Tatsuさんのドラマレビュー・感想・評価 - 3ページ目

Tatsu

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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア シーズン2(2020年製作のドラマ)

4.3

めちゃくちゃ面白いところで終わった。シーズン3が楽しみすぎる。

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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア シーズン1(2019年製作のドラマ)

4.3

めちゃ笑えるし、人間の主要人物を中心に話を転がしていくところで、ストーリーテリングにも期待させる。シュールで、一般人のリアクションをしっかり映していて、正しくコメディをやっている感。

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メイドの手帖(2021年製作のドラマ)

4.3

本当に久々に見進めるのが辛いドラマだった。1日1話が限度。ドメスティックバイオレンスの被害者が、夫の元から逃げ、シングルマザーとなり、理不尽な社会制度に振り回されながら、街から抜け出そうと必死にもがく>>続きを読む

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マーダーズ・イン・ビルディング シーズン1(2021年製作のドラマ)

3.8

実は前半5話くらいまではイマイチはまれなかったけど、主人公3人以外の視点が入り始める後半から尻上がり的に面白くなって結果良かった感じ。やってることは今や新鮮ではないけど、ある人物の視点になる7話や、そ>>続きを読む

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セックス・エデュケーション シーズン3(2021年製作のドラマ)

4.1

セックスセラピーをする高校生というメインプロットを無くしたシーズンで本当の「対話」の物語になる。基本的にどの登場人物にも救いを与えていて純粋に優しいドラマだなと。群像劇としても各パートしっかりしていて>>続きを読む

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テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく シーズン2(2021年製作のドラマ)

3.6

まず不満から。シーズン1に比べても、ポップソングの使い方(そもそも選曲)からあまりにアレだと思うし、『マグノリア』『ノッティングヒルの恋人』『恋人たちの予感』『ラブ・アクチュアリー』『アフターアワーズ>>続きを読む

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ステージド2 俺たちの舞台、アメリカ上陸!?(2021年製作のドラマ)

4.1

とても面白かった。行きすぎたメタフィクションにも、独自のオチをつけていて笑ったけど、テナントとシーン以上に、サイモン・エヴァンス自身の自己批評的な側面が強いのも面白かった。出てくる人間の辛辣さと可愛さ>>続きを読む

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イカゲーム(2021年製作のドラマ)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

モロに『カイジ』+『神様の言うとおり』なのだが、韓国の格差社会の逼迫した現実をデスゲームもので描きこむのは上手い。第2話でワンエピソードを使い現実の厳しさを描き、主人公たち自身の意思でゲームに参加させ>>続きを読む

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真夜中のミサ(2021年製作のドラマ)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

マイク・フラナガンがここにきて自身のベストをぶっ込んできたことに驚いたが企画自体は初期作の頃からずっと温めてて、念願の映像化だったそう。どうやら『サイレンス』にてケイト・シーガル演じる主人公の作家が描>>続きを読む

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IT’S A SIN 哀しみの天使たち(2021年製作のドラマ)

4.4

10年の話をたった5話でやる、しかし濃度と展開は妥協しないという、ラッセル・T・デヴィスの企画・脚本が素晴らしい。エイズクライシスもので、この年代のロンドンのゲイコミュニティを舞台に、っていう作品がそ>>続きを読む

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セックス・エデュケーション シーズン2(2020年製作のドラマ)

4.0

新シーズン始まるので。エピソードとしてはアダムとエリック、メイヴに釘付け。学園ティーンドラマのアップデートは日に日に進んでいて、テーマや語り口としてはこのシリーズがその先端にいる気がする。ここまでの軽>>続きを読む

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メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実(2021年製作のドラマ)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ミステリードラマでありつつこのバランスでメンタルヘルスの話をしてるのは今っぽいけど、もっと普遍的な話にも見えた。要はこの残酷な世界で大人が子供を育てること。それはこの作品では、人間はやり直せると信じる>>続きを読む

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シュミガドーン! シーズン1(2021年製作のドラマ)

