emeronさんの映画レビュー・感想・評価

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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

この魔法使いは人々の夢を集めるだけ集めてコレクションしてるだけ
たまにちょっとだけ小出しに夢は叶えるとしても集めてる目的はよくわからない
何かしら悪いことしてるのかと思いきや人の夢を吸収すると謎のパワ
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わたしはわたし ~OL葉子の深夜残業~(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

女性の二面性を描いてきた城定監督がそのものズバリの二重人格をテーマに扱う
ジギルとハイドを引用しながら、なぜかお互いを理解しようとする交流が描かれるほっこりする展開
後半になるほどどっちの葉子のセリフ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

同じ顔の男が次々と出てきますがバーに行ったら大量発生していてさすがに笑いました

どいつもこいつも出会う男は別れた夫のことを聞いてくる、「またかよ」という気持ちの具現化が同じ顔なんだと思う
夫もおそら
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パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

特に色と鏡の使い方に注目の映画でした

毎回、一回きりの今いる現実世界とは少しだけ違う世界に行き来できるとしたら…
今の世界にはない人やアイデアなどいいところだけは頂いて、それ意外はある意味使い捨てに
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

実験体たちの管理を任されている博士が一番、世俗的でゲスい
だがそのおかげで子供ができたわけだが

どうゆう状況か全くわからないところから徐々にわかっていく展開
意外とSF設定はしっかりしている

乗員
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ラブアンドロイド 執事のアダムとぼっちな私(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

女優さん、演技がうまいわけではないがむしろ下手さ加減がコメディエンヌとしてちょうどいい
知り合う男性がなぜか先に名前を知っていたりとわりと脚本が細かい
アンドロイドの頭をテーブルに置くのはエイリアンの
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覗かれる人妻 シュレーディンガーの女(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

見られることに価値があるという概念はAVはもとより映画にとっての女優も同じこと
というような深読みはいいとして、あやみ旬果がほとんど喋らず後半はほぼ全裸というのがよかった

悦楽交差点(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オナニーする手もとまる衝撃
男にしてみたら絶望から突然の女神サマ降臨の展開なのだが人妻からの実情を見せられてからの濡れ場は正直どうゆう気持ちで見ていいのかわからない

ビリーバーズから続けて見たのだが
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ほかの神は許さない一神教の西洋と、ロボットにも寛容な世界にすることで東洋の多神教を暗に示しているように思える
後頭部メカ人間は回転部に砂が詰まりそうなデザインだなぁと思いながら見てた

アキラを全巻一
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スプライスやロボコップなど企業のプレゼン発表会はそれだけで失敗フラグなのでドキドキしますが予想を裏切り見事成功

最後はご家庭のターミネーターでしたね

エクス・マキナにもあったけど狂ってるらしいキャ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

イルミネーション制作のせいかマリオといえど作品の端々に狂気が見え隠れします

クッパは背中は重装備だが正面からは裸に見えて、ピーチを連呼するピアノ弾き語りも含めて変態度が増しています

キノピオは気持
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

恐竜と戦わせるためにジュラシックパークなどでは現代に蘇らせるために遺伝子工学を駆使して再現していたのだが
それ以外の方法として地下世界とか未開の孤島とかに生きていたとかでもなく、あるいはタイムスリップ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

沼地、じゃなくて湿地の女に言い寄る二人の男、両者ともいい勝負のクズだった
後半になってようやく許せないクズと、ましなクズだったと判明していく

決定的物的証拠は特になく判決を左右するのは心象、というこ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ところどころに赤い髪の女の後ろ姿、家に帰ったときもベッドから起き上がったときも女の姿が映り込んでいるように見える
一回目に見た段階ではぎりぎり気づかないレベルに配置されていて、気づくとゾッとする

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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公は映画内で2回の殺人を行いますが何故かどちらともその後食事をするシーンがあります
殺人のあとは腹が減ると都市伝説のように言われたりしますが
ストレスによるやけ食いなのか主人公の冷静さの現れなのか
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ロミオとジュリエットとかそれを元にしたウエスト・サイド物語に見られる対立する家、民族同士の恋愛の話
異なる文化圏の恋人の親と面会するのは招かれざる客か
欠けた顔を治すために燃料を投入するのはアンパンマ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

世界的な災害と家族の犠牲を直に繋いだセカイ系の概念を濃縮したような設定
いい人も悪い人もランダムに選ばれたように見えるし
無理筋な殺人の強要と世界災害の関係がひょっとしたら正しいのかもしれないと思わせ
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

我が子の無実を信じて真相を突き止めようと探偵活動をする流れは「母なる証明」のよう
真相が明らかになって母親のとる行動は全てを忘れて踊り狂う、だった
この作品は娘が犯人で父親が逮捕で終わりかと思ったら、
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

