嫌いになれないけど許せない。
愛しているけど、どうしてももう一緒にはいれない。
そんな理屈で語れない夫婦の先にあるものを、映画で描こうとする作家の挑戦に感服するばかり。残酷で優しい愛のお話だった。>>続きを読む
生々しくて切なくて、なんて痛々しい。
夫婦だって当たり前だけど個々の人間で、歯車が違えばもうどうしようもない。
軋みを感じ続けて生きていくなんてできないし、そこに善悪の押し付けなんて無意味なんだよな。>>続きを読む
アートという定義が見えないものに人生を捧げた人たちの言葉はどれも美学があって、様々なのにどれも納得してしまった。
ルイ・ヴィトンのバッグに描かれたモナリザの背景が見えて、少しスッキリ。
でも私はやっ>>続きを読む
ホアキン・フェニックスの怪演。
泣くような笑い方が何より印象的なんだけど、あの悲しさを湛えた目が頭から離れない。
彼が"ジョーカー"になって踊るシーンが、息を呑むほど美しい。
手を汚すたびにアーサー>>続きを読む
心が洗われる映画。
引き戻してくれる人がそばにいれば、何があっても大丈夫なんだ。
はみ出し者が袋叩きに遭うのを目にすることが多い最近、憤って仕方なかったけど、
こんな風に掬い上げてくれる映画に出会えて>>続きを読む
メタファーとか青春の輝きとか愚かさとか色々あるかもと思うんですが、
途中で物語から意識が離れて、監督作っててすごく楽しかっただろうなと思った。観ていて楽しかった。
140分みっちり、好きが詰まった映画>>続きを読む
最初の少年時代の描写から泣いてしまった。もう、あったかくてあったかくて。
プーさんのあのおちょぼ口からこぼれる言葉、ひとつひとつが愛おしいな。
「突拍子も無い」って言われるかもだけど、タトゥーがだめ>>続きを読む
どうしようもない境遇の中でも、どうしようもなく幸せな瞬間がある。
駐車場とか海とか、花火のところとか、笑顔がたくさん見られてよかった。だから、余計に辛いけど。
話題になってるあの、涙を擦り付けるよう>>続きを読む
17歳の睫毛と、イタリアの南風と、瑞々しいピアノの旋律。
恍惚とするほど美しい映像で描いているのは、心臓が擦り切れるような本物の恋の痛み。
息が詰まって苦しかった。でもこんな瞬間が訪れることを願って生>>続きを読む