衣織さんの映画レビュー・感想・評価

衣織

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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

3.5

どうしてこうもおぞましい動機を作れるのか。
トリックはチープだし、あっと驚くどんでん返しがあるわけじゃないが、ずっと銃弾を浴びてるような感覚。

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

4.0

全然泣く予感しなかったのに泣いた。やはりキャラが強烈で熱い。
だが、そこがいい。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

1.2

一夏のアバンチュールに酔ったいい大人が相手の名前に自分という存在を刻み付ける行為、最高に気持ち悪いなって思いました。




以下ネタバレ










子供に「大人になれ」って説教しときながら
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

-

仮に太宰の恋愛観を独自の解釈で作品にするとしても、人間失格である必要性が全くわからない。人間失格の本質は太宰の強烈な自己否定、自己欺瞞だろ。
セックスシンボルとしての小栗旬なら他所でやりなよ。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

5.0

あえて言いたい。

これはただのラブストーリーだ。

他より少しだけ排他的なだけ。
退廃とした町の牧場で起こる、一つの出会い。
愛により変わり、与え、失い、与える歓びを知る、ただの普遍的なラブストーリ
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バハールの涙(2018年製作の映画)

4.6

女、命、自由の時代

ISに家族、尊厳を奪われた女性たち。
女性という言葉はこの作中では正しくない。妊婦、少女、赤ん坊、その全てが略奪され、奴隷として売買され、強姦、拷問を受け、アイデンティティを失う
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公のぶっ飛び加減が減って、人間らしさが急に増して、違和感があったが、どうやら原作の4作目とのこと。
鬱々とした前作と違い、テーマも壮大かつ、主人公の過去も明らかになる。
ハッキングシーンよりもアク
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.3

今まで他者の性嗜好、性自認について無関心を貫くことが、正しいのだと思っていた。けど、それはその人と向き合っていない、ある種の差別なのではないかという一抹の不安を感じた。
もし大切な人がLGBTだとして
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108時間(2018年製作の映画)

1.7

そろそろ笑ってはいけないホラー映画を作るべきでは???

それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

1.6

韓国ノワール見過ぎてどうにか美しい物語をつくりたかったのか?監督のお花畑な頭が見え透けて残念すぎた。
自国をよくみせたかったのか差別主義の韓国にも関わらず、障がい者に対する差別シーンが全くといっていい
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怒り(2016年製作の映画)

3.9

子供の軽率さやばいとは思うけど、身元不明のマツケンに恋しちゃうのは激わかる。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.5

淡々と子供が生きている。
淡々としていてそれでいて残酷で突拍子も無い世界で。

私はこの映画以上に美しい青をみたことがない。
岩井俊二の青が好きだ。
冷たくて、喉元を締め付けるような切迫した青。

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.5

警察が並ぶ道路、多くの人達が差別に対して声高に叫ぶ中、少女はただ何度も「彼は生きていた」そう叫び続けた。

警官が持っていたのが銃じゃなくてコレ(拡声器)だったらよかったのに。

そう思いながら、
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ダンボ(2019年製作の映画)

2.1

情報過多の中よく丸く収めたなって思った。
小さい時にみたダンボはこんな感じだったっけ

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.6

ヘビメタ×村上龍×ヤングジャンプって感じの、主人公に引っ張られるように作品全体が矛盾をはらみつつ、綺麗に汚くまとまった映画だった。
これほど力強く、優しくて残酷なホラー映画は初めてだった。
怪物はあま
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

1.3

自分のアイコン撒き散らして「映画です!」って言いはってる感じ。
伝えたいことも何も感じられなかったし、ミステリーとしても中途半端。
進化しないオリジナルをタランティーノ節とか持ち上げる風潮も嫌い。

MASTER マスター(2016年製作の映画)

3.8

よくわかんないけど「ん"ん"ん"〜〜〜」ってなった。
謎のエリート・カンドンウォンに対して
구체적인 미친놈(具体的なクソ野朗)という皮肉がエッジ効きすぎて面白いし
それをいうウビンの表情がクソほど可
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

5.0

ずっと声出して泣いてたから劇場で観なくて良かった。

「君は壊れたんじゃない。皺が増えただけ」

この映画の本質は主人公のサクセスストーリーでも、ほのぼのファンタジー映画でもなく、ただプーさんの言葉が
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

かっこよすぎて脳が死ぬという貴重な経験をした。

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

5.0

あれだけの障害を乗り越えて夢を叶えた主人公は間違いなくヒーローだった。
主人公の手の温度が伝わってくるような、とても優しくて温かい映画だった。

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.5

多分ラースフォントリアーは死ぬまでエゲツない人間の本質を暴き続けるんでしょうね!!!

テーマは傲慢だそうですが、監督が一番傲慢でしたって感じがすごく良かったです。

ファング一家の奇想天外な秘密(2015年製作の映画)

1.0

邦題とパッケデザイン作った奴ちゃんと中身観て作った?

ゴミクソユーチューバー夫婦が自分勝手な理由で子供生んだ結果っていう割と辛辣なテーマ。

操作された都市(2017年製作の映画)

4.2

韓国アクション。こういうの待ってた。に尽きる。
とにかく女の子カッケーからテンションぶち上がる。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

しきりに勧められたので渋々みた。
観る前からラストのまさか展開を5パターン考えたんだけど、全部ひっくり返してきたから爆笑。

拷問男(2012年製作の映画)

3.6

拷問すべきはこの邦題をつけたナンセンス野郎

悲劇に相応しいよく念密に研究された復讐劇。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.0

‪全然お涙頂戴系じゃなかった。
主人公と違い目に見えない孤独や悲しみもきちんと撮ってた。
すごく自然な問題が起こり、すごく当たり前にいろんな人が傷つき、それでも"道理"を大切にした映画だった。‬

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

仲間ができたことによってブラックジョークのキレが良くなった◎
翻訳者の苦悩に思いを馳せながらみるとより一層味わいがある。

これくらいアウトローに生きてみろよ。