emiriさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

emiri

emiri

映画(263)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.8

長い長い人生のなかで、少しの間立ち止まっていられる時間や場所は一見何もしていないように思えても、やがてかけがえのないものになる

死にたくなるほど辛いなら、いっしょに止まっていっしょに悩んでくれる人を
>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.7

ベトナム少女のシンデレラストーリー

主人公が使用人ということもあり、描かれるのは彼女の働く家の中というとても小さな世界。
小さな世界で小さな少女が見ている世界はやはり小さい。
池のカエルや壺の中のコ
>>続きを読む

オール・アイズ・オン・ミー(2017年製作の映画)

3.8

権利を訴える大きな動きの中で、怒り怯える人々を掻き分けながら先頭に立っていく
ブラックカルチャーを色んな意味で引っ張った2pac

いま世界は黒人の権利を訴える動きが活発になってる
でも私は彼のリリッ
>>続きを読む

ハグ(2015年製作の映画)

3.6

これだからショートフィルムはやめられない
10分の中に感動と衝撃を詰め込んで、一気にこちらにぶつけてくるのを、私はただ全身で受け止めるしかない

13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

4.3

この映画の存在を知ったのは、色々なアーティストさんがInstagramで発信していたから
その中の1人のメッセージの中に、長年わたしが抱いてきた人種差別に対する自分の関わり方に関して、答えの1つが見つ
>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.8

この作品に対して感想を述べるには、自分の読解力は甘すぎる

もう一回みてから書くことにする

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

夫婦だからこそ、愛しているからこそ、
踏み越えない一線が1番大切。

何気ない日々の中にある少しの変化は、時に自分を悩ませたりもするけれど、それも含めて人生に彩りを与えてくれる。

ビーチフラッグ(2014年製作の映画)

3.6

ビーチフラッグをつかむみたいに、生きていければいいけれど、人生はもっと複雑

ビーチフラッグは自分がつかめば必ず他の誰かがつかめないけれど、人生はそんなことない、それぞれの輝ける場所がきっとある

ダンスホール(2014年製作の映画)

4.0

ちょっと高めのヒールの靴
それは男性を魅了するための女の最低条件って感じ

そんなことお構い無しに靴を脱ぎ捨て、解放された彼女たちはまるで野獣のように叫び暴れる

素敵だと思った

パン屋強盗(2014年製作の映画)

3.0

あまりにポンコツな強盗
わたしが店員でもついつい逃がしちゃうな、たぶん

コントみたいな実話が元になっていて、クスッと笑ってしまうけれど就職難とか警官の不祥事とか社会の闇みたいなところも見える、やっぱ
>>続きを読む

一杯のお茶(2014年製作の映画)

3.2

一杯のお茶には煎れるときも飲むときも時間がかかる
そこがいいのだ

男 女を求む(2015年製作の映画)

4.3

短編アニメーションだからこその設定やストーリー

絵の中の街を移動したり、絵の中の女性とお見合いしたり、こんな夢をみてみたいなあ

男の親友(2010年製作の映画)

2.8

大人になればなるほど、勇気を出すことはむずかしい
犬と女性、大切なもののための一歩をおじさんは踏みだしたんだね

兄の帰還(2013年製作の映画)

2.9

その人を本当に大切におもうからこそ言えないことがある

家族だろうが兄弟だろうが、
結局のところ他人を100%理解することなんてできない
そういう風に割り切れたら楽なのに

サマーフィルム(2016年製作の映画)

3.2

3人それぞれの寂しさが詰まった作品

少年の帽子の穴が広がっていくにつれて、
あぁ、
こんなに一緒にいるのに
もうお別れなのか
と思ってしまう

思い出の船乗り(2011年製作の映画)

3.0

ストーリーよりも映像の表現手法が気に入った

女の子たちのちょっと苦い思い出を、本人たちがまるでその時の自分たちをのぞきながらしゃべっているようなナレーションと映像で、彼女達の視点でみれる

モンパルナスのキキ(2013年製作の映画)

3.7

「モンパルナスのキキ」として、さまざまな顔をもつアリス・プランを豊富な種類のタッチで描く
ナレーションだけでなく、この作品全体でキキ自身のストーリーを表しているのがよくわかる

1992年(2016年製作の映画)

3.5

青年の純粋な心につけこむ大人のずるさと同時に、絶妙な距離感で我が子をまもり愛する父親の温かさが伝わってくる
最後のビデオのカットから、作り手の気持ちを想像せずにはいられなかった

カウボーイ映画と似て非なるもの(2012年製作の映画)

