fakeidさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.5

東京という開放的な街で行き場のない閉塞感を感じている若者が拠るべもなく肩を寄せ合うように惹かれ合っていく、いまの東京のリアルを描いたような作品であった。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

ロードムービーを通じて精神的に不安定であった親友との過去を清算していき今と向き合う生を肯定してくれるような作品であった。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

リアリティとフィクションの線引きが絶妙で、日常的な生活の延長線上に非日常的な殺し屋という職業をする少女たちの世界観がよかった。
アクションシーンもジョンウィックを彷彿とさせるような日本最高峰のクオリテ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

不可思議な夢のような体験を経て他者であったり死というものに対峙することにより子供から大人へと成長する過程を描いた作品であった。

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.5

日常の些細な瞬間によりその風景が一転したときに地獄のようなことになってしまうまさに綱渡りのようなこの人生だとしても慈しむことが出来るのか、問いかけられる作品であった。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

5.0

最高の青春映画だった。個人的には「桐島部活やめるってよ」「アルプススタンドのはしの方」に並ぶ最高傑作だと思う。
とにかく出ているキャスト全員が良かった。青春のイキイキとしたみずみずしさを体現してみせて
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

前半に散りばめられたエピソードを後半にかけて回収されていく流れは楽しかった。
しかしながらやはりいまこのご時世でこの日本の描き方をするかという嫌悪感は払拭出来なかった。
ユーモアとアクションを混在させ
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コナー・マクレガー: ノートリアス(2017年製作の映画)

3.5

コナーマクレガーのMMA選手としてのキャリアをメイウェザーのボクシングマッチまで総括している作品。
彼がいた厳しい境遇からいかに成功への道を辿っていったかがわかる。
試合前からの煽りからの激しい試合は
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ワイルド・スタイル(1982年製作の映画)

3.5

ヒップホップ黎明期の生々しい空気感を体感出来る作品であった。
劇映画とドキュメンタリーの両側面を持った構成がそれを表現していた。
それと同時にヒップホップという文化が誕生しても間もないというのに、現代
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

いわゆるタイムループものだが、とにかくキャラクターがユーモラスで脳天気で良い。
タイムループに入ったことに気づいたときも、その状況に絶望するのではなく、前向きに楽しもうとする軽やかさが非常にキャラクタ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.0

この新シリーズで伝えたかったことは多様性であったりダイバーシティということがテーマであった。
それだけではなく、アクション映画としても手に汗握るアクションシーンの連続に目が離せなかった。
特に恐竜に襲
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激怒(2022年製作の映画)

3.0

この作品で表現したかった同調圧力への抵抗や人間の尊厳の誇示というテーマには共感できた。
しかしながら、この作品全体的に歯切れが悪いのが気になった。無駄なカットやセリフが多すぎる。そこまで長い作品ではな
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

ジョーダンピール監督は、アメリカにおいて黒人が受けてきたネガティブな情勢を批評的に作品に落とし込む名手であるといった印象であった。
しかしながら、前作「キャンディマン」から感じていたそういったところか
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呪詛(2022年製作の映画)

4.0

アジアホラーが今熱い。
「女神の継承」とともにいま見るべきアジアホラー映画であった。
自分がかけられた呪いをかけられてしまった経緯とそれを解く為の経緯を追っていくストーリーの主題であった。
フェイクド
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.5

ルッソ兄弟が、またアクション映画をアップデートした作品であった。
特に印象的であったシーンが、敵が家に侵入してきたたシーンで、レコードの音楽に乗せて、暗闇のなかでアクションが繰り広げられるのだが、アク
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

アメリの現代アップデート版という印象。
何人たりとも個人のイマジネーションであったり、未来への羨望というものを制限することが出来ない、どこまでも自由な存在であるとともに、そのこと自体が当人を苦しめるこ
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.5

この世に抗うことが出来ない、絶対的なものがあり、人間はこの世界の一部でしかなく、それを受け入れることしか出来ないのだと感じた。
この作品の構造が斬新で新しいものであった。いわゆるフェイクドキュメンタリ
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