ayaさんの映画レビュー・感想・評価

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百円の恋(2014年製作の映画)

3.1

事前情報なく鑑賞。
激しめのシーンから始まるのはそのせいか…と途中で納得。

自堕落な生活を送る30代の女性の変化を描いている、ともすればよくありがちな作品だが、見終わって後悔はしない。

一自堕落な
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パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

3.0

穏やかで優しくて毒気がない。

日常に疲れ果て、何かを考えることも嫌になり、ただ映像と音楽に身を委ねたいときに観たくなる。
淡々とした日常の中にもそれぞれの抱える葛藤があり、それを劇的に描くのではなく
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深夜食堂(2015年製作の映画)

3.0

こんなマスターがいて、こんなご飯が食べられるお店が本当にあったらいいのに…。と感じさせてくれる。

お店や常連客をベースに3人分のエピソードが次々と起こるため、ドラマより本当にお店の日常を垣間見ている
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空気人形(2009年製作の映画)

3.5

「僕も同じようなもの」と言って、それが心を満たす言葉になった果てには悲しい結末が待っていた。

誰もが代用品であるし、誰もが空虚な世界で生きていて、命はひとりで完結しないはずなのに、みんな孤独を抱えて
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.3

見始めてすぐ、「あ、違うかな…」と思った。しかしその想いが全くの間違いだったことに気付かされる。こういう感じか…と分かったような気で見ていた自分をすぐに責めたくなる。

対照的な性格の若い2人がひょん
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チンピラ(1996年製作の映画)

2.7

大沢たかお×青山真治に惹かれて鑑賞。

この手の映画は好きなだけに、期待値が上がりすぎたか。当時見ていたら変わっていたかな?今もし違う俳優でやるとしたら誰かなぁと考えながら…。

物語としては嫌いじゃ
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.2

映像の綺麗さ、音楽の美しさ、残虐さと可笑しさの入り混じった物語。

ヤクザを舞台としており、バイオレンスではあるが、日常の可笑しさや単調さも描かれており、人生そのものをみているよう。
北野映画はいつ観
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.2

アウトレイジシリーズの中でも個人的№1
三部作の序章ということもあるのか、物語的な大きな展開は他に比べるとないが、とにかく引き込まれるスピード感がすごい。
色々な殺し方が出てくるが、間接的な表現から後
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娼年(2018年製作の映画)

3.3

松坂桃李のファンではなかったが、見終わるとファンになっていた。正確にはリョウのファンになっていた。

性的な部分に焦点を当てる物語だとどうしてもアブノーマルが多くなってしまうのは仕方ないのかもしれない
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何者(2016年製作の映画)

3.7

一見何の変哲もない普通に見える人間が本当は一番怖いのかもしれない。

就職の面接という短い時間でその人の人間性を図れるはずもないのに、まるでそれが自分の評価の全てのような形になってしまう就活の闇がよく
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

2.7

夢破れた男の新たな挑戦もなかなか順調には進まない。美しい風景と美味しそうな料理の数々、元音楽家である主人公と関わりの深い軽妙な音楽もマッチしている。
男の苦悩は深く、周囲の穏やかな様相とは少し噛み合わ
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

SNSを使い、一風変わったバイトもリアルがある。とても現実的な設定の中でどこか非現実的な世界観を漂わせる。
もしなにかどうしようもない現実に苦しんでいたら、ひょっこり安室が出てくるのではないかと期待し
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奇跡(2011年製作の映画)

3.0

離れ離れになった兄弟が奇跡を信じて冒険に出る物語。私たちの生活は小さな奇跡の連続で今があるのだと感じるさせてくれる。
子供は思っているよりも大人で、いろんなことを考えながら、悩みながら毎日を生きている
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

圧倒的な悲壮感、そこに生きる人たちにとってはそれが日常ですぐそばにある現実かと考えさせられる。
トラウマを抱えた無気力な男、自分の居場所を探すことさえ許されない女、馬鹿正直で不器用な男、の3人が光輝け
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