3.4

これはハートフルすぎてまあまあ。例えば最近でも『ワンダビジョン』とか『Mr.コーマン』の変なミュージカルシーンとかあった中だと、プロットを捻らなさすぎて。毒があまりにも薄いというか。ロマンティック映画>>続きを読む

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ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム!(2020年製作のドラマ)

4.1

最高に面白い。コロナ禍のコミュニケーションと、役者ドラマの系譜を、シニカルでコミカルに結合していてセンス良い。ゲストは知らないで見た方が面白いかな。3話のあの人よりも、最終話のあの人の方が口悪いの笑っ>>続きを読む

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Blindspotting(原題)(2021年製作のドラマ)

3.9

いいドラマだと思ったけどアールの話をもっと見たかったとか色々あるのでシーズン2希望。映画から派生したテレビシリーズとしてはかなり良質な出来だと思う。映画に比べても表現や画面の自由度も上がっている。

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リーシーの物語(2021年製作のドラマ)

3.7

これは誰が救われる物語なのか考えてた。1人の悲劇的な過去を背負った作家が運命の女性と出会い、人生が救済される物語でもあると思うし、最愛の人を失った1人の人間が、最愛の人が敷いた物語によって救われる物語>>続きを読む

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ロキ シーズン1(2021年製作のドラマ)

3.8

今年のマーベルのドラマ全部に共通する問題ではあるけど、基本は後半に行くにつれて破綻なくロジカルな脚本に終始してしまって、圧倒的に失速する。それでもちゃんと面白いとは思ったけど、1、2話にそれ以降が及ん>>続きを読む

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ユーフォリア/EUPHORIA シーブロブじゃない人なんて**くらえ(2020年製作のドラマ)

4.2

2エピソード合わせての評価。コロナ禍で撮影されたクリスマスイヴの二つのセラピーは、前シーズンでのB面も明かされ、思いの外シーズン間をつなぐ重要なエピソードになっている。そして今作も序盤にLorde"L>>続きを読む

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ユーフォリア/EUPHORIA トラブルはずっと続かない(2020年製作のドラマ)

4.2

2エピソード合わせての評価。サム・レヴィンソン的にはこれがあっての『マルコム&マリー』だったんだと思わせられる。コロナ禍で撮影された、非常にミニマムな作劇という意味では『マスター・オブ・ゼロ』シーズン>>続きを読む

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コントが始まる(2021年製作のドラマ)

3.8

引っ掛かるところもあるけど、十分。とても面白かった。何よりも同世代役者の演技合戦になっていることによって、毎話の対話シーンがその側面において図らずも緊張感を湛えた場面になっていて、目を見張る。このレベ>>続きを読む

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大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)

4.2

坂元裕二流のロマンティックファンタジーだった。2021年にこのような複雑な感情についての寓話をポジティブに描けることの強みは大切。変な構成ながら、セリフと演出のバランスがめちゃくちゃ取れてる。特に池田>>続きを読む

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テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく シーズン1(2020年製作のドラマ)

4.3

このタイプのスポーツコメディって、実は日本に1番足りていないジャンルかも。何よりも単純な勝ち負けの感動ではなくて、それぞれの人間性や感情に寄り添い、スーパーポジティブなバイブスを保ちつつ、苦い人生観も>>続きを読む

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今ここにある危機とぼくの好感度について(2021年製作のドラマ)

4.0

とても面白かった。今の国内でこういう脚本を書ける渡辺あやは本当に尊敬する。あと、最初っから最後まで一貫してユーモアを忘れない姿勢も、社会風刺ドラマとして圧倒的に正しい。説明台詞の多さも目立つけど、メッ>>続きを読む

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マスター・オブ・ゼロ シーズン3(2021年製作のドラマ)

5.0

完敗。とりあえず『マスター・オブ・ゼロ』なんで満点は当たり前だけど、凄い作品だった。特に最終話の演出。泣いた。シーズン2の最終話へのアンサーでもあると思う。

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地下鉄道 ~自由への旅路~(2021年製作のドラマ)

