etcetranさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

『精神的虐待』
子供にとっては神そのものの神父にイタズラされ
自分の内側の信仰も神様も粉々に打ち砕かれて
結局は自己否定しながら、生まれてきたこの世界に絶望しながら
生きていかなければいけない恐ろしさ
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.3

グイドはその機転で物事の視点を変えられる。
悲劇を喜劇にすることができる。
息子のジョズエの中では悲惨な状況のホロコーストで
ゲームに参加し最後は優勝して戦車に乗りガッツポーズ
という認知のまま終わっ
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.4

しっかりSFだった。
冒頭ETのオマージュかな?
ちょいちょい挟んでくる笑いや
ライアン・レイノルズの持つ何かに和まされる。
住んでるお家がとても素敵。

セバーグ/セバーグ 素顔の彼女(2019年製作の映画)

3.3

彼女がなぜピンクパンサー党を支持するようになったのか
というところが知りたかった。
ハキムと肉体関係を初めて持った時も
ただそうなったという描写だけで
彼女の心情が見えてこない。
恋愛感情だった?冒険
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美に魅せられて(2021年製作の映画)

3.9

旦那さんの仕返し怖すぎ。
これを愛と言ってしまうかどうかは置いといて
新妻の美に魅せられて
ボリウッドの混沌にも魅せられて
読めない展開に始終ワクワクした〜。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.6

「This is me」が魂にがつんって届いた。
音楽も全て素晴らしくシンプルに感動!

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.7

パジャマ男と若い2人、その出会いが意味したもの。
彼が二人にぶつけた酷すぎる言葉。
落ち込むことだってできたのに。
ヘイゼルはその言葉を受け取らなかった。
そして、アムステルダムの旅行は最高になった。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

人と違うこと
職種への偏見
性差別
こういった問題に対し
まさに一石を投じているような物語。
水面にできたその波紋が広がるシェイプは
愛でしかないのかも。
彼女の二人の友達と 
特にホフステトラー博士
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アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.5

ジョニー・デップ
ヘレナ・ボナム・カーター
化けるなぁ。やっぱすごい。
彼らを見るだけでも楽しめた。
ラスボスみたいなのと戦ったり
ゲームの世界観っぽかった。

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

少女の頃から大好きな物語。
内面の美しさを見ることのできるベルが
野獣を救うって、その設定がもはや好き。
この美しいミュージカルエンターテインメント、
アメリカには勝てないや。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.5

オリジナル版を見た記憶はあるが
ストーリーがほぼ記憶にないので
まっさらな気持ちでみたけどやられた!
私の中の喜怒哀楽を揺さぶられてしまった。
歌もダンスも本当に素晴らしい。
スピルバーグ監督さすがで
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

殺人、の背景の様々な人達の人生と想い。
映像がダイナミックで綺麗。
ナイル殺人事件でもそうだったが
それぞれのキャラクター達の存在が生きててとてもいい。
アガサ・クリスティーもきっと満足。

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.5

これは本当の意味で恋愛とは言えない
相手を自分の型にはめようとしてたんだ
って目を覚ましながら
相手を尊重することを学び
自分を大切にすることを知るという成長過程
カルヴィンだけじゃないよ、きっと多く
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.4

スコアをどうつけていいかわからないくらい
ここ数年で一番難しい映画だった。
タイトルロールの始まるタイミング。
監視カメラ、隠し撮り、吹き込みテープなど
録る、そして撮るということが示唆するもの。
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.1

異性じゃなく同性に興味があるようなら
自分はゲイですからと発表しなければならない。
確かに不公平。
“ブルー”という存在にしがみついていくサイモン。
その孤独と不安と
皆に拒絶されるのでないかという恐
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.0

自分だけギフトがない、とか辛すぎミラベル。
それでも明るく優しい子に育ったことも心にとめながら
おばあちゃんや姉との関係が気になるところ。
みんな誰かの役にたちたいし
自分だけの「色」を確かめながら生
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.3

『グランドブダペストホテル』同様
もう一度みなきゃもったいない巧みな世界観。
でいて、もう一度見る頭の体力はもうない。
シャラメにばったり会えてちょっと上がった↑。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

