KIYOKOさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.5

久々にみたくなってしまった。
相変わらず、僕の考えた面白殺人シチュエーション発表会としてスタッフキャスト共に遊びまくってて笑える。

実態のない死の筋書きにどう抗うか、明確な幽霊とか人間とか、目に見え
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.2

ナイキらしい"just do it"精神に溢れていて、期待してた以上に熱くなった。

そして見事な会話劇だからこそ、映画館でこそ見るべきだと実感した。

ソニーと代理人とのコメディ的掛け合いは最高だっ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

数多くのオタクを生み出してきたであろうスピルバーグがこれを作ったと思うとおもろい。

というのもラストでいきなり「現実こそがリアル」と諭されるから。

この映画自体がワクワクするような仕掛け満載で、オ
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.3

辛い。
とにかく話がわかりづらいに尽きる。

登場人物多いし、話複雑だし、主人公誰だかわからん構成になっちゃってるし、クリーデンスとかグリンデルバルドとか微妙に似てる名前で頭こんがらがってくるし、無駄
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.4

微妙

ハリーポッターの世界ではハグリッド絡みで少し気になるくらいだった魔法動物を、大きくフューチャーしていく感じは新しい掘り下げ要素として面白いところだった。

そこ以外たいして映画的な見どころがあ
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.7

ゾンビというより、ダメな人間を描きたかった作品なんだと思う。

人間のダメさをこのような角度から描くことで、キリスト教的な贖罪の意識が、根底に強くある作品だと思った。

隔離されたエリアの中で、ゾンビ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

出だしはかなり引き込まれた。
スーツを着て、殺し屋のスイッチが入るとこくらいまでは面白かった。

しかしなんだか途中から失速。

アクションはそれなりに見応えはあったので、みれる映画ではあったが、話と
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

どう考えても映画としてはクソというか、そもそも物語やドラマなんてものはないし、映画とも言えない構成。

仮面ライダー好きだし、エヴァのめんどくさいオタクとしての自分はものすごくツボをつかれたところもあ
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.7

この時代のハリウッド映画はワクワクさせる演出がうまいというか、次に何が起きるだと引き付けられてしまう映画が多い気がする。

この映画も玉手箱のような映画で楽しめる仕掛けがたくさん。
サクッと見れる軽さ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

2.8

こんな映画が評価されてはいけないという使命感すら呼び起こすダサさだった。

エフェクトを記号的に使うことで、人々の心が動いているという心理描写は「なるほどなぁ」と思ったし、好印象。

聴衆を魅了する「
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

自分を端末のように捉えて、多元宇宙の自分をダウンロードして呼び出すという設定は面白かったし、異世界転生モノとして楽しめた。

「コインランドリー」という、「回る」洗濯機がたくさんあるこの場所を家として
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.8

水の質感や、見てるだけでさわやかな風やココナッツの香りを感じられるような南国の世界観がよかった。

公開当時見てなかったけど、女性の有色人種のキャラが、自ら道を切り開いていくというのは当時は新しかった
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ちひろさん(2023年製作の映画)

1.0

今泉監督の作る映画はなんでここまで気持ち悪いんだろう。

敢えて面白く作劇するスタンス(個人的にはこの謎の上から目線的スタンスが大嫌い)から離れることで、「何も起こらない、起伏のない普段の生活、営み」
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.8

この作品単体というよりも、シリーズ全体の総評ということで。

『不死鳥の騎士団』までは話が追える感触はあるものの、『謎のプリンス』あたりからよくわからなくなってくる。

緩急がないというか、ことの大き
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.8

フェーズ5の幕開け作品とあって、発表された時、アントマンにその重荷を担えるキャパがあるのか不安だったが、単体作品でここまでの規模感を描くとは思ってなかった。

物量感がすごくて一瞬眠くなりかけたが、概
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

心なしか、見終わった後、少し顔が濃くなった感じがする。

ドバドバと脳汁が分泌され、血肉沸き立つ感じ、たまらない。

こういうアクションが見たかった…
男の中に眠る闘争本能を掻き立てる魅力に満ち溢れて
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.2

映画的なカタルシスに溢れた作品だった。
見ていて気持ちよかった。

こういうストーリーの時、主人公は道徳的に完璧な人間で、絶対正義の神様みたいな感じになりそうだが、ラーヤは意外と人間的なままだったのが
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.0

つらすぎて途中で48分くらいで見るの放棄。
拷問に使えそうな映画だった。

ツッコミ不在でボケが渋滞してる。
しかもそのボケが微塵も面白くないんだから困った。

クソチープなCG、終始滑りっぱなしの下
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.1

配信にて久々視聴。

そいえばコロナ禍突入直後、映画に行くのも忍ばれるような状況になって最初に見たのがこの作品だったなぁ。

当時は今よりも閉塞感がすごかったので、こういう娯楽映画に救われた。

マー
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

どんな言葉も野暮になるくらい素晴らしい出来だった。

見終わった後も、湘北vs山王が行われていたあのアリーナの観客席に自分がいて、その余韻にひたってる。
そんな感じでのめりこめた。

ほんとの試合を見
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

映画界アニャにどんだけ堕落した女みたいな役やらせるんだよ!ピーチ姫で救われて欲しい! でもアニャ、今回も良かった。

さて、本編の内容的には
シェフ=ある種の神であり、カルト宗教化した職員、その神が作
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.0

完全なるファンムービー。
ガーディアンズファンなので自分は大満足。

マルチバースも壮大な敵も関係ない、心温まるサイコパスコメディ。

マンティスとドラックスのサイコパス感しかり、ハートウォーミングな
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

改めて面白いと思った。
演出が素晴らしい。

そしてクリーチャーの造形とアナログ特撮の素晴らしさは錆びない。
逆に新しさも感じる。

映画界や政界でのハラスメント問題が明るみに出てきてやすい今の世の中
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.2

白人と黒人の奴隷の歴史が前提にあって、現代に至る黒人差別を、映画としてメタ的に置き換えつつ見事に物語っていた。

事実を脚色してなんか綺麗な形でおさめていくっていうのがエンターテイメントの主流だが、こ
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.8

美男美女と良い奴しかいないアニメに嫌気がさして、これを見てみた。

渡辺監督は、海獣の子供に続き、本作もアニメーションパワーを感じられるものに仕上げていて良かった。

全体的にはディフォルメされた世界
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.8

かなり良かった。

最近のMCUはとっ散らかった感じのが多かったが、今作は簡潔に、新要素をうまく取り込んだ上で、ドラマをじっくり、しっかりと見せてくれた。

継承していく様子をじっくり見れるのもマーベ
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.5

エノーラが変に良い子にならない終わり方に好感はもてるが、もうちょいストーリーも捻くれていい気がする。

物語の展開もスムーズすぎるし、キャラの行動を徹底してたから逆に行動にも意外性がそんなにないので、
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テリファー(2016年製作の映画)

2.4

ハッピーハロウィンってことで、今の季節にぴったりではあるが、このピエロには美学がなかった。

これならよっぽどシーハルクの最終回の方がグロい。

ピエロなりに殺しに凝ってる風だったのに、拳銃使うのはな
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

村上春樹に興味はないが、いろいろ賞を取ってるので鑑賞。

文学チックな言い回しが鼻についたが、この映画の演出意図と独特な落ちついたテンポ感で心穏やかに見れた。

濱口監督を何本かみてるが、どうしようも
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