ひらりーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ひらりー

ひらりー

映画(963)
ドラマ(0)
アニメ(0)

おばあちゃんは魔女(1989年製作の映画)

3.6

ゆる〜いコメディなんだけど晩年のベティ・デイビスが痛々しすぎて切なくなる
その分代打のバーバラ・カレラが魅力的に撮られてて特に庭先に出てガンガン踊り出すとこなんかは結構アガる

キング・コーエン(2017年製作の映画)

3.6

コーエンが『探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!』の監督を途中で降ろされていたことを知ってちょっとショックだったり…

マイク・ハマーがイタリア系だとは知らなかったよってコメントは笑った

ノーマッズ(1985年製作の映画)

3.6

終始無言のパンク集団がすげえカーペンターっぽい

ブロスナンが集団の一人を隠し撮りしてる最中、被写体が証明写真を撮るみたく顔の向きを変える仕草をして(撮られていることに気づいていて)ゾクッときた

>>続きを読む

FAMILY(2001年製作の映画)

3.5

岩城滉一 木村一八の前科者兄弟(戦車のオプション付)VS遠藤憲一(下半身丸出)の一方的過ぎるカチコミは笑った

終始下品なこと言うかやってるかしかしてない遠藤憲一の安定感よ

真っ黒で何も見えない元の
>>続きを読む

バイロケーション(2013年製作の映画)

3.5

漫画原作モノみたいなタッチだけど(元は小説)充分楽しめた

黒沢清の映画を彷彿とさせる所がいくつかあるが(高所からの落下とかバスの車内場面とか)どれも単純な一場面としてのトレースに過ぎないオマージュば
>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.4

覗き、家宅侵入、盗聴などのバリエーションに富んだ変態行為をあらかた見せてくれるがどれも面白みに欠ける(唯一、風呂上りの彼女をカメラに収める場面、それまでのアンニュイな独白と対照的なシャッターの連続音の>>続きを読む

嵐電(2019年製作の映画)

3.7

大西礼芳が素晴らし過ぎる
前半スタジオでの台詞の読み合わせ時のこれ以上ない多幸感といったら

ARATAが住む四畳半で突如起こるアンゲロプロス的な時空の歪み方も良い

後半になるにつれ時間や場所、人物
>>続きを読む

テリファイド(2017年製作の映画)

3.6

カットが切り替わったりパンをすると幽霊が現れる、という和製ホラー的恐怖演出の見せ方を物語の設定(ある一定の角度だとソレが見える)にも組み込んでいるのが見事

劇伴のハリウッドっぽいアゲアゲ感がちょっと
>>続きを読む

サランドラ II(1984年製作の映画)

3.5

そこにバイクが突っ込む為に配置したかのようなわざとらしい段ボールの山が黒沢清っぽい

回想シーン(一作目の映像の使い回し)が多くて辟易としてくるのだが、唯一前作で目覚ましい活躍を見せたワンちゃん視点で
>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.7

確かにレッドフォードも魅力溢れるキャラクターだが終始尋常じゃない気怠さを醸しだしてるケイシー・アフレックが良い
そのアフレックの前にヌルッと現れ声をかけるレッドフォードの人ならざるもの感がスゴい

>>続きを読む

ドイツチェーンソー大量虐殺(1990年製作の映画)

3.7

ウド・キアが自身の頭を意味もなく着火しだしたり、チェンソーで2回ほど腹わたブチまけられてるのに彼女の名前を叫びながらその辺走りまわってる男(顔の特殊メイク剥がすのわろた)とか、半身を真っ二つにされてん>>続きを読む

マルタ(1974年製作の映画)

3.7

無理やりジェットコースターに乗せてゲロ吐いてる相手に求婚をせまる場面からしておかしい

真っ赤に日焼けした痛々しい妻の身体に欲情してのしかかる旦那がこれ以上ない程胸くそ過ぎる

電話の場面はロッセリー
>>続きを読む

愛に目覚めて(1995年製作の映画)

3.7

ザ・ラブロマンスみたいなタイトルだけど尋常じゃない量の火薬使ってます

チャウ・シンチーの熱血弁護士(1992年製作の映画)

3.9

法廷劇は苦手なんだけど(これを法廷劇に分類して良いのかは置いといて)ホークス級の超高速会話劇でめちゃんこ面白い

‪妊婦のアニタ・ムイが鬼強くてその上超可愛い‬、んだけどDVDジャケすげえ顔してんな
>>続きを読む

ファイヤーライン(1997年製作の映画)

3.6

ラウ・チンワンの恋する相手が観客に嫌われることだけを考えてキャラ造形したとしか思えないくらい嫌な女
というか女性隊員除いて隊の面々のサブストーリーがメインに全く紐づけられていない

撮影現場が死ぬほど
>>続きを読む

貞子(2019年製作の映画)

3.5

全体的な『エクソシスト2』っぽさとか狂人(生きた人間)が幽霊に打ち負けるとことかに不在である筈の高橋イズムを感じる

終盤の貞子の肉体感というか力技は舞台設計含めて『死国』に近いものがある(これもJホ
>>続きを読む

パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

犯行を防ぐため第三者に何とか気付いてもらおうと細工するもことごとく犯人に見破られてしまう前半パート、そこから最後に手に入れたペンをメッセージを残す筆記用具としてではなくストレートに犯人のノドを突き刺す>>続きを読む

恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.7

シーゲルがめっちゃ良い
割と余裕のある演技にみえるけど現場ではガチガチに緊張していたらしくて萌える

イーストウッドがストーカーの女を腕に抱きながらも目は完全に死んでるのがオモロい

柔らかい殻(1990年製作の映画)

3.7

前方から鳥の死骸抱えて変な声だしながら歩いてくる双子のおばさんらが不気味すぎる

ハロウィン(2018年製作の映画)

3.6

割と満足

数多のホラー映画が辿ってきた最終的にジャンルがアクションに化けてしまうというジレンマを分かった上で好意的に受け止めてる感は賛否分かれるところかと

フラストレーションを沸かせづらいマイケル
>>続きを読む

ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

3.5

『エイリアン:コヴェナント』でJ・フランコの潔い使い方を体験した身からするとなんだかなぁと(自分が回想形式の物語が苦手というだけなんだけど)

特にこれといった活躍はしないがアガタ・ブゼクという俳優の
>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.6

今回実写版での一番の収穫はメタモンへんしん後の気持ち悪さ、あのゴマ粒みたいな可愛らしい目がそのまま人間に化けることで超不気味

ショッカー(1989年製作の映画)

3.7

クライマックスが三段階くらい用意されてそのトリであるテレビの中での乱闘場面の狂いっぷりよ!

undo(1994年製作の映画)

3.5

底知れぬ一方的な欲求は恐怖となる

あんな部屋に住んでんだから最初から頭おかしーに決まってんでしょうが

地獄の貴婦人(1974年製作の映画)

3.7

オープニング、小人症の男が車椅子に座る老婆が死んでいることに気づいてからの、画面静止でスタッフクレジットにいく場面のなんと禍々しいことか


直接的な残酷(切り株)描写こそ少ないが、その後始末の様子を
>>続きを読む

沈黙(1962年製作の映画)

3.8

押井守のアニメを実写にしたような、少年の眼下に突如現れる戦車がとても良い

異国の言葉が通じないおじいちゃんコンシェルジュのジェスチャーが超キュート