etcetranさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ブロンド(2022年製作の映画)

2.0

途中でオヤ?となってきたので評価をのぞいてみたら
なかなかの不評で納得。

これはマリリン・モンローの伝記ではないです。
まるでマリリンを汚しているかのような作品でした。

あの『7年目の浮気』地下鉄
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花様年華(2000年製作の映画)

3.8

匂わせ方が絶妙。
プラトニックであればあるほど
二人の想いは深くなるようだった。
これを不倫と呼びたくはないけれど
同じ性質の『秘密』を含んでいる限り
未来は見えなかった。
花のような日々は戻ってこな
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.4

フローレンス・ピューがまた体当たり演技を見せてくれる?
しかも夫役がハリー・スタイルズ?
というわけで映画館まで足を運びました。

フローレンス・ピュー、期待を裏切らない演技でした。
躍動感たっぷり。
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

音楽の波に乗ってジョンウイックの復讐劇が止まらない!
こんなノンストップ初めてかも。
妻を失った孤独とイケメン+寡黙さに
女性からすると“ほっとけなさ”があり。
反して相手をどこまでも追いかける執拗な
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

4.1

アダムが本当に良い子だった。
自分は厄介な子じゃなく、ちゃんと母からポールからも愛されてたことに気づける、受け入れられる素直さが可愛いかった。
他の肉体の病気と違い精神疾患は警戒される辛さがある。
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.5

学園ものだけどミドルエイジな私でも楽しめたのは脚本の上手さでしょうか。最後の最後まで退屈しなかった。
『ストレンジャー・シングス』のマヤ・ホーク(今日の今日、イーサン・ホークとユマ・サーマンの娘と知り
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15年後のラブソング(2018年製作の映画)

3.3

『今を生きる』以降
あまりにも好き過ぎだったイーサン・ホーク。
ちょっと年齡の割に老け過ぎなかんじもあるけど
ふとした視線とかやっぱりかっこよかった。

穏やかな感じの夫役クリス・オダウドも好きで。
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.9

キリスト弾圧、その方法は地獄のようだった。
温泉の熱湯をかけられ真っ赤な皮膚。
本当にこんなことが行われていたなんて心が痛い。

苦境の中「主よ答えを下さい」と投げかけても神は沈黙。
信仰を貫くか否か
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

4.4

子供向けの映画と思っててなんとなく後回しにしてた作品。
違った。紛れもないマーティン・スコセッシの作品だった。

ヒューゴは父が遺した機械の人形を必死に修理し動かそうとする。執拗なほど。何故なら機械を
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

日本だったら絶対子役にあのセリフは言わせない(笑)
下ネタがゲスだけど、退屈しない内容でなかなか面白かった。
子ども達可愛いし、キャロライン先生きれいで信念もっててかっこいいし。
デイヴィッドは心入れ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.3

罪のない人々や子供が突然命を奪われる。
残された家族の行き場のない悲しみ。
日常的に聞こえる「ドンッ!!」という爆撃の音。
ニュースだけでは伝わらなかったリアルさに涙がとまらなかった。

人々がいなく
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.6

後悔していることを
ちゃんと生きてるうちにやり直すこと。
それができる幸せを感じた。

リルはいい子の予感が最初からしてた。
二人が打ち解けあっていくくだりはホッコリ。

私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

4.2

高校時代のアーニーに起きたある忌々ししい出来事。
危うい、めちゃくちゃ危うい。
ともすれば簡単に起こり得てしまう。
冗談じゃない!加害者を野放しにしちゃいけない。
でも泣き寝入りしてしまい、心に大きな
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ドリスの恋愛妄想適齢期(2015年製作の映画)

2.9

にしても、ファッションがかわいかった。
ちょっとヒヤヒヤしてしまった。

キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

4.4

敵を仲間として招き入れることがどれだけ難しかったことか、と思う。
ましてトラウトマンはナチス兵だったわけで。

この逆境にトラウトマンは実力で示してきた。
徐々にチームが彼を受け入れていく様はスポーツ
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アイリスへの手紙(1989年製作の映画)

3.6

大人のふたりに恋が訪れて
時に臆病になりながら
愛に変わっていく様子が素敵です。
ところで、ロバート・デ・ニーロに惚れない女がこの世に居るの?
40代のデ・ニーロ最高にセクシーだった。
 
「分からな
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.6

とにかく「友達にノートを返す」というシンプルなタスク。
問題は「家が分からない」ことと「遠い」こと。
なんだけど…本当の問題はもっと深ーい。
話を聞かない大人達。
家の手伝いが多すぎる子ども達。

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ホテル・ニューハンプシャー(1984年製作の映画)

4.2

子供がホテルの客と寝てるとか
集団レイプされたとか。
ペットを剥製にしちゃうとか。
おまけに近親相姦、しかも心ゆくまで楽しんでるしwww
スルーできない出来事満載。

