GIN47さんの映画レビュー・感想・評価

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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

何よりも優しい。
人間である事を誇りに思える。
そんな映画。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

名優たちの演技合戦。
騙し合いと探り合い。
愛と憎しみと欲望。
これらを見事に調理する。

箱の中で語られるミステリーとしては、これ以上のものは望めない。


ジェームズボンドではないダニエルクレイグ
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.6

きっと思っちゃうんだろうなぁ。
その気持ちを我慢できないんだろうなぁ。
しばらくそのことで頭がいっぱいになっちゃうんだろうなぁ。

何て思いながらガクガクブルブルしながら観たこの作品。

やっぱり思っ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

日本の宗教史にもこんな暗黒時代があるんだということを、まざまざと見せつけられた。
だれがどの神様を信じたって、あるいは神様を否定したって自由なのは今の時代だからこそ。

否。
今の日本だからこそ。
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

傑作!

人生で出会うイベントの数=残酷>滑稽
でも人生は、結局のところ=残酷<滑稽

ガンにGUNに職場のガン
出会うイベントは多々あれど、結局世界は繋がっている。

繋げているものは、愛。

亀と
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.6

アベンジャーズもいいけど、キングコングはもっとカッコいい!
見返りを求めずに戦う姿に人が見習うべき姿勢が描かれている🦍

正義の味方を描く映画は多々あれど、こんなにカッコよく人間臭いヒーローはなかなか
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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.0

自撮りしてブロードキャストして、視聴者という名の無責任なファンを集めてお金を稼ぐ。

これだけならすでに実現している世界。

NERVEはそこにオーダーが存在する。

命を無視したファンからのオーダー
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

賞賛。

裏切りに暴力、血量多めのシーン、ドウデモイイ内容だがついつい引き込まれてしまう長尺ゼリフ、クラシックだけど破壊力抜群の銃と無駄に多い火薬量、ドロドロのS&M感とその世界観を見事に表現してみせ
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コロニア(2015年製作の映画)

3.3

エマワトソンの体当たりの演技。
重いテーマの作品に、魔法も使えない、自力で戦う彼女の存在が良い意味で目を背けさせてくれました。

チリで起きた実話。
宗教がらみの悲劇はどこの国にでも存在するんだなと改
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ニュースの真相(2016年製作の映画)

3.8

こういった歴史に埋もれた、或いは埋もれかけているメディアや政府の事実を掘り起こす系の映画は、そこにどれだけの【事実】を盛り込めるかよりも、受け手に何を訴えることができるかが大きな役割。

そして、受け
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.3

こういうの大好物!
とにかく魅せられる。

正義のために悪党と戦う。

シンプルな構成だけど、このくらいわかりやすい構図でこれだけ魅せるのは、やっぱりかつてのセブンサムライの偉大さ。

7人の個性がぶ
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トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

4.0

間違いない!これはバンブルビーのための作品だ。
非の打ち所がない活躍ぶりで、五作目にしてとうとう主役に躍り出た!

蜂のように刺す!

オプティマスとの師弟関係以上に濃い友情には感涙もの。

ファンに
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

3.5

007のようなイントロでハナからメチャメチャアゲてくれる作品。

007好きの僕としては、期待していた以上のスパイ映画か!何て思ってワクワクしてのめり込んでいくと、ビックリ!

これはメリッサマッカー
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.2

前作アウトローも鑑賞したと思うのだが、ほとんど記憶に残っていない。
そして本作も記憶からやがて消えてしまうだろう。

そうか、こういう時のためのフィルマークスでもあるんだね。


ところでなぜ記憶に残
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.4

愛と勇気がふんだんに盛り込まれた宝物のような作品。

愛とは、勇気とは何なのか?

その永遠のテーマについて手ほどきを受けることが出来る。

男として学ぶべきものが多く、女性としてもそうだろう。

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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.7

観るものを飽きさせない疾走感。
火力、火力、火力に爆発。それらをリアルに描いた破壊力抜群の映像。
ほしてムキムキの筋肉アクション!
99分というコンパクトにまとめたわかりやすいシナリオ。

アクション
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13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

3.7

ヒゲのあるなし、メガネをかけているかいないか、ロン毛かショートか、痩せ型かがっちり型。

これらは複数の主人公が、同時進行するような作品で、彼らを区別する術として僕が利用している方法のいくつかだ。
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ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

3.5

ストーリーとはちょっと離れますが。

子供は実の母親にどんな暴力を受けたとしても、母親を憎んだりしないらしい。

ましてや警察から聴取を受けたとしても、全力で母親の犯行を否定するそうだ。

それだけ子
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フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)

2.9

都合よく進むストーリーに、葛藤感の少ない演者、安っぽいCGと、この映画をとった意義を見つけることが出来なかった。

こんな映像必要?

