文月さんの映画レビュー・感想・評価

文月

文月

映画(143)
ドラマ(1)
アニメ(0)

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

-

ニセ未麻ちゃんだと分かるシーン、未麻ちゃんの格好をした目の前の人間が鏡に映ると別人だと分かる仕掛けが妙にリアルで、何度も何度も部屋で目覚めるシーン、夢が現実か、もはやどちらでもいいみたいな心地になる >>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

-

ダンサーインザダーク以来のラースフォントリアー、あの時は耐性がなくてかなり衝撃的だったのでハラハラしながらみたが、なんと言ってもラストの展開が。ナイス胸糞。友達と観に行けばこれがきっかけで縁を切られる>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

-

シャルロットゲンズブース演じる色惰狂の女の話を物知り童貞おじさんセリグマンが聞いてあげる、vol.1とvol.2、合わせて8章で構成される物語。vol.2にも出てくるがvol.1の方が哲学的・宗教的な>>続きを読む

南極物語(1983年製作の映画)

-

幼少期に父親に見せられたトラウマ映画。大人になってやっと最後まで観れた。高倉健若いなぁ。

ターミネーター2(1991年製作の映画)

-

1も観てないのに2から鑑賞。だが全然楽しめた、名作最高。
美少年エドワードがあんなに母親想いなんて。。眼福でした。

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

芸者の集まり。タイトルは、菊次郎の夏、なのがいい。それは紛れもなく自分の母親であるのに、思い描く自分の母親の姿はどこにも無くて、(母親にも母親なりの苦労があり子供のことを決して忘れてしまった訳ではない>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

-

こんなにリピートした作品もあまりないように思う。歪な関係、飛んだ設定、だけど、最後の最後のシーン、あんなに本物の愛を描くことのできるなんて。名作。

薬指の標本(2004年製作の映画)

4.4

フェティシズム、アート、少女性、不自由であることの快感、

原作未読だが、彼はそこで脱いでしまうのか…と少し納得がいかず。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.6

「足掻け、渇いた欲望とコンプレックス人間。」


幾つになっても、いや、歳を取れば取るほど、問題はややこしく複雑になってゆく。
これがあれば幸せになれる、社会と上手くやっていけると思ったもの、そうして
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.3

若かりし頃のディカプリオを鑑賞したいという理由で。

本当に彼は美しい。大人びていて、なんでもこなしてしまう天才と見せかけて、心は未発達、コロコロと駆け回る。そういう危なっかしい少年のような役が本当に
>>続きを読む

オアシス(2002年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画の感想が違うと悲しくなるから、人と映画見たくない時ある。今日の映画はいい映画だったなぁ〜。なんか、なんでか悔しい。いい作品作りたいなぁ

でもやっぱり、生きていく上でみんな大切にするものって違うか
>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.2

フランス映画っぽい。孤独な人たちの狂気。

実は恋する惑星よりも好きだったりする。好みだと思う。自分がストーリーとか追わないと分からなくなるタイプでは無いので、雰囲気や映像の美しさだけでも十分すぎるく
>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.1

賞味期限切れのパイン缶。今もまだ濃い残り香、淡い片思い。

今めちゃくちゃどハマりしてる王家衛シリーズ。レンタルして1回、たまたま少し離れた街で上映していたので1回。映画館で貰った特典のシールとスタン
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.6

久々に引いた胸糞映画。でもこれがただの胸糞映画ではない。名作だった。

どうしようもないクソ主人公。そのどうしようもなさと言ったら。一々難癖付けて嫌事を言い、見ている人を置いてけぼりにしてしまうくらい
>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

-

コーヒー&シガレッツ、もしこの世になかったら、彼らのように繊細な人間は、いつか壊れてしまうのだろう。
常に身体に纏わりつく孤独と緊張。コーヒーと煙草の煙の間に生まれるのは、それを緩和する優しさ。何の変
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

-

○アヴちゃん・森山未來があまりにも多彩でハマり役すぎる(実写化しても多分2人が一番似合う気がする)
○絵柄や心象描写、水や目には見えないものの表現、センスが良すぎる。
これだけでも十分見に行けるのでオ
>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「生活と執着」

阿部サダヲの怪演っぷり、ただのバイオレンスだけで終わらせないミステリー要素たっぷりの脚本と細かい演出に、最後まで目が離せない映画、かなり社会派。

絶望とは死に至る病である。また絶望
>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

-

「繋がり」


チタン見に行きました〜と言うと、「あれ面白かった?てか意味分かった?」と聞かれる。正直そういう映画では無い。映画に対する共感や論理的な正解を求めることは向いてない。とにかく痛い、という
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

『原作村上春樹』と言うだけで観る人がかなり絞られ、限られた観客の中でまた更に選別されるような空気が、劇場を漂っていたように思う。

3時間という大作に耐えられず席を立つ者携帯を触り始める者、時計を眺め
>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

ずっと見たかったけど、久々に胸糞映画引き当てたショックがスゴすぎる、。正義を拗らせたロバート・デ・ニーロが直視できないくらいキツすぎる いや、拗らせているのは私の方かもしれない。何が正義で何が悪か、>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

4.8

「始発、通過点、分岐を経て、終点。」

何回みても私の中の命題。若者の恋愛群像劇、苦しさ故か、湿度高め、60年代香港の香り(知らんけど)が漂うかのような彩度。王家衛好きには堪らん。愛と執着、恋愛と結婚
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

かなり好きだった。
FURYに続きまたもやブラピ。こちらは狂ってるブラピ見れる。
ただ殴ったり叫んだりしてるだけの映画でなくて、かなり思想やメッセージ性強い作品。よい。

フューリー(2014年製作の映画)

3.9

ブラピがホンマにかっこいい。
この人に従おう!っていう気持ちにこちらまでなってしまう。今の状況と重なって大号泣だった、良作

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

-

ロマンに生きる男、華麗なるギャツビー。
堕ちるという言葉すら知らない彼が堕ちていくからこそ美しい
ロミジュリ的な物語の横で、さらに複雑に入り交じる人間の未熟さ、20年代アメリカの空虚な感じ、背景を知っ
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

-

幸せでした、ちゃんちゃん。のお泣かせ映画でなく、最後の最後にちゃんと伏線を回収してくれる作品

しんちゃん初期三部作2作目。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.0

しんちゃんが好きな子供に釣られて見に行った大人がまんまと大号泣させられる作品

子供から見た大人の怖さ、大人になってしまった大人の長い間じくじくと満たされて居なかった傷、どの角度から見ても泣ける

>>続きを読む

>|