クマの暴走から始まり
この世で起
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.2

ホーキング博士の半生を知らなかったのだけど、これからという若い時に難病を発生し、余命僅かと宣告されていたことも初めて知った。
それでも世帯を持ち子供に恵まれ、普通の幸せを送れたこと。
奥さんの前向きで
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

4.0

まさに大人むけの童話だった。
なんだろう、この独特な世界観。
材料は結構ブラックなんだけど、お洒落なファンタジー仕立て。
さすが『アメリ』の監督。
なんかグロテスクだったり意味分からーん…、ってなるの
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

3.8

夫に出て行かれたウェンディは勢いで苦手な車の運転免許取得に挑戦する。
ダルワーンによる運転の教えが彼女の生き方も癒やしていく。

ウェンディが離婚というツールを使って自分らしい生き方を見出し、運転免許
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

大きな国アメリカの片隅で今という時を必死に生きているウェンディ。
乗ってきた車も直せない。
行方不明のルーシーを見つけたところで、もはや育てる術もない。
彼女が抜け出そうとしているもの、手に入れようと
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ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)

3.9

数十年ぶりに鑑賞。
プロコル・ハルムの『青い影』大好きな曲。
最後のシーンでジミーが「バンドで学んだことは?」と聞かれ、この『青い影』から引用し「ファンダンゴに乗せてクルリと回転し、めまいを覚える。で
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女はみんな生きている(2001年製作の映画)

3.8

しょっぱなから娼婦ノエミが暴行を受けるシーン。
それを無視する通りがかりのエレーヌの旦那。
この旦那、エレーヌを家政婦としか思ってない。
おまけに訪ねてきた母親に居留守を使う薄情息子。

女を性欲発散
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

4.0

大人の世界で商品として独り歩きしていく世界一美しい少年。
心だけ置き去り。
でもビョルン・アンドレセン、とても従順なんです。
それがティーンエイジャーとしてなんだか健全ではないように見えた。

それは
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心と体と(2017年製作の映画)

4.3

恐らく重度アスペルガーの女性マーリアと
手に障害のある中年の上司エンドレが
臆病で繊細に恋に落ちる。

夢の世界では繋がる二人も
現実世界ではすれ違い傷つけ傷ついてしまう。

恋愛感情とはどんな気持ち
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.2

どんでん返しからの大どんでん返し!
最後まで気を抜いちゃだめ!

体当たり演技のケイト・ブランシェットがいると作品が生きますね。さすがです。
ケヴィン・スペイシーに関しては、こういった役(知能犯)での
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キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー(2008年製作の映画)

3.8

起承転結でわかりやすく
喜怒哀楽使って楽しませてもらった。

前向きガールはやっぱり良いね。
炭酸飲んだくらい爽やかな気分。

こういう役が本当に似合うミスルシンダボンド役の
ジョーン・キューザック大
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ジェーン・エア(2011年製作の映画)

4.0

親をなくした上、叔母やいとこからいじめられる幼少期のジェーン。
そのかたい表情から寄宿舎でも歯を食いしばりその強さを築き上げてきたのが分かる。

叔母が亡くなる時の一線を引いた「赦し」がかっこよかった
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

♪ポンポンポン……
トム・ウェイツのBack In the good old worldから
いい出汁が出てたwww

夜は逆に隠し事ができない。
偶然出会った人と人が化学反応を起こす街角on the
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.5

こんなに繊細でだけどとても自然な
思春期の変化と目覚め、恋と友情。

強引に着せられたワンピースが痛々しかった。
自分らしく生きられない事って
こんなにもしっくりと来ない。

ロール(ミカエル)役の子
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.6

普通の毎日の中で
ましてややさぐれてる時なんて
生まれてきた喜び
生きてる喜びなんて感じない。

しかし、この作品とジョージを通して
当たり前に送れている日常が
奇跡だということを思い出させてくれます
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リンカーン(2012年製作の映画)

3.6

奴隷制度から開放された後
彼らに何が待ち受けているのか

それでも『法の下の平等』の持つ意味を
分かっていたリンカーン 

アメリカは黒人の方々の血と涙
そしてリンカーンが作った第一歩でできている国
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

回想シーンと現在が入り交じって話が進んでるって
半分以上見たあとで気づいたのって私だけ?

そっからは頭の中で点と点が繋がってくのが楽しかった。


刑事さんが奴の即興の嘘に気づいていくところはもう興
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.6

人生は決断の連続。

選択肢から決断した結果の世界が
幾層にも同時に存在してるというわけよね。

じゃあ『私』はどこにいるのか。

他のパラレルにも『私』は居て全ては『私』なの?
愛した人もそれぞれ違
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テンプル・グランディン~自閉症とともに(2010年製作の映画)

3.8

子供の自閉症の症状が母親の愛情不足って
どれくらいのお母さんが言われてきたことだろう。

テンプルの母親が彼女を自立できるように育ててきたこと、
社会に出て自らいろんな困難に立ち向ってく姿は
本当に感
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