えみさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

えみ

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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

章に分かれて進む構成。にも関わらず物切れにはなっていないので、感情が途切れることなく観られた。
小道具の使い方が最高。それは傘だったりマカロンタワーだったり。瓶のジャムなんて手を突っ込んで舐めるなんて
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いつか家族に(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

芝居上手すぎてダメ親父にどうしようもなくむかつく。1番しっかりしてて良い子な長男が自分の子供じゃないとわかってからしっかり差別する姿が本当にイライラする。
そこからの病気の長男のために、命懸けで血を売
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

職を失ったボクサーが、自分を捨てた母親と自閉症の弟と出会う。
事故で義足になったことでピアノを辞めてしまった令嬢と出会う兄。天才的なピアノの才能があるものの、自閉症であるが故、趣味の域から出られない弟
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

一言で言うなら、凶悪犯を逮捕しようと奮闘する話。この内容をちゃんとポップなコメディにしているところがさすがだと思った。
登場人物にしっかりと人間身を持たせ、犯人には冷徹さをだけを持たせる。それによって
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

家族の形とは一体なんなのか。
主人公の家族は国籍も血の繋がりもバラバラ。ヤンにいたってはロボットである。
家族合同でのダンス対決での敗北後に故障する。そんな彼を修理しようとするところから始まる。彼のメ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

都会の生きづらさを描いている。救われないな、辛いなという印象。

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

好きな映画が合わない人とは、考えがあまり合わないのかもしれない。主人公は映画を愛する映画プロデューサー。主人公は売れない映画監督に恋をする。「映画がなくても、他の中かに価値を見い出すから生きていける」>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まず、主人公の腕が太いのが面白い。張り手が強いのも頷ける。腕の傷が見えないのもわかる。その後に薬を塗って心通わすのは少し染みる。クスッとさせた後にシーンの雰囲気を変えるのが上手い。コメディ、シリアス、>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

リアクションを取らない、テンポを大切にした芝居に慣れが必要に感じたが、そのテンポのおかげで、ひょうたんの悲しい人間さが引き立っていたように思う。かつての教え子に皮肉なまでの低姿勢。我を忘れるほど飲んで>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

心優しい主人公。きっと優しいのだろう。でも周りの人間を苦しめているにも関わらず逃げてしまう。中途半端な責任感と中途半端な覚悟。中途半端に向き合って中途半端な結果になる。父親の「運動会」のビデオのグラビ>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

漫画では成立する独白や語り。それを台詞だけでどう成立させるか。遺骨と旅をする。言葉を発しないものに語り続けるのも嘘臭い。これらを実写に落とし込むのは難しい。説明台詞、ラスト間際のお弁当を食べた時のツッ>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の校舎全体のショット。チャイムと共に子どもたちが一斉に飛び出す。その中で1人の男の子を見たかと聞いてまわるあみ子。
妊娠している母親はまるで先生のよう。一線を引いて叱っている感じがした。あみ子は自
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

美しい映画。
山で遭難してしまった男性の最初と最後の恋した女性。その女性目線で語られる物語。
最後の恋人は男性の時を戻し、初恋の女性は時を進めていく。
最愛の人の死を受け入れられない恋人、恋に気付いて
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

明け方、雨は止む。この映画を作ってくれてありがとう、と言いたくなる作品。血が繋がっていてもいなくても家族は作れる。偽物の家族が本当になったからこそ、父親として何でもできてしまったのかもしれない。暗いこ>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

オタクたちの青春の日々。病魔に侵されても前向きに生きる男と、あの頃と変わらずに明るい友達。楽しい毎日。楽しいだけの毎日。それは幸せと言えるのか。変わらない、でも変わっていく男たちの話。

前科者(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

犯罪を犯した者と保護司の話。場面がぷつぷつ切れている感はあるものの、心理描写は繋がっている。ドラマ版の第一話と上手くリンクしているが、大きな違いは保護司が孤独ではないこと。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

家族がほしい男が、ヤクザという疑似家族に溺れてしまうという話。ヤクザでいたことが原因で本当の家族を失ってしまう。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ある男の誕生日の1日を数年に渡り綴っている話。現代で挟んで逆走していく。ちゃんと1年を想像できる余白を作られている構成は素晴らしい。

星の子(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

子どもと親は違うものを見ている。親の世界で子どもは生きている。子どもは自分の世界の入り口を見つけたとき、自分の意志を持つのかもしれない。先生の話し方、声の出し方の「嫌な奴」感の表現が素晴らしかった。