etcetranさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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フレンチ・イグジット さよならは言わずに(2020年製作の映画)

4.6

息子のマルコムはニューヨークに婚約者がありながら
フランスに移住する母フランシスについていってしまう。
マルコムはマザコンなのか?

いや、そんな端的な話ではない。
カフェで彼女が花に火を点けた時
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.3

夢中でワクワクすること。
この強さったらない。
そしてやはり成功への道のりには
たくさんの失敗と挫折があるんだな。
すぐ諦めて
すぐ結論出しちゃう私。
成功する人との違いは
諦めないこと
失敗を失敗と
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.9

何故かコメディ映画と思いこんでいたので
徐々に切なくなってしまった。
暗殺の司令内容はなかなかシビア。

韓国ドラマを見ては
日本との共通点に嬉しくなってしまう私だけど
そうか、日本にはない大きな問題
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息子の面影(2020年製作の映画)

3.6

静かに静かに
メキシコの闇が伝わってきた。

ここを抜け出しアメリカへ行きたい。
その若者の思いは
闇の中に飲み込まれて行く。
ぼんやりとしてはっきりしない何か。
悪魔のようで恐ろしい。

息子を思う
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

父親が捕まってしまう少し前
年頃の娘らしく父に反抗し始めていたのに
もうそれもできなくなってしまったサーリャ。

彼女がたたされた苦境。
長女という立場。
周りの友人は進路を決めてしまっているのに
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彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.7

理解されない。
誤解される。
医者でさえわからない。

2009年アメリカ ニューヨーク。
実際にスザンナ・キャラハンさんを襲った謎の病。
私もこれって統合失調症なのでは?と思ってしまった。
だけど病
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.6

私も時々思う。
子供のことに悩んでいるのか
子供の問題を通して
自分の問題に悩んでいるのか。

レイがトランスジェエンダーという問題に
悩みながらも乗り越えていく話、というよりは
それを通して三世代の
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

ミーガンはすっごく魅力的。
可愛し、女の子だし。
表情がありそうでなさそうで怖いし。
必死で守ってくれるサイコパスだし。
しかも踊れる!
(次があるならもっと踊って〜)

なんだけどストーリーが入って
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.5

ワタシ的には隣人ゲイリー
(ジェシー・レモンス)の勝利!
もはやかわいい☆彡

デンゼル・ワシントンおしい!!

権利への階段(2017年製作の映画)

3.8

くさいものにはさっさと蓋。
精神病の人にはさっさと薬。
その安易な心ない考えが
まかり通っていた。

エレノア・リースが掛けた一本の電話。
弁護士コレット・ヒューズとの運命の出会い。

お互いがお互い
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さがす(2022年製作の映画)

4.7

時系列の進め方がほんとに面白かった。

重いテーマ盛々で、グロくてエロもあって。
お父ちゃん役の佐藤二朗さんの自然体な演技と
娘の楓の爽快な大阪弁が風通し良くしてくれた。

一秒一秒耐え難く痛くて苦し
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シャンプー台のむこうに(2000年製作の映画)

3.7

すんなり見やすくて
しっかり楽しめる作品。

こういう流れのままにみれる映画を
頭を使う作品の合間合間に見たい。

若かりし豪華キャストに出会えてそれだけで嬉しい。

わだかまりのあった元家族、友人が
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母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

4.6

南仏の港町
少年と夏
貧困と環境
昏睡状態から助かる見込みのない母
ぶつかりながらも助け合う男兄弟
親からもらった才能
とある講師との出会い
チャンスに飛び込む少年
それが音楽ときたら

個人的に夢中
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

4.3

夜、暗がりの中で視聴してたので
お洒落でロマンチックなリヨンの街に
迷い込んだような気持ちになれた。

夫婦の関係を修復すべく
あのきらめくような出会いのシーンをもう一度。

そしてヴィクトルが手に入
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

ハーパーがりんごをかじったとこから
りんごは旧約聖書の禁断の実だと分かる。
「失楽園」がしっかり頭に入ってれば
全体のストーリーも解釈もしやすかったのかな。
そして、この手のってどうしてこう怖いの?
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アイリス(2001年製作の映画)

4.2

難しい解釈もいらず、あるがままを見れる。
それがリアルで心の深いところに届いた。
なるほど、伝記映画だったんだ。

アイリスの若い時は性にも自由奔放で
不器用なジョンだけど酷く苦しんだはず。
だけど、
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.0

