雪洞さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

雪洞

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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.5

とある国の独裁者が、支配する12地区から男女一人ずつ選び出し、計24人で争うハンガーゲーム。

かつてこの国で起きた反乱を、再び起こさせないための、被支配階級に対する戒めの、地獄のようなイベント。
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ルーム(2015年製作の映画)

3.9

彼の世界はとても広くて、とても狭い。
テーブルに、イス1号にイス2号、ベッド。
"みんな"はいつも一緒。

TVの中の猫や犬、お空も全部偽物。
"ほんと"はママとぼくとみんなだけ。

そんなルームで生
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MESSI/メッシ -頂点への軌跡-(2014年製作の映画)

3.6

メッシの名前を聞いたことがあるくらいで、よく知らずに見始めた映画。
ただそんな初心者でも如何に偉大な存在であるか、もはやスーパーマンのような人間であることはよくわかった。

サッカーを愛し、サッカーに
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

まるで絵本のような世界!

軽快で痛快なブラックコメディとも言える。
ただただ色と、アニメのような映像と音楽を楽しむ映画。

グロテスクなシーンも笑いにころっと変えていく。

話はあってないようなもの
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パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

3.7

あまりにも演奏がうますぎて悪魔に魂を売った

という噂がまわったのも真実らしい
ここまで堕落するかというほど賭博を行なったのも、アヘンを常用したり、賭博に負けてバイオリンを手放したシーンも。

そうい
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8

猫の恩返し的な話が本当にあった。

これが事実だというのがすごい

と、いうのとドン底の人生を送りながらも、そこまでするかというくらいに優しい主人公に驚く。
そんな主人公だからこそ、ボブは恩を返したの
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ハートビート(2016年製作の映画)

3.7

ストーリーは結構王道なんだけれど、
幅広い一つひとつのダンスにとても心が惹かれる。

ストーリーというよりダンス!

クラシックバレエとストリートダンスはかけ離れていて、合間見れないもののように感じて
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

あの女の子のハートをつかんでみせる!

ちょっと振り向いてほしいな、
関心を持ってくれないかな、
なんて気持ちから、PV撮ってると嘘をついてしまう。

でもそこからの原動力がすごい。
人って、何かのた
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奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

3.3

十数ヶ国の多人種が集まるクラスは、主義主張もバラバラ。お互いを皮肉りあい、強調性など皆無。
そんなだから、当たり前のように授業なんて、まともに聞いていないわけで。

そんな卒業どころか進級すら怪しいク
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.8

大嫌いだと思っていた人が、気の合う友人になり、大切な人へと変わった最中に出会った残酷な事実。

大切な人だから生きてほしいのに、
大切な人だからこそ生きられないことへの苦しみがある


相手を想えば、
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.5

ともかくミニがかわいい。
ミニがいっぱい。(3台だけど)

だから邦題が「ミニミニ大作戦」なの…か?

ストーリーとしてはよくある感じではあるんだけど、それぞれの個性がわかりやすくて、ちょっぴり笑える
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TAXi(1998年製作の映画)

3.6

久しぶりに鑑賞。
フィルマークス見たら意外と見てる人少ないんだなあと驚き。

テンポよく進んでいく感じが、たまに見るとストーリーわかっていながらも、結構楽しめる。

ありえない展開に笑いながら見てたけ
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.3


第二次大戦が終わり、終戦を喜び合う最中、王位継承者であるエリザベスも、国民とその喜びを分かち合いたいと考えていた。
おそらく王位を継ぐ前に自由に街を歩きたいという想いも強かったのだろうけれど。

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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.7

<第一印象で人なりはわからない>

オシャレに、恋に、遊び。

卒業したら彼氏にプロポーズされて、よき妻として支えていくんだ!
とセレブなお嬢様は甘い夢を見ていたー。

「30歳までに弁護士として働く
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0


日々ストライキに明け暮れる父と兄。
「男らしくあれ」義務のようにボクシング教室に通うビリー。

ー特にやりたいわけじゃないし、なんで殴られなきゃいけないんだろう。

そんなことを感じながら同じ日々を
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.9



終戦後、海岸に埋められた地雷の撤去を命じられた捕虜となったドイツの少年兵たち。
果てしなく続く海岸に埋められた数万個の地雷を、一人ひとり列になって這い蹲り、撤去していく。

一人、またひとりと減っ
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.8

<あの人に応えたいんだ>

仕事にかける想い、仲間にかける想い、家族にかける想い、日本人として国にかける想いー

國岡鋳造という一人の人間の人生を描いた映画だが、ただの伝記ではなく、数えきれないほどの
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.9

<今あるものをどう活かしていくか>

ごはんの味の濃さに慣れているのと似たようなもので、色がくっきりで鮮やかなアニメを見慣れていたので、最初は薄っ!と思ったけれどそれ自体がなぜか昭和という時代を感じさ
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タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

4.3



黒人への差別が色濃く残る時代、黒人の受け入れを始めた高校のアメフト部に黒人コーチがやってくる。差別や偏見の中で、人種・肌の色ではなくただアメフト部を強くしようという強い想いを持って、たたかう主人公
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

〈お前らは狂ってなんかない〉

刑務所の労働から逃れるために、精神病患者を装って、精神病院に入院した男が、病院内をいい意味で引っ掻き回していく話。


舞台となる精神病院には人々に自由や権利、ましてや
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.5

〈君たちは毎日をヒーローとして生きている〉


ー肌の色、人種、育ち、生まれ

人は人と同じであることで安心し、違うことに恐怖を感じるのかもしれない。


この作品は1994年に、カルフォルニアの郊外
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

〈次会ったときに忘れないようにーー〉

ひょんなことから、田舎に住む少女と東京に住む少年が入れ替わって生活を始めるというよくありそうな単純なストーリー…かと思いきやいい意味で期待を裏切る作品でした。
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