悠樹さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

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原題ダリランド。ダリランドを垣間見する映画。
「ダリであることに疲れる」ダリを一時垣間見た主人公が、「ダリである」と思い出すのは風を指揮していた、ダリの思っていないダリらしさなんだろうなあ。
温度より
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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「起きろ」というメッセージはよくあるけど「まず眠れ」が来るとは思わなかった。
メタ構造の外側も内側もとりどりに騒がしく、宇宙的に静かで、画が美しく、宇宙人はかわいい👽

私たちの声(2022年製作の映画)

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短編でもお国柄って出るな…むしろ短編だからなのか?
距離感やふれあい方がそうだよね、と納得しかないあたりに物凄く「女性監督」を感じた。
ところであの…『シェアライド』…音楽A.R.ラフマーンて書いてあ
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

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眼差しが沈黙のうちに訴えかけてくる。良い邦題だなと思う。
穀物のふれる音、羊の鈴、川の流れ……
響き渡るバイクのエンジン。
渇いた湖の明るさが白く焼きつくような映画だった。

犬鳴村(2020年製作の映画)

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う~~んすっきりしない……そしてあまり怖くない。お化け屋敷的な「ッアぁもう驚いたな!!!」的怖さはある。
ストーリーには「ええ……(ドン引き)」なことが多く、やっぱりこう言うしかないな、にんげんこわい
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

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怖くはない。いや事故物件と聞いてゾッとする怖さはあるんだけど。
何だっけ、何かを思い出す……と思ったけど『ファイナル・デスティネーション』感があるんだな…

来る(2018年製作の映画)

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ホラー…?スプラッタースリラー…???
怖くないけどにんげんこわい。怖くないと言い切るにはスプラッターとにんげんこわい。目に見えないなんかヤバイやつに効きそうな霊能者日本で呼べる限り呼んでみました、な
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呪怨(1999年製作の映画)

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劇場版1を観てなんだかすっきりしなかったので本当の1ってこっち?ということで観た。
うわあ~、嫌だ~。
怖いというより嫌なホラーだな…。

呪怨(2002年製作の映画)

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話がわかったようでわからなかった…?と思ったら劇場版1はビデオシリーズの続きにあたる…?そうか…
幽霊が出る。布団の中にも来る。この時点で嫌だ~。
幽霊こわいんだけど、トータルしてにんげんこわい。

リング(1998年製作の映画)

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「呪いのビデオ」と「貞子」の画をしっかり覚えていたことを思い出したので、映画としてはそれだけで勝ちなんだよなあ、と思う。
ついでに原作の記憶も蘇ったけど、確かに原作は「リング」が最もホラーだった。ミス
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

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「人間」ってなんだろう?
この作品の中ではそれはとうに定義されていて、それからはみ出すものは…
なんだか久しぶりにシンセサイザーの音楽を聴いた気がする。
ところで主人公ソールのあのなんとも言えないちま
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

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「やーい、おまえんち、おっばけやしきー!」をニューオリンズで言うことになろうとは(言わない)。
ホーンテッドマンションは怖くないお化け屋敷(ちょっとこわい👻)だと思ってるけど、その怖くない(ちょっとこ
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

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原題通りの映画だなぁ…
と、エンドロールでちょっと揺れながらしみじみする。
私はミュージカル畑の人間なので予備知識はとてもある方だけど、この映画特に予備知識は要らない気がする。だって分かるでしょう、こ
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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

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死者の冥福を祈るのは生者の心のためではあるけれど、それで死者も救われていると信じたい。
あちこち笑って驚いて、楽しかったー!