3.3

男子トイレと女子トイレだとか、オカマカウボーイ映画だとか、性についての視点が多い作品

ゲイの人ではなく、それを父にもつ子どもの視点というのが新しいと思った

一人の男、私の息子(2017年製作の映画)

4.2

ドレスを着たあの時から今に至るまで、この家族になにがあったのだろうと考えた
でも大切なのは過去ではなく今だと、父親もそう考えたから、向き合っているのだろう

ドラァグクイーンの人たちも、父親も、生きる
>>続きを読む

ジュリエットの仲間(2016年製作の映画)

3.2

子どもでも大人でもない、モラトリアム期

青春すぎて、目にしみる

壊れた車(2009年製作の映画)

3.1

幼なじみの男の子への恋心
暴力をふるう親から弟を守る優しさ
あどけなさと力強さを兼ね備えてる13歳の少女だった

悲哀クラブ(2014年製作の映画)

3.0

すごく複雑で暗いストーリーなのに、観ていて辛くならないのは独特のリズムのためだろうか

きってもきれない親子の関係
一度愛してしまえば忘れられない恋人
そんなものを抱えながら生きていかないといけないっ
>>続きを読む

私たちの愛は誰にも負けない(2018年製作の映画)

4.0

幼い自分たちではどうにもできないことがある
それを受け入れて、それができるようになるまで成長して、大人に近づく

でも誰かを愛することはそんなこと関係ないし、好きなんだから仕方ない
大切なのは歳を重ね
>>続きを読む

夜明け(2018年製作の映画)

3.5

人が一生のうちに味わうことはほとんどないような恐怖に、彼らはあまりにもはやく対峙してしまった
繰り返す日の出と日没のように、今は辛くともきっとまた歩きだせる
彼らの長い夜は明ける

肉体と火山(2015年製作の映画)

3.3

心臓病を抱える少女は、
生と死のどちらとも隣り合わせにいる
彼女の瞳はどこか遠くをみていて、
そこにはもうここにはいない人がうつってた
走り出した彼女は、いま何を見て、何に向かっていくのか

永遠に愛して(2016年製作の映画)

3.4

アルビノの白と赤と青の心臓がフランスという感じでとても印象的だった

前半は籠の中の鳥のような少女が恋をして外の世界を知る、というありがちなストーリーかと思いきや…
まさにタイトルそのもののような親子
>>続きを読む

Minoule(原題)(2014年製作の映画)

3.9

イラストとも相まって、動物たちの駆け引きや距離感がすごくかわいらしい

BGM担当だった猫も、きっとあの鳥に負けたに違いない

ストローク(2017年製作の映画)

3.4

セリフは一言もないけど、青年の怒りや恐怖、喜びは流れる曲と彼の表情で十分につたわってくる。

現状でそれなりに満足しているけれど、そこから一歩でてみるとすごく嬉しいことが待ってるかもしれないね

クラッシュ・テスト(2017年製作の映画)

3.8

「予想外」が大嫌いな主人公に降りかかる数々の「予想外」なできごと
でも彼女は持ち前の頑固さでそれらをねじ伏せていく、観ていて気持ちがよかった

旅芸人と怪物たち(2015年製作の映画)

3.2

とある劇団のどうしようもない父親2人の話

団員たちはそれぞれの複雑な感情を抱えているが、舞台に立てば役を演じきる。冒頭の歯車がかみあった上演が、だんだんと団員同士の言い争いと共に狂っていく。

辛く
>>続きを読む

熱風(2015年製作の映画)

3.8

ジョセフを見るたび、彼の好きな音楽がかかるたび、緊張感がわきおこってくる

彼の友達が言う「好きだけどイラつく」という言葉にとても共感を覚えた
でも、彼がいいやつだったのか悪いやつだったのか、大事なの
>>続きを読む

沈黙/ある沈黙(2016年製作の映画)

3.3

「沈黙」というタイトル、これは妊婦だけでなく生まれてくる子供もまたあてはまるものである。
生まれた時代も家柄も、人は選ぶことができない。でも生まれたからには、自分の足で生きていきたいものだ。
マリアン
>>続きを読む

真西へ(2019年製作の映画)

3.6

子どもは大人になっていく
心と体のバランスなんてお構いなしだ
だからマチルドのお父さんの言うこともとても大切なこと

でも2人の友情があるうちは、続いて欲しい

雷の子供たち(2019年製作の映画)

3.3

歌がずっと頭でループしてる

ブブと男の子がずっと愛らしい
本当に演技なのか疑うほど夏の日の子どもらしさが前面にでてる