みみずくさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.3

ロードムービーを観たような余韻。
2人の人間の、会話を辿るロードムービー。

同じ神様に誓いを立てているものの、思想が全く違う2人の聖職者のお話。

カトリックの歴史とか教会の軋轢とか、難しいバックグ
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All This Panic(原題)(2017年製作の映画)

4.2

今の自分のありのままを語る彼女たちの言葉に、刺され続けた80分弱。あの強さも弱さも両方うらやましい。
レナが美術館での思い出を語るところからラストに駆ける映像が最高だったな。

もしも君に恋したら。(2013年製作の映画)

3.5

ピュアにこじれちゃう女の子を演じるゾーイ・カザン。いつもかわいいな。。
恋は人を溺れさせるけど、幸せに向かって前向きにもする。倫理と感情の間で揺れる人間の姿は本当にいとおしい。
イカれたアダム・ドライ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

人生は愛するためにあるのだと教えてくれる映画。ローズのチャーミングな仕草や熟した言葉、ひとつひとつが胸に残る。彼女のような母になりたい。できることをするのだ。

つつんで、ひらいて(2019年製作の映画)

3.4

彼の言葉は繊細な感性を表すのに、紙を触る時の動きの豪快なこと。ハサミがバサバサと躍動するたびに、彼はアーティストなのだと思った。ブロンズみたいに重厚な手の質感。彼の装幀を愛する(畏れる)人々の表情がよ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

完全な映画。現実の社会格差を完全なエンターテインメントで表現した作品。緊張と緩和のリズムがこれ以上ないほど絶妙。豪邸に隠された秘密に迫るシーン、初めての没入感覚だった。
手を叩いて賞賛したいけど、本当
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

「最後は自分との戦い」と全世代に教え続けてくれるスターウォーズシリーズ。
アダム・ドライバーは本当に切ない感情表現が秀逸で、惚れ惚れしてしまった。。

これは血の繋がりを凌駕する、人と人の絆のお話。
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

すごく覚悟が必要で、ようやく、ようやく観ることができた。

私の母方の祖母は、少しひねくれたお調子者で。私が小学生の時『身近で戦争を体験した人から話を聞いて感想文を書く』といった課題のもと質問した時に
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blank13(2017年製作の映画)

3.6

映画に救われて、映画に生涯の愛を捧げた、彼ならではの作品だと思った。(奇しくも池崎風になってしまった…)

人間のどうしようもなさ、情けなさ、それでもふっと救われてしまう、希望を描いている映画。斎藤工
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