シャーク・ド・フランス(2022年製作の映画)

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『ジョーズ』オマージュでド正統派の……風刺映画だったわ!(笑)
サメ映画のサメのぶっ飛びぶりに集約されている昨今と「どうも、ウチでは初めて作りますんで…」とでも言いたげな真面目なサメが出てくる、現実に
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裸足になって(2022年製作の映画)

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色んな傷が開示されて、寄り添って、そして闘う気持ちを得る映画だった。生きるってままならない。とりわけ社会情勢から来る生きづらさ。だけど黙ってはいられない。

(2021年製作の映画)

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『オオカミの家』と同時上映。
あーっ、(という設定)が絶妙にありそうで嫌だ(褒めてる)。
あーっっ、中身でやってることも絶妙にやりそうで嫌だ(褒めてる)。
人間て、そういうとこ、あるよね…。
こちらの
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オオカミの家(2018年製作の映画)

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『コロニア・ディグニダ』ものだと思って観たので、あのコロニーのおぞましさと胡散臭さが存分に表現されているといえばそうだし、予備知識なくてもこのゾワゾワする気味悪さは伝わるのじゃないだろうか。「教育」の>>続きを読む

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

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対話!大事!!
しかし人生、不思議なきっかけでもなければあんまり真面目な対話をせずに過ごすことは多いのである。家族関係だとなおさら…。
『フィガロの結婚 序曲』がみっちり聴けて楽しいところ。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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字幕版で鑑賞。
ド直球に恋愛映画で、アメリカで、移民問題で、家業(伝統)の継承の話。
これは限りなく運が良くて成功する映画なので、立ち止まって自分の望みを考え直して、別の方向のハッピーエンドになれる。
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

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『カールじいさんの空飛ぶ家』の冒頭15分が大好きな私にとっては嬉しい短編。
元気に生きてる~よかった~!

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

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ものすご~~く美味しくないレストラン映画。
そうこれはお仕事のギスギス感を味わうもの…
味わいました。満腹です。

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

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選択ができない状況に追い込まれていたのに、これは自分が選んだんだ、だから悪いんだ、と自分を追い込んでしまう心理も人間の防衛本能のひとつなんだろうか?
エンドロールの最初ではっとする。手をつなぐこと、誰
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イビルアイ(2022年製作の映画)

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寓話だ…!?
ちゃんとホラーなんだけどあまりにも寓話(かつファンタジー)でホラーって何だっけという気分にもなる。
でもそう、普段行かない田舎のおばあちゃんって「得体が知れなくて怖い」よね…いや……いや
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怪物(2023年製作の映画)

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つらい話だ。でもおそらく現実の方がつらい。
テーマは明確で、描き方は現代日本としてとても誠実だと思う。この映画の宣伝はどうすれば正解になったのかな、と考えている。

ゲキ×シネ「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」(2023年製作の映画)

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「薔薇とサムライ」1の記憶ないけど大丈夫?→全然大丈夫でした
あー面白かった!
そして上演時期にちらほら聞いていたのはこのシーンか!あのことか!等と答え合わせを出来た。観て良かった~

古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

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微笑んで終われる小さな話をみっつ、美しい『絵』で堪能できる。
入れ子の外側はなぜ工事現場なのか気になるけど…(ミヒャエル・エンデの『サーカス物語』的なのかと思ってドキドキしてしまった)
特に揚げ菓子の
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猫と、とうさん(2022年製作の映画)

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「猫を飼うなんて男らしくない」という偏見があるのを、逆に初めて知った…なんでだよぉ…。猫(に限らず共に暮らす動物)ええやんか…
という気持ちを新たに出来るドキュメンタリーだった。
色々なことが起こる人
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イノセンツ(2021年製作の映画)

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とんでもないスリラーだった…
ああ、でも、こどもの世界ってそう完結すること、ある…
ポスターと相まってエンドロールにも続く不気味さが秀逸。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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言葉にし難い感情が、美しくとても雄弁な画面で語られる映画。
ひとつひとつがとてもリアルで、胸が痛くなる。
そうじゃないよ、と言うのは簡単なことかもしれない。
言って欲しくないし、言えない、そこのところ
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

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キャッチコピーの「真実はどこ?あなたは誰?」に答えが出せるのは自分しかいないんだけれども、その自分を見失うことは誰にでも起こり得ることである…
ところで『王女メディア』(映画)の音楽って色んな民族音楽
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

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私にこの映画を薦めてくれた友人は「忠臣蔵みたいなものだから」と言った。
たぶん、もぐらが誰かを考えて観るような話じゃないと言いたかったんだと思う。そういうわけで、映画館で観ることは出来たのだし、2回目
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