えみぬさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

とても甘酸っぱい
テンポが良すぎてコンパクトに収まってるけれど見終わったあとに余韻に浸れる作品

杜崎は優しくて、高校生にしては精神が大人で、友達のために本気で怒れるいいやつ。武藤に振り回されるのが楽
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

ちょうど最近セブンを見たので箱の中は絶対彼女の頭か臓器かが入ってるんだと思いながら見てた

冒頭の公衆電話や格ゲーみたいに敵を倒しながらマリオみたいに右へ右へ進むシーンのカメラワークがおもしろい。タコ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゆったり静かに流れる2日間の物語を追いながら、自分の高校生活を思い出した
学校生活や行事、校舎、一緒に過ごした人々が自分は大好きだったんだと気づいたのは卒業してから数年後だった。あの生活は一生に一度で
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

思ったより夏感しないなと思ったらやはり撮影は3〜5月で加工で色味等を変えているとのこと

ハダシ役の伊藤万理華さんが画面をひっぱっていて楽しかった。
凛太郎がぐるぐる巻きにされて椅子に座って本を読むメ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

座り心地のいいシートに座ってスクリーンを見ているだけなのに次元旅行にいける

本当に没頭できる

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

美しいアニメーションの仮想世界や個性的なアバターがたくさん出てきて視覚的にはうっとり、わくわくするのに繰り広げられる光景は人間の勝手でいやな部分が多くてストレス社会を感じる。 
特にジャスティン、仮想
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銀河鉄道999(1979年製作の映画)

4.0

ダラダラと続く永遠の命よりも、いずれやってくる寿命からくる死、もしかしたら事故や病気でそれよりも早まるかもしれない死が待つの中で自分なりの人生を歩むことに意味があると感じさせられた

作り込まれた世界
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

ガミさん意外と字がきれいだった

役所広司のつくりだす表情すべてが最高
ラストの石橋蓮司も強烈で最高

キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

自分が作り出す殺人を両角が実現することに山城が「良くない・止めなくてはいけないと」思いながらも快感を覚えて続きを書き続ける的な展開だとハマれそうだった

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あなたがニーナの死で悲しんだように、あなたの家族もあなたの死、その真相を知ったらとても悲しむのではないか、あなたならあの枕で押さえつけられた時、彼の股間を蹴って逃げ切ることができたのではないかと思う>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.5

道を1つ切り開いた若者

鬼教師は楽器投げるし主人公は極めているけど音楽を楽しんでいる描写はないし、みんなで演奏する素晴らしさには焦点を当てていないので、音楽映画のようであって個人競技のスポ根のような
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

テネットを先に観てむずいな、ノーランはついていけないかもと思っていたけどこちらは比較的構造はわかりやすかった。あとは細かい夢の設定、序盤のセリフを聞き逃さない、それぞれの人物の役割を理解できればもっと>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

あーーここで終わってしまうのか、もしかして、なんて先読みは甘かった
ヒロインの抱える要素が多すぎて、バランスが取れなくなった先の崩壊、崩壊は始まったら止められない

フラストレーションたまりっぱなしだ
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒトコワではなくてちゃんと怖かったし脅かされた

詳しい制作背景は知らないけれど、コロナ禍で撮れる映画として、題材も内容の軽さも良かったと思う

電気つけろよとかそんな状況までZoom画面開きつづけて
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タンポポ(1985年製作の映画)

3.5

伊丹十三作品初鑑賞

宮本信子さん眩しい、役所広司さんスタイリッシュでかっこいい、かっこいいけどかっこ良すぎて本筋に入ると違和感になりそうなのであのポジションで良かったかもしれない
デッド寿司で見た卵
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(1963年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ好みの映画だった
自然災害とか野生動物とかは理解する、説得する、倒すなどの選択肢すらなくただただそこから逃げるしかないという人間の無力さや自然界の立場?関係性?のようなものがひっくり返ると
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.5

人と人ってもっとぶつかり合って確かめ合って関係性を深めていく努力が必要だと思うし、それだけ頑張った人はきらきら輝くと思っているので、言わなくても分かる、通じ合ってるみたいな関係性はちょっと合わなかった>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

90分で展開も速く、開始数分から緊張感があったし脚本も良かった。親に裏切られるって本当に本当に怖い。

ラストのような行為をする子に思えなくてちょっとオチを置きに行った感じだったのが気になった。

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

数分に1回はおもしろシーンがある楽しくて大好きな映画
O役所広司が左右に分裂して2つの顔を見せるOPから不気味で怖くてわくわくする

特に好きなのは初めてドッペルゲンガーを見た時の「きゃっ」と顔を下げ
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

答えが出ない社会問題を自分の眼で凝視し、どう感じたかと問われているような物語だった。
間違いなく兄がこの最悪な行動を起こした「きっかけ」はあった。ではそれがなければ別の方法で生活出来ていたか?と考える
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

ゲイリーが捕まった後ハグするシーン、ガラスに反射してる演出がとても好きだった。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

カウンセリングでの「自分に自身が持てる」と彼女が感じていることになるほどと思った。飲み込んで、危険を犯して、トイレで体を無事通り越したものを取り上げるまでが彼女に肯定感を与えていたのかもしれない。>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ワンシチュエーション、主人公ほぼ動けなくても飽きずダレずに楽しめた。
窓から見える部屋の中の情報は限られていて且つ小さいので物語に付いていくには集中して目を凝らしながら見る必要があり、引き込むのがうま
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きみはいい子(2014年製作の映画)

5.0

中盤まで冷ややかだった映像があるシーンから温度感を伝えるような温かみのあるものに変わっていったのが良かった。

トライアンドエラーをしながら生徒たちをちゃんと見てコミュニケーションをとる担任、演じた高
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.5

深キョンがロリータのやつ、ということしか知らなかったのでやっと見た

クールで自分のブレない軸をしっかりもってる桃子は仲間とつるんでオラオラしてるイチゴにとって魅力的で刺さったんだろうな。序盤のイチゴ
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愚行録(2017年製作の映画)

4.0

冒頭のバスのシーンからこの人がどんな話を広げていくのかとても気になり引き込まれた

満島ひかりさんの独白のシーンのお芝居、光と影の入り方が本当に素晴らしかった

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

無音の緊張感からの岩の陰から一斉に飛び出して3人合流して追いかけるシーンが最高にカッコよくて痺れた

ソン・ガンホの赤いパンツを見つけた時の目がとてもいいなと思ってたらラストで越えてきた