レストランやカフェで皆さん一体どんな話してるのか
聞いてみたいと思ったことがあったが
それを実際見てるような面白さ。
中身ありそでなさそうな会話にこっちも「は?笑」ってなりながら
たまには眺めるように
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ヒース・レジャーの恋のからさわぎ(1999年製作の映画)

3.4

ヒース・レジャーがラブコメに出てただと?
それをやっと、見れてよかった。
ワルなんだけど瞳が優しかった。
キャスティングも◎

ハミルトン(2020年製作の映画)

3.4

ん?映画じゃないんだ、と知り鑑賞を躊躇したけど
皆さんの評価があまりに熱くて見てみた。
1ミリの無駄のもない音楽と歌にのって
ストーリーが展開していく躍動感。
才能ある役者さんたちって人を感動させる輝
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.1

自分とは違うこと。
人間って何故そこに反応するのだろう…
何故自分は優れてて、誰かを劣っていると思ったりするのだろう。
それが良い悪いは置いといて、ごくシンプルに何故なんだろうと考え込んでしまった。
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

アメリカにおける人種差別の抜け道のないループ、ジレンマ。それが伝わった。

ドリーム(2016年製作の映画)

4.6

NASAの目的は宇宙へ飛ぶこと、そのひとつなのに
人間の先入観、そして偏見や嫉妬が邪魔をしている。
そびえ立つ壁を打ち破るには
心乱さず投げ出さず
正しいと思うことをやり続けること、なんだな。
事実を
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.6

身勝手な親、ありえない。
特に母親には嫌悪感抱いた。
繊細な思春期の男の子
SOS出しまくってるこの子達にとっては
それでもこれでも我が親。

完璧じゃない親の滑稽さに
何故か最後はクスッって笑えた。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

ついていけるかの心配をよそに
設定、キャラクター、映像技術
良く出来てて面白かった。
恋は化学反応なんだなー。
「カプチーノ作ってみたかったの!」なんて可愛すぎる。

12人のパパ(2003年製作の映画)

3.3

12人もいたら顔覚えられるかなと思ったけど
すぐ見分けがつけられた。
それぞれのキャラがかわいかった。
THEアメリカンホームムービー、この明るさがイイ。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.4

一度みるだけじゃもったいない
ってくらい端から端まで美術が芸術だった。
もう見ないけど。。。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.3

親が握りしめてる「こうでなければ」というものを手放せれば
子供はあるべき方向に自然に向かっていけるのに。
この世の親子関係の重要なテーマですね。

バットマン(1989年製作の映画)

3.7

子供の頃嫌いだったジャック・ニコルソンのジョーカーが 
可愛くて愛おしくてたまらないという謎の感情を覚えた。

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.6

“スタア”と呼ばれる人達の
決して凡人ではいられない苦悩を知った。
「客との間に生まれる何か」
をジュディ・ガーランドが感じていたように
彼女の才能が人々に与えた喜びや夢は大きい。
しっかり寝て十分睡
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

ニルヴァーナなど挿入音楽が最高。
映画館で見ると映像にも音にも飲み込まれて行く感じが
やっぱり気持ちいい。
復讐と正義の狭間のどこかにまだしかと着地できてないかんじの
バットマン、ヒゲ濃ゆいロバート・
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.0

お金に群がる人間の欲、嫉妬。
愛という名の執着。
でいて、アガサ・クリスティの手にかかると
醜いはずの人間ドラマに品が加わる。
キャスティングにアーミー・ハマーを見つけたとたん
何かしでかしてくれそう
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

4.5

駄目な母親である自分をいかに受け入れて
いかにまやかしの母性信仰に気づき手放せるか。
母性は『罪悪感』の後ろに隠れてたりする。
あの人形はその象徴のよう。
子供は母親にそれを気付かせる手助けをしてくれ
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.3

いつかこんなことが世界から無くなりますように!

ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.8

どんなひどい過去も
「私はめぐまれていたんだな」
そう切り替えられる瞬間が訪れると
薄暗かった過去も未来も感謝で溢れる。
人が親を、親を救えない自分を『赦す』力は凄い。
ろくでもないアル中の父がいた私
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

時系列を彷徨いながら情報と情報をマッチできない。 
情緒のコントロールも難しい。
老いることは悲しい、辛い、大変だのゾーンにズッポリはまる前に
老いることはそういうもの、と淡々と受け止めてみることも必
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