oioiさんの映画レビュー・感想・評価

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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

2.7

原作未履修でどこまで明言されているかは把握できていないのであくまで映画のみの印象だけど、いろいろとぼんやりとしていた。

大切な人を失った者、未来を奪われた者、自ら未来を断ち切った者。すみれの苦悩。震
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画全体としては、まさに2000年代初頭のちょっとヘンテコでおしゃれで可愛い雰囲気が終始漂っていて、心が躍る。

イーニドとレベッカの友情がメインのパートは時折チクッとしながらも愛おしくて楽しみながら
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.8

期待していた程の面白味は無かった。

画の雰囲気などは味があったし、阿部サダヲさんや水上恒司さんの演技は良かったけど、それらの重さに対してストーリーが軽いというか。

監督が「フィクションらしいフィク
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

みんな幸せでいてほしい。
少年たちが窮屈さなど感じず、ありのままでいられたら。

子供の狭い世界。大人の狭い世界。
建前。忖度。犠牲。

現実に生きていれば嫌ほど目にするものをまざまざと見せつけられ、
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なぎさ(2021年製作の映画)

3.0

怖い。
下手なホラー映画よりも怖い。
文直のやるせなさや、どうしようもないあの空気感が怖い。
気を許せば、闇に引き込まれそうで。

自分にはどうすることもできないものをずっと見せつけられてるあの時間を
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

結論を観客に委ねるタイプの映画はあまり得意ではないが、aftersunに関しては初めてその手法に心地良さを覚えた。
カラムの背景や苦しみ、ソフィが31歳を迎えるまでに歩んできた人生、バカンス以降の2人
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14の夜(2016年製作の映画)

2.2

中高年のおじさんが自分が満足したいだけのために作った映画という印象。

未成年の少年少女をこういう作品に出演させることって、どこまでが健全でどこからがアウトなのかが気になった。(法律云々ではなく倫理観
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はだかのゆめ(2022年製作の映画)

3.3

正直、途中までは色んなことがぼんやりとしていたために特に何を思うでもなく、ただぼーっと眺めていた。

おじいちゃんよく出てくるなぁ、とか。
(監督ご自身の本当のお祖父様と知り納得)

終盤になりようや
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教誨師(2018年製作の映画)

3.1

果たしてこの映画を通して何を思うべきだろう。

罪人が死を目前にしてなお、改心することに意味はあるのか。

あくまで“教誨師”が物語の主軸のため、死刑囚一人一人の罪や背景が詳しく描かれないだけに、正直
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胸が鳴るのは君のせい(2021年製作の映画)

1.9

青木柚さんが観たかったので鑑賞。

キャストは悪くないけど、目新しさもない決まった展開と聞いたことあるようなセリフの連続で虚無だった。

量産型ラブコメ&よくある売名目的の宣伝用映画という感じ。

ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.4

テーマのわりに押しつけがましい御涙頂戴ではなく、ただ淡々と起きたことを見せ、過剰にこちら(観客)の感情を乱そうとする素振りもないので静かに観ていられる。

旅立った日の朝のシーンがすきだ。
感情のまま
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.0

この年頃は、目の前の狭い世界だけでいっぱいいっぱいになるよね。
必死で、痛くて、傷ついて。

青木柚さんは本当に凄いな。
彼の演技は何度も繰り返し見たくなる。

周りの俳優たちの演技が良い分、石川瑠華
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

何も考えずに観れるおバカアクションムービーとして正解のやつだった。
日本を舞台にしてハリウッドの規模感とアホテンションでアクション映画を作るとこうなるんだなって感じ。

とにかくキャストが良すぎたので
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君が描く光/ケチュンばあちゃん(2016年製作の映画)

3.8

途中と最後で印象が変わる作品。

これ以上おばあちゃんを悲しませないでと、少し憎しみも混ざった気持ちで観ていたけど、エンドロールを迎える時には「優しい映画だな」と思っていた。

泣かせるための映画も、
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

昨日まで仲が良かった親友に突然「お前のことが嫌いになった」と言われ、理由を聞けば「退屈だから」と、話し合いたくても切った指を投げつけられ………潔いくらいの理不尽さで、観客側の自分ですら混乱してしまう。>>続きを読む

ミス・ワイフ(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ヨヌにとっては良かったのかもしれんが、ハヌルとハルがオンマを失う未来が変わることがなかったことに関しては後味が悪い。

都合が良すぎるとしても、それごとまるっと解決してくれるエンディングが見たかった。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

実際に被害者がいる事件をネタとしている点で、公開当時に否定的な意見が出ていたこともあり敬遠した覚えがある。

今回は二度目の鑑賞。
一度目と同様、中身が入ってこず、序盤とラスト以外はほぼ記憶にない。
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ミュージック・イン・ミー!(2015年製作の映画)

2.9

テレビ映画と思って見れば納得のクオリティ。

わかりやすい要素が詰め込まれた
わかりやすいストーリー。

キャラクターの深みもなく、
これといって感情移入することもないので
何も考えずに観るには最適で
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