高山佑貴さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

高山佑貴

高山佑貴

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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.9

主人公が若くなければ描けないような、透き通った切ない感覚が、様々なことを知り尽くしたヤクザのおっさんたちで作れてしまったことに驚かざるを得ない。舞台が汚い都会だったなら、彼らは歳をとったままだっただろ>>続きを読む

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)

5.0

この映画に最初に映るもの、そのもの。美しい結晶。

喧嘩しながら階段を降りてくシーンがすごい。

ハタリ!(1962年製作の映画)

4.6

最高。たくさんの仕掛け。ギャグはかわいいし、猛獣とのアクションはスリリング。
あの移動ショット。
最後の追いかけっこ大好き。

ジョン・ウェインがマサイ族のダムみたいなところを立ち止まって眺める時に、
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

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ダークユニバースの第一弾がこれでいいのか。不安になる。こんなの作っちゃっていいのかな。
興奮するいいカットはあるけど、カットが孤独でカットとカットが作る空間があまり存在しない。シークエンスがひどい。
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ビジョンズ・オブ・ライト/光の魔術師たち(1992年製作の映画)

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撮影監督の哲学と共に、撮影監督という仕事がいかに映画の多くを左右しているかがわかる。「市民ケーン」が監督のオーソン・ウェルズが撮影監督のグレッグ・トーランドを信頼し、二人三脚で映画を作り上げていったこ>>続きを読む

汚れた血(1986年製作の映画)

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大好き。最高の青春映画。個人的には、ドニ・ラヴァンが上の画面外にリンゴを投げて戻ってこないという手品をするシーンが好き。映画のフレームを使った馬鹿らしさに溢れてる。

家路(2001年製作の映画)

3.8

ガラスや、舞台袖などを使って、無声シーンを意図的につくってる。特にガラス越しのシーンはかなり多い。
また見えない場所と見える場所を明確に分けている。見えていない場所もまたあるというように、空間をつくっ
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Playback(2012年製作の映画)

4.0

よく動く。そして、すごく文学的だった。可能世界。友達の結婚式のような、同窓会とかに出れば、様々な考えや後悔が頭をめぐる。過去、未来、可能世界。それは特別な体験だ。そして、それを機に人生は変わっていく。>>続きを読む