ダメダメな復讐劇でありながら、映画全体で「復讐の無益さ」を表現してるような作品。劇中で何度も発せられる「どうやったら終わりにできるんだ?」というセリフと、ラストの少年との掛け合いに、この作品のテーマを>>続きを読む
この国のジャズの水準を守ることは人の命より重い――国粋主義ならぬ"ジャズ粋"主義者フレッチャーの、極右的なイデオロギーに添ってこの作品を観れるかどうか。
彼に大義なんてものはない!とおっしゃる方が多>>続きを読む
銃乱射事件で息子を亡くして辛いのは分かるけど、そこまで自暴自棄になるか?と途中までは冷めた目で観てましたが、真相を把握してからはもう、曲が刺さる刺さる。涙ちょちょ切れのラストでした。
心の隙間を埋める恋ではなく、お互いがポジティブな日常に戻るためにただ寄り添いあう――恋愛に後ろ向きではないけれど、情熱的な恋をするには気力が足りないという貴方に優しい映画。
リーガンの葛藤はハリウッドの葛藤――ハリウッド映画界の現状を一人の男に投影して描いた作品だなという風に感じました。本当にワンカットで撮ってると思ってて、スゲースゲー言いながら観ちゃいましたよ。心の中で>>続きを読む
何度も何度もゼロベースに立ち返る――安易なコンセンサスは"ガラパゴス"なモノしか産み出さないということをみんなが理解してるから。日本の"簡素美"について――金剛力士像を扱う学芸員が目を輝かせながら語っ>>続きを読む
もともと美術鑑賞に興味がある方はきっと満足できるであろう、深~い濃~い三時間。これをきっかけに興味が持てるようになるかな?と期待して観に行った私は、大いなる沈黙へ……。