ちゃいさんの映画レビュー・感想・評価

ちゃい

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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

ガンダム全く未見で、PS2でseedのゲームをやったことがあるくらいの知識で挑んだけど楽しめた
終盤なんか笑っちゃった

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

5.0

CG無し大規模セットも大量のエキストラも現代の映画じゃ観れないので新鮮だった
劇中の全ての要素が個々に呼応して面白さを増幅させてた、凄すぎる。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

フェミニズムというよりもっと普遍的な人間性を獲得する話だと思う
我々は理想と現実の間隙で上手く折り合いをつけるしかない、キャラクター各々の折り合いの付け方が興味深かったな

女性が力を得ると困る男がど
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ハム・オン・ライ(2019年製作の映画)

4.0

地元に残ってる組の悲惨さ、苦悩をこんな残酷に描かれるときつい
ゴーストワールドはまだ優しかったんだな
手法と主題が一致してて、難解だけど芯のある、整いのある歪さが癖になる

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ウジンがNBA選手の渡辺雄太選手にそっくりすぎであることはだいぶ前から主張してます。
主人公らへの誘導が催眠術なのがご都合で残念。
最後の足跡1人分だよね。
何度見ても鑑賞後に胸が強く締め付けられるの
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.0

ジョン・ヒューズだな。
誰もが一度は憧れるお手本のような青春だけど絶対誰も真似できない。
ブレックファストクラブの方が巧いなと思いつつフェリスも好き。

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

自分を正しいと思い込んでる者こそ残酷なことができるのだなと。
ジャワにいた者はみな戦争の被害者だと思う。
複雑に交差する、行き場のない正義の網をするりと抜く真っ直ぐな人間としての正しさが深く刺さる。

スカーフェイス(1983年製作の映画)

5.0

最高の映画
今見るとすっごい大味なんだけど旨味たっぷりで3時間でも飽きない。
モンタナ興業設立らへんのシークエンスは自分のことのように嬉しくて泣ける。

Bi Gan | A SHORT STORY/ビー・ガン | ショートストーリー/壊れた太陽の心(2022年製作の映画)

3.0

思い出は宝物ともいえるし呪いともいえる。
“大切にする”とは裏を返せば執着かもしれない。
映像と音が気持ちよくて夢のようだった。

裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

4.0

徹頭徹尾良質なコメディ映画で笑えた〜
テンポもいいしテンションも丁度いいし間隙なく笑わせてくれるという安心感がすごい。

ヘルレイザー ジャッジメント(2018年製作の映画)

3.0

審問シーンが斬新で面白いのだけどいかんせんグロ気持ち悪いので何度か中断しつつやっと見終わり。
セノバイトの裁きをキリスト教のそれと重ねたのは面白いけど、その設定だけ先行しちゃって肝心のストーリー、ミス
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ショット、カメラワーク、美術全てが美しくて秀逸。巧みに撮れば、ただ歩くのも何気ない会話も十分なアクションになるのだと再認識。
途中の色眼鏡のくだりや多分に映される鏡が象徴するように、
「鏡が見る角度に
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「恨んでたけど会ったらいい奴だったからどうでもよくなった」ってめっちゃ分かる。
ストックホルム症候群的な話とも取れるけど、事実ビリーは不器用なだけで超いい奴なわけで、レイラは最初の電話からそれを見抜い
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ははー青いなー」なんて視点で見たかったけどシーモアのおかげでこの映画の当事者になってしまった…辛い…。
イーニドの辛さも分かるしシーモアのイタさ
も他人事じゃないしで四方から責められてる気分でした、
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.0

シンプルながら強靭なストーリー!
見てるこっちが恥ずかしくなるほど真っ直ぐな80年代感。
いい意味で裏切りのない気持ちいい映画。
火と雨が空気感作ってる。
トム・コーディーの連絡先は持ってたい。

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フットルース(1984年製作の映画)

