emilyさんの映画レビュー・感想・評価

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許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.0


とある地方土地の中学生。グループのリーダー格のキラは同級生のitsukiをいじめの末に殺害してしまう。犯行を一度は自供したが、無罪を信じる母親に説得され否認してしまい...

ドラマは加害者側の視
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メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

3.6

20年前、36歳だったグレイシーは13歳の少年ジョーと恋に落ち、未成年と関係を持ったことで服役。獄中で彼との子供を産み、出所後ふたりは結婚。そこから20年後、2人を題材とした映画を制作するとになり、グ>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.2

スペインの田舎町に住むサラ。クラスメイトからは「cerdita」(子豚)と呼ばれ、執拗ないじめにあっていた。ある時、地元のプールに出かけたサラは、怪しげな男と3人のクラスメートと遭遇し、そこでも激しい>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.4


「90秒憑依チャレンジ」という、”手”の置物を握って「トークトゥーミー」と唱えると霊が憑依するというものが流行っている。母の死を乗り越えられないミアはチャレンジに参加し、その快感にのめりこんでいく。
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HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

3.9

環境破壊に人生を狂わされた若者たちが石油パイプラインの破壊を計画。そこに至るまでをそれぞれのアウトラインも描きながら、スタイリッシュな切り替えでテンポよく見せていく。

本作は計画から実行までスマー
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.8

休暇でイタリアを訪れたデンマーク人の夫婦と娘。そこでオランダの夫妻と息子に出会い意気投合。数週間後、オランダの夫妻から招待状を受け取り、彼らの住むオランダの家で週末を過ごすことに。会話するたび起こる不>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.6

バカンスを過ごすために湖のほとりにある別荘にやってきた親子。そこに一人の青年がやってくる。卵をほしいと言いつつ徐々にテリトリーを犯していく。青年は二人になり、やがて最悪の状況に。

しょっぱなからイラ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

雪に囲まれた山荘で暮らす親子。ある日、11歳の息子が血を流して倒れている父を発見。転落死に見えたが、前日に夫婦喧嘩していたことやさまざまな不審点から、妻に夫殺しの目が向けられる。犯人は誰なのか?何があ>>続きを読む

遠いところ(2022年製作の映画)

3.6

沖縄、コザ。2歳の息子と夫と暮らすギャバクラに勤める17歳のアオイ。親友の海音とは何でも話す中で、彼女と一緒の時は17歳らしい笑顔を見せる。

ある時、夫が仕事を辞めてしまい、自身もお店へのガサ入れで
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.7

キャンプ場へ向かっていた8人の若者たち。途中でタイヤがパンクしたどり着いた村、龍切村で一夜過ごすことに。迎え入れてくれた老人の家では食事や布団もすでに用意されており、奇妙なものを目撃し朝を迎える。>>続きを読む

イビルアイ(2022年製作の映画)

3.0

妹の奇妙な病気を治すため、姉妹は田舎に住む祖母の家で過ごすことになるが、祖母は一体何者なのか?妹の容態は悪化し、家政婦が突然死。不可解なことが起こり始め。

両親に大切にされている妹。そんな妹のため田
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.9

裕福なマリアンの結婚パーティー。数々の著名人が集まる煌びやかなパーティーの外では激しい抗議運動が繰り広げられており、その襲撃を受けてしまう。たちまち街はカオスと化し、軍部によりコントロールされていき。>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.9

瀬野まいこさんの同名小説を映画化。義理の母・梨花、父親たちに育てられた優子、と家族の物語。
前半と後半ではガラッとテイストも切り口も変わり、前編を通して優しさと愛で溢れており涙なしにはみられない作品。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.3

両親を亡くしたケイディはおもちゃ会社の研究者のジェマに引き取られる。彼女が開発したAI・ミーガンはケイディを守るために時に行き過ぎた行動に出てしまい。

自我を持ったミーガンはどこまでも透明感があって
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市子(2023年製作の映画)

3.9

3年間一緒に住んでた恋人・市子がプロポーズを受けた翌日失踪する。しばらくして警察から市子の捜索をしていることを知らされ、恋人の長谷川も市子の友人などから話を聞き、徐々に彼女の本当の姿が浮き彫りになって>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

自閉症のいもうと真理子と港町に暮らす足の悪い兄。仕事を失った兄は、妹がある時エッチしてお金もらったのをみて、売春の斡旋を思いつく。苦労の連続だが徐々に軌道にのってくると、妹が少しずつ変わり始める。>>続きを読む

死霊のはらわた(2013年製作の映画)

3.4

薬物依存症のミアのリハビリのため、兄や友人たちと山奥の小屋を訪れるが、そこで禁断の書「死者の書」を見つけ、死霊を蘇らせてしまい。。

展開も早く、見どころとなるグロいシーンも満載。ストーリーに意外性も
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さがす(2022年製作の映画)

4.2

懸賞金300万の指名手配犯を見たと話した翌日に父親がいなくなった娘。父を探し彼の職場に行くと、そこにいたのはなんと指名手配犯で。

娘、父、指名手配犯と視点が変わりながら、徐々に事件の全貌が見えてくる
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ソドムの市(1975年製作の映画)

