冒頭10分以降死ぬ程退屈だがそこが魅力。悪い夢を見てるような映画で全編官能性に溢れる。それすらも無くなる終盤は流石に酷かった。全く盛り上がらないところに怖いカット入れてくるのはさすが。にしても、これに>>続きを読む
とても楽しかった。シュールでありながらウェルメイドなコメディセンスで、主演3人のキャラが立ってて良い。もう少し話の複雑性を削ってもよかったと思うが、終盤明かされる真相の厳しさは忘れ難い。コメディとシリ>>続きを読む
話に全く期待してなかったが、走行、落下など、アクションがドラマに集約されて行ってとても良かった。終盤の車両落下のアクションは『ロストワールド』のトレーラー落下の発展に見えた。
見逃してたやつ。なんかまったりしたテンポで撮られていてイマイチ乗り切れなかった。後半の展開は意外だった。
マイケル・ルーカーが『ヒート』の真似事してるのは『メイド・イン・LA』のマニアックなオマージュ、な訳ないか。アダム・デヴァインはすっかり20年前のアダム・サンドラーだな。
喫煙注意されて逆ギレするとことホテルへの帰り道わからなくなるところの、ニコケイのボケシークエンスが最高。スクリーンプロセスで虚構感増す。終盤銃撃戦バイオレンスが始まる唐突さも良い。
一作目よりも面白かった。初っ端からメタなギャグ投入してくる感じに余裕を感じる。前作よりも数倍怖い話になってて凄い。デスクトップで見るのが1番おもしろいとは思うけど。
久々に見てた。前半面白すぎるのに後半退屈すぎる。
タイ・ウエスト演出はもはや風格のようなものすら感じさせて、前作にすらかろうじてあったマンブルゴア性はほぼ消え、正統的なスピンオフ、エンターテイメントに徹している。ただしそこに生ぬるさはなく、非常に哀し>>続きを読む
『ハロウィン』じゃなかったらとても良かったな。ほぼスピンオフ感。アバンの意外性は面白いけど、前半のパートとかゴードン・グリーンの生真面目さが出すぎ。全部終わった後にお祭り感出すのなんだか。ウィル・パッ>>続きを読む
テンポが良く話が流石に面白くて見入ってしまった。テトリスの利権をめぐる手続きの複雑さとコンゲームを描いたスリリングなお仕事映画でありながら、ロシア共産主義の終焉を描いた作品でもあって紛れもない現代映画>>続きを読む
文句はあるけど、今やってる第一線のハリウッドメジャー実写作の中では1番面白い。夜の撮影の暗さ、陸海空を網羅するロケーション活劇など美点多数。終盤のぶっ飛んだ展開が賛否の分かれ目か。人死にの陰惨さがオリ>>続きを読む
このスピード感と雑な話運びは正解だと思うけど、ギャグが思いの外乗れなかった。歴代役者は出てくるのに、作品としてはバートンの荒廃もシュマーカーの腕力もなく、当たり障りもないウェルメイドでこの刺激のなさ。
子供の前で、男の首をチェーンソーで掻っ切ろうとする髙橋恵子がやばい。仕切りの緊張感が全編に。ドアだけではなく、柵や電話による彼女の孤立。
あまりにもクリシェの連続には流石にって感じだけど、登場人物を高位置から俯瞰で撮る場面の運命性は素晴らしい。ザ・最低人間な悪役の造形には笑ってしまう。
散々待たされたポール・シュレイダー新作。70年代的渋さは勿論、『ドッグ・イート・ドッグ』の下品さと、『魂のゆくえ』の高尚な形式主義が両方あって凄まじい映画だった。ラスト、ストップモーションじゃなくて揺>>続きを読む
2作目も傑作でしょう。マルチバース映画としては1番上手くやってるんじゃないか。美しい絵とビート。話が完結しないのが唯一にして最大の不満ではあるがもはや話はどうでも良いからね。オスカー・アイザックやイッ>>続きを読む
再見。やはり冒頭、女の悲鳴からゴールドブラムのあくびの繋ぎが最高すぎる。ロケーションの旨さや編集は前作に負けず劣らない。ムーアの絶叫を窓外から咄嗟に映す判断。
逸脱を許さない安藤サクラ、無理解の瑛太、虚無の田中裕子。色々引っかかるところはあるが第3幕目を官能的に撮ることが達成されてることは評価すべき。「ごめんやっぱ嘘」のシーンは凄すぎた。ただ何をおいても"結>>続きを読む
めっちゃ極悪なダークコメディで笑った。中盤まで真面目だなと思っていると、耳引っ張りのシーンからパワフルに。終盤戦のチープなズームで映画としての本性も現れる。ミーガンイケすぎ。
バイクを盗んで走り出す開放感に泣ける。居場所であるはずのそこには必ず束縛や抑圧があり、それがついて回ること。アメリカンニューシネマの疾走を現代的視点で捉える。
目の前のものをフィジカルに映すというよりは、大事な場面は反射やディゾルブに強調され、記憶の実態のなさを浮かばせる。曖昧さのリアルとエモーショナル。
カービーの復活が熱すぎる。映画ネタ、青春、フーダニットといつも通り最高なものだらけのスクリームだけど、反則技をいくつか披露していて、それでいて賛否割れそうだけどわりと受け入れられてるのもすごい。まあこ>>続きを読む
あまりにもな傑作。林の会話のシーンと終盤車内のカットバック泣きそうになる。並行に進む男女が最後の最後で接合する瞬間。痺れた。
『イメージズ』に続いて、ワンカット内で何を映し何を映さないかの恐怖演出。人の顔が見えなくなるところの不安。ベッドに向かって独り言を放つシークエンス圧巻。
ジグモント撮影でジョン・ウィリアムズ音楽の『ロング・グッドバイ』組。フローリアン・ゼレールは『ファーザー』撮る前にこれを見てたのだろうか。
全てが不発であることが全て。夜の街で車に乗った夫人を追いかけるマーロウの画の美しさ。
『MEGA MAX』が見直したくなる2時間半(悪い意味で)。ルイ・レテリエは頑張ってるけど、もうそういう問題ではないでしょう。終わらせ方辟易。10年前じゃないと通用しないフランチャイズ。
ジョン・フランシス・デイリーのギャグセン高いんだな。ただこれはあまりにシーンがシーンとしてしか構成されていなくてそれこそコント集をみている感じが。やはり『ゲームナイト』が1番面白い。
デイモン・アルバーンの初出演作。なのはともかくこれは素晴らしい。特に前半。撮影が美しく、マイケル・マンというよりは、ポストヌーヴェルバーグのような、自然光と夜の質感。特にカーライルとレナ・ヘディのラブ>>続きを読む
流石に低予算とは思えないルックで感心するけど、話はもっとシンプルで良かった。喪失をめぐる物語で、面白いことはやってる。カーペンターやフルチやクローネンバーグやロメロは勿論だけど、シンプルにスピルバーグ>>続きを読む
ファミリードラマかと思いきや『トゥーラバース』や『エヴァの告白』に連なる脱出の物語で、クライムドラマでもありながら刑務所映画のようなスリルすらある。ホプキンスの戦い続けろというセリフや集団からの逸脱で>>続きを読む
自分の記憶だとブルックリンという都市を幼少期に初めて知ったのはスーパーマリオの実写版だったりして、そのくらいには失敗作と言われる実写版には思い入れがあると同時に都市の映画として『ゴーストバスターズ』と>>続きを読む
モットーラにかつての輝きはないが、ゆるゆるなコメディで楽しい。思いの外軽さが出せてるジョン・ハムが良い。1話30分くらいのドラマで見たい。