4.0

清々しいほど青春真っ直ぐ映画、ダンスで終わる映画にハズレはない。
10代って友情、恋、親との確執、喧嘩色々あるけどダンスが全て解決してくれる。
ウィラードの努力が実るシーンは涙を禁じ得ない。
母親がM
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血みどろの入江(1970年製作の映画)

3.0

「13日の金曜日」の元ネタと知り納得。
辺境ホラーでよくある仕掛けは既にこの作品で確立していたのだと驚き、開放的なはずの田舎を恐ろしい閉鎖空間に仕立て上げる巧みな手腕に舌を巻く。
スプラッター描写は言
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白い肌に狂う鞭(1963年製作の映画)

4.0

ネヴェンカとクリオのシーンは恐ろしいことが起きてるはずなのにロマンス映画のような麗しさがある、劇伴が良い。
ネヴェンカ役の表情演技が素晴らしくて、クリオを見つめる眼には恐怖と性愛が混在しており見事だっ
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

2.0

演出の出力とテーマの調和が取れていて心地いい作品にはなってる。
ただ作品の倫理観が合わなくてどんどん「どうでもいいな…」となってしまった。
色々気になる点が多くて、野菜のおっさんを苦しめるシーンは全く
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.0

マイケルもすっかり子煩悩な好好爺になったな、年を取ってやっとヴィトーに近づけた気がする。
ストーリーにヴァチカンが大きく絡んでいるということもあり贖罪の話で、若い頃の過ちを精算するお話。なので今回のマ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

色々と辛いな〜…。特に母に感情を吐露するシーンがいい。
父が遺したファミリーと「こうでなければいけない」に縛られて苦慮するマイケル。その束縛はある種強迫のような性質でマイケルとファミリーを苦しめる、自
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

音楽、画作り、役者、構成どれをとっても一級品。
無駄のない洗練された素晴らしい映画。
3時間があっという間、完全に没入してしまった。
はじめマイケルがアル・パチーノだと気づいてなかったけど後半の顔つき
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

いやー傑作!高校生の頃見た印象と全然違う、見返して良かった。

前半では、目まぐるしく変化する状況下において形式ばった内閣のシステムはあまりにも脆弱であるということを強く示している。
指示は現場から総
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

4.0

傑作。
サイケな演出もクセになる。こんだけ死体が映るゴジラ映画は珍しいのでは。
これでもかと挿入される反公害ソングやアニメーション、自然破壊描写に製作者の強い怒りを感じる。現在の海を鑑みると、研くんの
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

令和にもなって「やったか?」を聞くとは思わなかった…しかも10回も…。
登場人物が変なテンション感でつらい、説明セリフや過度なリアクション、演技の臭さなどノイズ要素が多い。
既にセリフで説明したことを
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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.0

大怪獣というか残留思念総攻撃だなこれ。
残留思念を出してからが本番みたいなところある。人間サイドにも残留思念いたのは笑った。

今回のゴジラは太平洋戦争で命を失った者の集合体なのだけど、それが人間側(
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

久々に鑑賞。扉が効果的。
チャゼルのパンが凄い。
彼の成功の裏に100~1000人の挫折があるわけで、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかは分からないがとにかく凄まじい情熱と狂気を感じる映画だ。

キング・コング(1933年製作の映画)

4.0

90年前か〜面白い。
戦前に既にこんな立派なタワーが建っててこんな妙々たる特撮が撮れるアメリカ恐るべしと思いました。
アンの初登場シーンが凄い、ひと目で“今作のヒロインです!“と分かる秀逸な演出。
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バンビ、ゴジラに会う(1969年製作の映画)

2.0

アメリカの学生が冗談で作った一本。
今でいうMADとかYouTubeshortsの一発ネタの先駆けなのかな。
一応アメリカでウケたらしいけど、なぜ?

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.0

ラストの作戦、トップガンマーヴェリックとほぼ一緒じゃん!!

前作あんなに痛い目にあったのに特別怪獣対策課を設けていない呑気な政府に絶句。
米国の水爆実験によって目覚めたゴジラ&アンギラスが日本で暴れ
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