4.5

傑作。バリー・ジェンキンスが全話エピソード監督なので当然と言えば当然だけど、予想以上に彼の作品になっていた。ちょうど今原作も読んでいるけど(まだ途中)結構話自体は忠実に沿っていってるぽい。色んな切り口>>続きを読む

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バリー シーズン2(2019年製作のドラマ)

4.5

傑作。乾いた暴力とユーモアを今最も高いレベルで同居させてるシリーズだと思う。ヒロ・ムライ監督回もさることながら、ビル・ベイダーが監督を務めたEP5とEP8は神回。不条理なバイオレンスコメディとしての魅>>続きを読む

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キリング・イヴ/Killing Eve シーズン3(2020年製作のドラマ)

3.4

前シーズンまでの疾走感が後退した印象があるのは、2人ともMI6の組織戦からドロップアウトしたからだろうか。主要キャラを退場させて話を進めようとするのはネタ切れ気味だからか。ただ、それでも面白かったけど>>続きを読む

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メディア王〜華麗なる⼀族〜 シーズン2(2019年製作のドラマ)

4.5

一年越しくらいにやっと。S1の序盤では死にそうだった高齢のブライアン・コックスが若返ったかのようにその暴君っぷりを発動させていて痛快。特に第3話の狂気的な演技には戦慄。加えて生身のロボットになったジェ>>続きを読む

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ファルコン&ウィンター・ソルジャー(2020年製作のドラマ)

4.0

最終2話にノックアウトされた。2021年の作品としてのポテンシャルがめちゃくちゃ高い。色んな角度から掘り下げられるけど、それこそドラマ版『ウォッチメン』のフーテッドジャスティス問題を思い起こすような、>>続きを読む

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ゼム シーズン1(2021年製作のドラマ)

3.8

色んな意味で見進めるのがここ最近で最もキツかった。アメリカの摂取構造と、露骨な人種レイシズムとバイオレンスをホラー化するという試みは、テーマそのものとしての賛否はあるものの、出来としては成功だったと思>>続きを読む

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僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE(2020年製作のドラマ)

4.5

ルカ・グァダニーノの最高傑作。イタリアの景色と、その中で動き回る人々を、ビデオカメラでこれ以上ないくらいに魅力的に捉えてる時点で勝っている感。1話はほぼほぼ少年が街を彷徨う様、4話はパーティー、最終話>>続きを読む

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FARGO/ファーゴ:カンザスシティ(2019年製作のドラマ)

4.1

シーズン4も傑作。時制的にはシリーズで最も過去に位置しながら、より現代の問題にリンクした作りになっており、さらにアメリカ史を批評するような作品にもなっている。ベストエピソードはやはりジャームッシュ的な>>続きを読む

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MR. ROBOT / ミスター・ロボット シーズン4(2018年製作のドラマ)

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1ヶ月で何年越しかに駆け抜けた。もうここまでくるとガンギマリのショットの連打に眩暈がしてくる。個人的にスペシャルエピソードの5話よりも、室内会話劇の6話とかの方が興奮したけど、いずれにしてもサスペンス>>続きを読む

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ワンダヴィジョン(2021年製作のドラマ)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フェーズ4の物語の動き出しとしても、ドラマシリーズ進出作としても素晴らしい。シットコムを通して、ポップカルチャーがこの世界に必要な理由を語る8話は泣ける。悪夢とコミカルが交差するテイストも最高。悲劇性>>続きを読む

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MR. ROBOT / ミスター・ロボット シーズン3(2017年製作のドラマ)

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これ実は、現実改変、あるいは時間SFなんだな。様々な時間軸のカットバック、交錯するエモーション。EP5の超絶技巧サスペンスと、EP8のエモさ。新たなダークヒーロー誕生譚としても一流。『ホームカミング』>>続きを読む

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MR.ROBOT/ミスター・ロボット シーズン2(2016年製作のドラマ)

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ジョーイ・バッドアス出てきた。クレイグ・ロビンソン怖すぎ。上質なポリティカルサスペンスの様相を放ち、ルックも精巧さが上がっている。

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