少年が天才なのがテーマではなく
家族の愛の話だった。

思春期に差し掛かる10歳…12歳までに
親から愛を満タンにされると
自尊心とか自己肯定に繋がってくんだなと思う。

スピヴェットはそれを探しに大
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.2

73歳のおじいちゃんが
草刈り機で500km離れた兄に会いに行くお話。

何度か「こんな無謀なこと」と言われながら
「人生でちゃんとなにかをやり遂げたい。」と
その意思は曲げなかった。

仲が悪い時期
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.2

だらしなく人生を送っているヴィンセント。
隣に越してきたオリバーの子守をすることになる。

周りからはウザがられているヴィンセントだが、
オリバーは彼の中の“聖人”を見抜いていた。

ナオミ・ワッツ演
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

血中アルコール濃度を0.05%に保つと
仕事の効率があがったり
想像力もアップする、という理論を
実践する男たち。

主人公のマーティンも
苦情がきていた教師の仕事の
調子が上がってくる。
のだが…
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

きびしすぎる父親がいる雅也。
自己肯定が極度に低いその心のスキマに
ヌルッと入ってくる榛村。

「もしかして、俺の中にも殺人鬼がいるのか。」
その疑いを持つと徐々に強気になってく雅也。
それさえも計算
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オンネリとアンネリのふゆ(2015年製作の映画)

3.6

オンネリとアンネリシリーズに
北欧ハウスあり。

今回はドールハウスで
乙女心をわしづかみされた。

会話と会話の間が慣れなくて
なんか癖になる。

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

何度か目を覆った。
ちょっとまって、残忍すぎ。
聞いてないー。
知ってたら絶対選ばなかったやつ。

富裕層が庶民刈りをする内容。
アメリカでは一時公開中止になったらしい。

でも。
主人公がどんどん変
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.5

再会してはいけなかった友人2人。

感情というものを持ち合わせてないアマンダ。
一見、アマンダが要注意人物かのようで
リリーの方が冷酷だった…

殺したいほど憎らしい義父の描き方がよかった。
リリーに
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

4.0

フィンランドの児童書から飛びした
かわいい2人の女の子の話。

ある日、大金を手にしたオンネリとアンネリは
バラの木夫人から
“ふたりの女の子用”に建てられたお家を買う。
経営難に悩むアイスクリーム屋
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

死の期限を知り
生きていることに気づく。

人はそんなに懸命に今を生きなければいけないのか。
何かの成果を残さなければならないのか。
成長し続けなければいけないのか。

最近そう思うようになり
この作
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.9

6才のボクが18才になり巣立つまで。
本当に12年の歳月をかけて
撮影に挑んだ根気の賜物な作品。
メイソンの成長はだからこそリアリティがあった。

原因とか結果は追わなくていい。
ただ親も子も少しずつ
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.9

ソフィーの瞳は始終濡れてた。
過去の辛すぎる経験。
毎日生きてるだけで
しんどかったんだろう。

ネイサンとソフィーは
時々弾けたようにはしゃぐ。
そこにスティンゴも加わり
その一瞬一瞬は幸せそのもの
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.0

ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ。
ふたりの演技がうますぎて尚更痛い。

恋が始まる時はあんなにキラキラしていて
ディーンの想いも本当に深かった。

ディーンへ心がなくなってくシンディ。
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幸せの1ページ(2008年製作の映画)

3.9

久しぶりの大好きジョディ・フォスター。
やっぱりかっこいい、綺麗、チャーミング。
外出恐怖症な彼女が
無人島で子供のニムがひとり取り残されてることを知り
一大決心をして会いに行く。
一方のニムは父が帰
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.2

病院で出逢ったふたりのシングルマザー。
そこで新生児の取り間違えが起こってしまう。
一方の赤ちゃんは真実を知る前に
残念ながら亡くなってしまった。

強い感情は見せず
タイミングを見ながら
正しい決断
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.0

さすがアメリカ。
都会を飛び出して農家をやろう!
といってやる広さじゃない。
壮大過ぎて圧倒された。

必要なものが
この地球にはすでに揃ってるじゃないかと思う。
生態系が自動的に整っていく姿は
本当
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ひまわり(1970年製作の映画)

4.1

私が生まれる前の名作。
その後似たような内容の作品を
どこかで見てるし
これを上回る
戦争に翻弄された
愛と悲劇の物語もたくさんある。
それでもこの作品にしっかり心持っていかれた。
時代を超えて不滅。
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クレイジー・イン・アラバマ(1998年製作の映画)

3.4

アントニオ・バンデラス初監督作品。
妻のメラニー・グリフィスが
ルシール役として主演している。
暴力夫を殺し
その冷凍生首と共に
女優になるべく夢のハリウッドへ!
愛憎の殺人事件の物語ではなく
カラッ
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.9

グロテスクと純愛の対極性が印象深い。
マレンとリーの美しさと
癖のある他の登場人物についてもそう。
特にサリーについては
個人的にどうしても受け付けられないものがあった。

「骨まで食べると最高の快楽
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

3.7

『スポットライト』で知ったように
神父という立場や環境が
少年に性的虐待を起こしやすい環境にありすぎて本当に危うい。
周りも黙認してくれるてんじゃん、これ。
どういうつもりで神や愛や平和を説教してるん
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