えみさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

えみ

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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.7

とにかく映像も音楽もかっこいい。小さなコンプレックスから、力を間違った方向に使ってしまう。力が強大になればなるほど、今まであったものがちっぽけに思えてしまう。結局、全てをなくしてしまって、最後に大切な>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.1

クレヨンしんちゃんの持っている世界を全く崩さずに、ここまで感動的に作られていることが凄い。しんのすけとひまわりが靴と足の臭いをかいで笑い転げるシーンに全ての愛が込められていると思う。説教くさいシーンも>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.4

真面目にやっても報われない姿がリアルで、始まりは観ていて少し辛い。仲が良いからケンカをするのか。仲が悪いからケンカをするのか。兄弟は近くにいる分、相手の急所を知っていて、攻撃も残酷だったりする。
不器
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

当たり前にあると思っていること。それは、自分が優位に感じているからかもしれない。誰かが思う多数派の正解。それが自分の気持ちと乖離していようとも、正解を選んでしまう。そんな主人公が、疑似家族を通して少し>>続きを読む

くちづけ(2013年製作の映画)

4.3

ドタバタで始まる冒頭から、マコの登場の美しいシーンは舞台を彷彿させる。
きれいごとじゃない、現実を描かれている。登場人物たちのどうしようもないほどの愛が溢れているため、後半部分はどうしようもないほどの
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

母親がいたために容疑から免れた息子。母親がいないために無実の容疑をかけられた男。
殺人を犯した後に踊り狂う冒頭と全てを忘れて踊り狂うラストは、母親として息子を守り続ける証明を表していると思う。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

実際にあった事件を元に描かれた作品。連続強姦殺人事件を追う刑事たちの話。勘を頼りにそれが揺るがないと信じている学歴のない刑事。子供達にポンコツと呼ばれている。犯人と信じた人間には拷問も厭わない。やって>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やりたいことがない、おっちょこちょいの大学生の主人公がお茶を習って、時とともに成長していく話。
お茶のシーンを軸に10年の主人公の人生を追っていく。四季や自然を感じ、頭で考えずとも体が覚えている、今わ
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我が家のおバカで愛しいアニキ(2011年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく優しくて、誰もが心を開いて色んなことを話してしまうが、バカな兄貴故に悪気なく話してしまう。冒頭の悩む警官に麻薬をあげて捕まってしまうシーンで、バカで優しい姿を表現。しかし、周りの人間が自己中す>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うだつの上がらない優しそうな主人公が、どんどん横柄になっていく。人として扱われない主人公が心を失っていく。金を優先する主人公と心と体を優先する家族たち。家族の想う方向が合わないまま終わっていく。

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やる気がある社員とやる気のない社員との対比。やる気がない社員たちが無理矢理やらされながら、熱い気持ちを持ち始める様子が、ブロック毎になっているので長く感じた。心動かされる場面が少し薄い気がした。ラスト>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

高校生の娘と大人たちの回想の高校生シーンは美しい青春。いくつもの選択肢があって、輝いている。大人たちは、現実の中で生きてキラキラをなくしてしまっている。何が幸せかはわからない。三人の人物の本にサインを>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の洗濯物だけその家の財政がわかる。嘘をついて働く場面では面白さ、ポップさを出している。大雨でキャンプから帰ってくるのも地下の家族を出してからで、一捻りがある。雨が上から下へ流れる、金持ちの家から自>>続きを読む

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

障害のある主人公を過保護にしてしまう母親、利用する友達、普通に接する人。主人公は狭い世界の限られた人と接するだけの毎日。自由に生きるということ、広い世界を見たら、物の見方も広くなるし、考え方も広くなる>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

真っ暗な画面で的を得ないやり取りを描くことで、主人公に難があると思わせる。しかし、主人公と会う知り合いたちが、困ったら連絡をくれと心配する姿から普段の主人公の姿が伺える。見返りを求めずに親切にする様子>>続きを読む

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

2.0

ツッコミどころは結構ある。子供と大人の間の中学生の純粋で危うい部分が描かれている。力でねじ伏せる大人、子供に寄り添う大人、力を合わせて立ち向かう子供。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.2

重いテーマで、悲観的に重く作ろうと思えば作れる題材を、テンポよく軽快に作られているため非常に観やすい。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.0

その地域圏に住んでいる人には、笑ってしまうネタが満載。いい意味でくだらない。ただの地域ディスり映画に見せかけて、支え合っているという作品。