鏡に映るキアヌを実生活でのキャリー・アン・モスの夫であり3人の子供の父であるスティーブンロイが演じているそうです
つまり映画も超えた現実世界も虚像だというメッセージにもとれるし、
あるいは逆から見れば
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初はコメディ、途中は疑心暗鬼のスパイ活動、ちょっとカンフー、最後はマッドマックスでした

「外交官は子供を一人北朝鮮に残す」という言葉が重く響く

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

監督はホラーに慣れすぎて絶対襲われるというタイミングで襲わないというギャグも入れてきます

情報の小出し感がちょうどよくて
見てる間はこの映画は幽霊もの?モンスターもの?監禁もの?イマジナリーフレンド
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公チビハゲおっさんがネズミに対しての扱いがひどいのは
最後にどんな悲劇的結末をむかえても観客の心が傷まない為の配慮だと思いました

おっさんの普段からの生活が品行方正で観客の感情移入しるぎると
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ダークレイン(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やな感じのホラー、かと思ったら感染による症状が明らかになった瞬間「この監督、やってんな」と思いました
真面目なフリをして笑かしにきているでしょこれ

ただ犯人のネタバラシをしてからはちょっと間延びした
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パラドクス(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

入り口と出口が繋がるループ空間に閉じ込められるのは面白いが
それをなんとしかも35年にわたり生活を強いられるとは思ってなかった

荒木飛呂彦がジョジョのスタンド攻撃に使いそうな設定
理不尽に意味もわか
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

エマ・ストーンはストーリーを回す役でそれほど前に出ない
主役のビオラデイビスは終始、仏頂面
白人でいながら独自の立ち位置のジェシカ・チャステイン
オクタビア・スペンサーは顔と体型のたたずまいだけでもう
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

別の時代の別の主人公の話と思いきや・・・という「ヴィレッジ」と「ウエストワールド」をたしたような展開

同じ顔という以外にも前半からもっと何故か繋がる不思議な要素を散りばめていったら面白くなりそう
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ほとんど婚活などしたくないような人たちの集まる強制婚活施設(オナニー厳禁)からの
カップルのフリをして活動をしながら絶対恋愛をしてはいけない独り身の集団(オナニー解禁)
極端な世界を巡る二部構成
ちょ
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

隔絶された閉鎖的空間に数少ない登場人物たちを閉じ込めて
そこに神話や歴史的伝承を散りばめてお互いを破滅させていく
この監督はその手法を究極的に煮詰めたのがライトハウスだと思う

魔女の脅威が実際にあっ
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犬王(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

父親の欲望のために呪いを受けた息子が試練を乗り越えることでだんだん体の機能を取り戻していく展開は百鬼丸だろう

権力に迎合することで歴史から消えてしまった悲劇と最後まで反抗したことで処刑されてしまう悲
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

熱いソニーにロブストラッサーの冷めた目線がバランスをもたらせている

比較的バスケに詳しそうな一般人でも活躍するとは思っていなかった
後になって「やっぱり活躍すると思ってた」という
そんなもんよね

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見られることを嫌い襲ってくる側と、どうにかして撮影しようとする側の壮絶なバトル

黒みが入って場面転換かと思いきや、そのままその後の気になる展開を見せてくれる描写が何回かある
観客と見世物の関係性の映
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

神話的な要素が散りばめられているように感じた

サイレンの語源でもある人魚、歌声で船員を誘惑するというセイレーンの話
生きながら内蔵を食われ続ける罰を受けるプロメテウスなど、そのほかにも色々ありそう
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

会う前からこの夫婦のすれ違う関係を象徴する場面がある
夫は新妻の写真を見ているようで実際に見ているのはガラスに映る自分だった
エイダにとっての声であるピアノの重要性を見落とすことになる
押し引きのタイ
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ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「ゾディアック」のように謎の連続殺人を追う記者の話、結構共通点も多い
二人の記者のバディものであり、取材先で身の危険を感じ逃げ帰る、警察に資料を見せてもらう、家庭を顧みず事件にドはまりしていく,など下
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

よくわからない島での二人のおっさんのよくわからない揉め事が中心の物語
仲の良かった頃の描写は劇中にはなく観客に推測させるのみで、いきなり一方的に友人関係を拒否されてしまうところからが映画の冒頭
コリン
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

心の声がダダ漏れのサトラレ童貞ばかりがいる世界にかわいい女の子が一人放り込まれるコントのような状況
思っていることが映像にまで出てくるのは言葉より伝わりやすくて便利だが、自分の想像した展開まで相手にバ
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