってサーチする。

それが娘の命がかかった一大事で
本気を出した父親の手にかかれば
目の前にい
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