3.9

ヒトラー占領の北イタリアで4人のファシストたちが権力逆手に美男美女狩りをし、あらゆる変態行為を繰り広げる物語り。

4部にわかれており、レイプにスカトロ、ゲイ、拷問など、女性の語りにあわせてあらゆる実
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En las afueras de la ciudad(原題)(2012年製作の映画)

3.4

チリの町はずれ。虐待されている姉妹、それによりできた奇形児の子ども。父はドラッグの備蓄を任されているが、ある時、警察が家に来たことによる3人は父親から逃げることを決心する。

グロい描写は少なめで、ド
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Kfc(2016年製作の映画)

2.8

ベトナム発のカニバルリベンジホラー。復讐の連鎖と人肉、ゴア描写。

英語の字幕で見たが、物語りはあってないようなもの、理由は求めてはならない。

舌の描写が非常に気持ち悪く、見終わった後も頭の中から消
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.4

ここは砂漠の中のユートピア。きらびやかでゴージャスな世界。全てが完璧で誰もが求める夢の世界。

そこは理想の世界だった、疑いを持つまでは。何かがおかしいが徐々にユートピアに亀裂を生み、主人公の精神が壊
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Atroz(原題)(2015年製作の映画)

3.4

メキシコの街並み。犯罪の98%が未解決だという現状が映され、交通事故の現場へ。

そこで見つかったビデオには残虐な映像が収められており..

ファウンドフッテージ手法、手ブレやノイズなどがうまく作用し
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

シングルマザーもその息子、平穏な日々が子供達の喧嘩により壊れ始める。それぞれの視点で語られていき、主張はそれぞれ異なる。

みな自分の都合の良いように理解し、誰しもが見えていない部分がある。そんな中、
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

事故物件に住みます芸人が次々と事故物件に住みつつ、心霊現象をなんとか映像に収めようとしていく、実体験に基づく作品。

徐々に霊現象が加速していき、主人公の知名度も上がり始める。普通のなんでもないアパー
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母性(2022年製作の映画)

3.6

湊かなえの同名小説を映画化。
女子高生が命をたち、そこから母と娘の回想を積み重ねていく物語り。

母親に愛されたい母、彼女の世界の中心は自身の母親で、愛されることを求めて生きてきた。

一方の娘は正義
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.3

青春キラキラ物語。音に乗せて独自のリズムを刻むセリフ。光と影を多用し顔のパーツやイメージ像をつなぎ、揺らぐ心情をさまざまな方法で紡ぐ。

少女漫画の世界観を大切にしながらも、色と音楽、パーツの切り取り
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

夫婦の絶妙な関係が繊細に描かれている。夫婦としては不満だらけだが、人としては憎めない。そんな心情が皮肉の裏にしっかり見え隠れしており、引き込まれる。

特にラストが良かった。一筋の希望を残し未来がしっ
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ドント・リサーチ 恐るべき素顔(2017年製作の映画)

3.0

テーマもありきたり。切替おおく、部分的に描写が欲しいところが多々ある。妻そしてもう一人の女性が追い込まれる姿がもう少しあると緊迫感が生まれるように思います。簡単レビュー

ザ・カニバル・クラブ(2018年製作の映画)

3.0

会員制の秘密クラブまでは富裕層が自身の快楽のため貧困層を利用している。カニバリズムと繰り返される性の快楽。ホラーでありながらシニカルなコミック要素が散りばめられており、見応えのある皮肉感満載の描写はそ>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

3.9

両親から離れての生活。性への目覚めと潜在能力の目覚め。熱心なキリスト教徒のテルマは、同性愛に溺れ、心を解放して行くが、そこには自分との葛藤があり、心の隙間を作り出す。

潜在能力が徐々に浮き彫りになり
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29歳問題(2017年製作の映画)

3.4

30歳を目前にした29歳の女性。周りは結婚し始め、焦りを感じる年齢。お肌の疲れも寝ただけでは取れず、小じわなどが気になり始める年頃。コミカルな展開から一変して、真逆の女性に出会うことで、人生の価値とは>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.8

隠し撮りみたいなカメラワークは、まるでドキュメンタリーを見てるよう。それに寄り添う女の子2人の演技が素晴らしい。言葉が上手く話せない志乃ちゃんが、音楽好きな友人と出会い、自分を見出していく物語。それは>>続きを読む

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

4.3

母と娘の関係、真似る・真似されるをコンセプトに女と女と対立をサスペンスフルに描いている。

自分になるため、自分を真似て作り上げられた人を真似するという複雑。ただそれにより、自分という固体を客観的に眺
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.1

ホン・サンス節炸裂。長回しと不必要なズームアップ、映画監督との恋。とりとめ新鮮味のないどこにでもある話を抜群の配置とユーモアで描くホン・サンスならではの世界観。

ドキュメンタリーを思わせる自然体の会
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

原始的な手段のカンニングがここまでスリリングに?スパイ映画の手法を取り込み、一つ一つの動きに緊迫感を持たせ、一瞬も目が離せないほどサスペンスフルでとにかく終始ワクワクドキドキが止まらない。

常にバレ
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