イチイさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

イチイ

イチイ

映画(214)
ドラマ(0)
アニメ(0)

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.0

7年前に夫を交通事故で亡くした田中良子は、コロナのために経営していたカフェがつぶれ、今では仕事をかけもちしながら中学生になった息子の純平と二人暮らしをしている。風俗の仕事で知り合ったケイと親しくなるの>>続きを読む

ブロックアイランド海峡(2020年製作の映画)

2.0

夏が終わり避暑客が島を去りひっそりとした日常が帰ってきたブロック島で奇妙な出来事が起こる。何千匹もの魚や鳥が大量死したのだ。家族と島で暮らすハリーの父親も様子がおかしい。心配していると、父親が失踪し海>>続きを読む

SLEEP マックス・リヒターからの招待状(2019年製作の映画)

3.0

眠りをテーマにした8時間の楽曲を、全観客がベッドに入ったまま一晩かけて演奏したライブイベントのドキュメンタリー。ロサンゼルスでの公演の様子をを中心に、マックス・リヒターとパートナーのユリア・マールへの>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

2.0

長寿化の代償として失った生殖能力を取り戻すため、人類が怪奇生物の蠢く地下世界にたったひとりの探索隊を送る、というストップモーションアニメ。

人形やセットの作り込みが素晴らしく、単なるコンクリート壁が
>>続きを読む

夏時間(2019年製作の映画)

2.5

父親の経済的困難のために、祖父の家に引越することになったきょうだいのひと夏の生活を描く。

物語は中学生くらいの長女の視点で語られ、はじめて自転車で街をまわった夕暮れ時や、家族の揉め事が起きたある日の
>>続きを読む

スマホ拾っただけなのに(2019年製作の映画)

1.0

カメラを止めるなっぽい田舎ホラー風味のコメディ。大声で騒ぐだけの単調な演技や真相が明かされても何ら面白くない仕掛けばかりで、斜め見でもつらい。1点でも高い。行動→惨死→妄想でした、のパターンを同じ場面>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.5

絶望的状況を脱するためなんとか大金を手に入れようと藻掻く人々を描く犯罪群像劇。欠点も目立つが、全体としてはよくまとまった娯楽作でしっかり楽しめる。チョン・ドヨン演じるヨンヒは人物像の一貫性が少々欠けて>>続きを読む

夜來香(イェライシャン)(1951年製作の映画)

1.5

戦争で引き裂かれた男女の難病メロドラマ。全体的に雑で強引な展開が目立つ。特にラストの展開はあまりに唐突で唖然とした。

舞台は神戸だが、屋内の場面が多く街の雰囲気を感じられる場面は少ない。屋外撮影の場
>>続きを読む

ポラロイド(2018年製作の映画)

2.0

撮られたら死ぬ、呪いのポラロイドカメラにまつわるティーンスクリーム物。

主な撮影地はカナダの港町ダートマス。雪の積もる小さな商店街や、薄暗い雪空にけぶる湾岸の橋がとても美しい。特に印象だったのが、冒
>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

最高のロケーションが盛り沢山の好作! 雪の荒野、砂漠、森、農場、海とアメリカ西部のさまざまな土地を見られた。遺棄され雪に包まれた街の場面は失われてしまったものへの痛切な悲しみが満ちているのに、それでも>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

2.0

主人公に嫌がらせしたやつだから惨殺されてもいいよね、味方は大丈夫なんで!というエクスキューズつきの残酷シーンがすべてをダメにしていると思う。派手だけど作り物っぽさが目立ちすぎた。

飢餓海峡(1965年製作の映画)

3.5

大変力の入った大作だけど、物語は異様に都合の良い行動をする女なしでは成立しないので歪な印象が強い。函館、大間、東京、舞鶴が登場。印象的なロケーションはあまり多くないが、舞鶴駅と多くの店が連なった駅前商>>続きを読む

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.5

戦後の復興が進んできた銀座の街並みが素晴らしいが、かと思えば郊外のまわりに何もない工場や今も残る(らしい)道端の鳥居が印象的な佃島が出てきたりとワクワクするロケーションがいくつも見られた。

俳優陣は
>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

1.0

売れない芸人が、自死や殺人事件の起こった部屋に住むという企画に挑戦したところ、さまざまな形で幽霊と遭遇するという話。

映像の質がよかったので意外に悪くないのかと思ったが、最終的には唖然とするほど酷か
>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.0

ある夜、アメリカの小さな町の検死官事務所に、正体不明の若い女性の遺体が運び込まれる。明朝の記者会見に間に合わせるため検死官親子は地下の処置室で急ぎの解剖が始めるが、嵐が強くなるに従っておかしなことが起>>続きを読む

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

2.0

1973年のロサンゼルスでソーシャルワーカーとして働く女性が、泣き女の亡霊に襲われた家庭を訪問したことをきっかけに、自分子どもたちもその呪いに遭うという話。

よくあるパターン通りに作られた定型的な作
>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.0

7歳までアフリカのエリトリアで少年兵として育てられたルース・エドガー(ケルビン・ハリソン・ジュニア)は、裕福なアメリカ人の両親の養子(ナオミ・ワッツとティム・ロス)として迎えられ、過去のトラウマに悩ま>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.0

アメリカの小さな町がゾンビに襲われ、ビル・マーレー演じるくたびれた老年署長や、アダム・ドライバー演じる大柄な身体に似合わない小型スマートカーに乗るその部下たちが、メタなジョークを挟みつつ戦うという話。>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.0

有名な心霊スポットとして知られる犬鳴村。投稿用動画を撮影していたカップルは噂通りに不可解な現象に遭遇し逃げ帰るのだが、村の呪いはその家族をも巻き込んでいくというホラー。

SNS時代のホラーらしく、冒
>>続きを読む