えっそこは揉めるところでしょう!

あれっ上手くいきすぎじゃない
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

キアヌを観るのはいつ以来だろう?
不思議とだいぶ期間が離れてしまいました。

スピードを映画館で鑑賞してことがキアヌとの出会いで、僕にとっての彼は生粋のアクション俳優。

今作はどんなかな?とワクワク
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どこの国にもすごい演者はいるもので、この作品では圧倒的な悪を演じているポールスヴェールハーゲンには驚かされました。

そして、この人の笑顔が、とにかく怖え〜
久しぶりに悪魔を観た!

下みて下っ!
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

現時点におけるゴジラ映画の集大成!

細やかな気配りが伺えるシチュエーションや、疾走感のあるセリフ。
CGも日本映画もここまで来たかと思わせる出来栄え。

配役も素晴らしく、ところどころに遊びゴコロ。
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

4.4

このチームワークはアベンジャーズよりもスケールがでかい!
正直、驚きました。

パオロソレンティーノという圧倒的な天才が、俳優から歌い手、美乳にサッカー選手まで、とてつもない才能を集結させた!

カメ
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.3

本人が受けた屈辱も、家族が受けたそれも、きっとこんなもんじゃない。
もっともっと胸をえぐり、生きながら殺されるかのような屈辱を何度も味わって来たはず。

肌の色だけでその人の何がわかるんだ?


人間
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.4

イアンマッケランの演技力にただ、ただ脱帽!

イギリスの、映画界の宝だと思います。

あまりに老いがリアルで、もう引退するのではないかと疑ってしまうほど。

シャーロキアンたちがこの作品をどのように評
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ルーム(2015年製作の映画)

3.8

僕ら大人が想像している以上に、子供が母親を愛する思いは強く、そして深い。

DVを受けた子供は、警察から事情聴取を受けたとしても、母親を庇うのだそうです。

母を信頼して、守ろうとするその心意気は大人
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ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

3.9

おじいちゃんになっても、こんな相棒がいるなんて羨ましい限り!

このくらいの歳になると、かつてのしがらみや怒りにも似たそんな感情とかは全部ふっとんでしまうのかな。

男同士の友情がそうさせるのかな?
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.3

この作品に
あるのは、闇、狂気、欲望。

ないものは、正義、モラル、非の打ち所。

脚本、演技、映像、全て完璧。

ルイスが撮る映像は、彼によって創り上げられたフェイク。
然して、それはアメリカ資本主
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.8

久しぶりにジョニーの演技を堪能した!

相変わらず、目での演技が迫真に迫っている。

今作では戸惑いを演じたフェイクのそれとは違って、ためらいのない悪を実行する根っからの悪党のそれ。
まあゾッとするこ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

そこにはいない。でもいる。確実に。
でもどうしてもいないんだ。なんでだろう?

見つからないんだ。探しても。
でも絶対にいるんだ。

僕のココロの中だけではなくて、存在としての君が。
必ずここに。
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オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.9

出演はロバートレッドフォード1人。
役名はour man。

our man。
私たちの彼。
まさにこの作品の役名にふさわしい。

そして最後にもう1人の出演者が。
出演″者″言うよりは腕一本。

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悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.7

誰がなんと言おうとも、こういう映画は好きだ。
シブくて、匂い立つような、暑苦しいまでの男らしさ。

やっぱりこういう男はカッコいいな。

男の本能を滾らせる、闘い、友情、そして愛。

原題の意味は、「
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.2

優れた文学を映画化するのはすごく難しいのでしょうね。

白鯨は迫力があったけど、想像していたよりも小ぶりな感じでしたし。

本は人の想像力を駆り立てるから、読み手それぞれが想像したものに、映像が追いつ
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

クールでカッコよくて、ユージュアルサスペクツを彷彿とさせる映画でした!

と言いたいのだけど、ドイツ映画って何か暗いんだなぁ。
映像もストーリーも。

もちろん明るく彩ることばかりがよいとは思わないの
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.8

リアルかファンタジーか。
観ているこちらもハラハラ。

こういう柔軟な発想、セリフまわし、物語の構成は女性が脚本を書いているのではないかと考えていたら、エンドロールでビックリ!

ルビー役のゾーイさん
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

ベンのおかげで歳をとることに抵抗がなくなった!

シンプルなストーリーの中にも、男としての生き方、女性への接し方、人としての道、年配者としての振る舞い方、若手へのフォロー、そして上手な歳の取り方。
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