ふぇりさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ふぇり

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スポンジ・ボブ/スクエアパンツ(2004年製作の映画)

3.7

アニメはシーズン1の数話を観たけど結構毒強め?という感じで、この映画の雰囲気のほうがミュージカルに近く感じた。とはいえかわいいとくだらないと面白いの中に皮肉(シェルシティの正体!)もあってすごいね。人>>続きを読む

カム・フロム・アウェイ(2017年製作の映画)

4.0

アメリカ同時多発テロで着陸できなくなった多くの飛行機を受け入れたカナダの小さな街のお話。

休憩なしでどんどん進むスピード感、一人何役もこなしているのに混乱しないストーリー、椅子だけで飛行機にもバーに
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プロデューサーズ(2005年製作の映画)

4.0

多分10年以上ぶりに観たと思う。

不謹慎極まりないのに笑っちゃうしラストちょっとホロリとしちゃう。とりあえず勢いと熱量がすごい。俳優さんたちみんなすごい。これが元なのかな?といろんな映画のいろんなシ
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.7

お洋服もインテリアもアナちゃんも全部かわいい。ジョシュ・オコナーのエルトンさんが気持ち悪すぎて笑った。でも私はやっぱりBBCのドラマシリーズの方が好き

グーニーズ(1985年製作の映画)

3.6

子供の夢、全部詰め込みましたという感じ。ワクワクして楽しかったけど、さすがに最後の方はちょっと眠くなってしまった

アラジン(2019年製作の映画)

3.9

映像も音楽も派手で楽しかった。映画館で観ればよかったな。
「アリ王子のお通り」の中毒性がすごい

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.0

実は初見。色々と現実的だしどちらかというと地味めで大人向けかな?観てて辛いシーンもいくつかあったし、原作はもっと辛辣なのかもと思ったり。音楽はやっぱり素晴らしい。
観たのは吹替版でクオリティすごいな…
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.2

どんなに気をつけても。家から出ずとも。どんなに話し合おうとしても。何度繰り返しても。

そういう恐怖の中で生きていること、そしてそれがいつまでも終わらないこと。

タイムループとアメリカの黒人の人たち
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罪の声(2020年製作の映画)

4.2

うぐぐこれは重量級に辛かった…。事件名も変えてあるし、もちろんフィクションなんだけど、まだどこかで苦しみながら生きているかもしれない3人の子供たちに「あなたは悪くないよ」と言い、子供を利用した大人たち>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

原作は読んでないけど、小松菜奈が本当に少女マンガから抜け出してきたみたいにキラキラしてた。冷めた目も恋する瞳も隠した涙も空を見上げる表情も全ての瞬間が瑞々しくて素敵だった。あまりにも真っ直ぐな「好きで>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.9

楽しくコメディっぽく描いてるけど本当に幕府理不尽だよねと思いつつ、でもそんな中でも歌ったりして一生懸命生きてる人々。途中までは断捨離映画かな?と思っていたけど(本を焼くのつらい!)リストラからのラスト>>続きを読む

ノン子36歳 (家事手伝い)(2008年製作の映画)

3.3

箱から逃げ出すヒヨコ


邦画のラブシーンてホント生々しいよね…
世界どころか目の前のこともままならぬ人生。世界地図が切ない。
マサルがノン子の髪留めをいじってたらバラバラになるシーンとふたりでヒヨコ
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.5

熱量と血糊の量がすごい。

人生は映画だ!殺し合うより映画作った方が楽しいのにね。現実とフィクション、色々とグチャグチャで突っ走る。

和服着て城に引っ越してるのウケた。何事も形って大事だよね笑
あと
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.7

終盤どうした?って感じの展開だったけど、まあそこそこ面白かったかな。吉野家のシーンが良い。無様でもいいじゃん、というあの同僚良かったな。無様なロミオとジュリエット。それにしても親の代理お見合いなんて最>>続きを読む

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.9

原題は"Please Stand By"。怯えながらもやりたいことのために一歩ずつ進む主人公を観ながらずっと応援しちゃったし、ダコタ・ファニングがすごく良かった。

感情表現が苦手で周りの人と馴染めな
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.9

兄弟でお互いの髪の毛を切りあったり、はじめての歯ブラシで歯を磨いたり、ただ火を囲んで話したり、川で日向ぼっこしたり、そういうシーンがすごく良くて、人との出会いや喪失を経て帰るべきところへ辿り着くふたり>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.3

ものすごく良かった。途中から物語にのめり込んでた。

自然と人間というと「もののけ姫」を思わせるけれど、アイルランドを統治するイングランドとの関係や、そのイングランドに仕えつつも人権無視で酷使されてい
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名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)

4.1

物理的に痛々しいシーンが多々あるんだけど、不器用な父子の話だった。

父親が全ての元凶でもあるんだけど、敵ばかりの刑務所で息子を守りたいんだよね。もう出られない父親はそこで生きていく術を身につけ暮らし
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.2

良かった。夢とか希望とか人生の目的とかそういうの疲れちゃうよね(歳だからかな)目的なんかなくても秀でたものがなくてもこの世界と生活そのものがきらめきで、子供の頃はそれが見えていたのにただの風景となり見>>続きを読む

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

4.2

日本の性的同意年齢が13歳だけど正にこれはその13歳の少女の話。最初の記憶で自分がもっと歳上に塗り替えられているのがとてもわかる。子供って自分は大人だと思っているけど本当はそうじゃない。子供は未熟で守>>続きを読む

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

4.0

良かった〜。軽いラブコメかと思ったら正統派クリスマス映画でもあったし、社会情勢も反映してて、それでも楽しくてキュンとした。

笑顔が素敵なあなたはだれ?と思わせるヘンリー・ゴールディング。エミリア・ク
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.3

コメディタッチでダンスのワクワクがすごくてニコニコして観てた前半からはうってかわっての後半、そして容赦のない結末…

理由なんかなくても好きなことを好きと言えることそしてやれること。踊れば言葉なんて通
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Gypsy: Live from the Savoy Theatre(原題)(2015年製作の映画)

4.3

YouTubeで期間限定で配信されていたものを英語字幕で。

すごかった…毒親ステージママの狂気とかわいらしさと強欲さと悲しみを大迫力で歌うイメルダ・スタウントン、すごすぎて怖かった。

そして娘役の
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.2

すごく良かった。

キラキラで強くて優しくてずっとニコニコしながら観てたし泣いちゃった。出てくる人全員愛おしい。「ただあなたと踊りたいだけ」というささやかな願いの切実さ。豪華キャストが歌って踊りまくっ
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.9

誰も特別に悪くないのに追い込まれていくところが「社会」という感じがして辛い。チャーリーが出会う人たちの事情の描き方もフラットというか一歩下がったところから映していて、この世界からこぼれ落ちそうな普通の>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.3

聴力を失いはじめるメタルドラマーの話。

すごく好き。障害や環境や自己を受容するというかなり内省的な映画だけど、ラブストーリーとしても良かった。リズ・アーメッドの演技素晴らしかった。

✴︎✴︎✴︎
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

良かったけど観ててめちゃくちゃ疲弊してしまった。ぐったり。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

やっと観た。現代的な解釈もとても好きだったけど、個人的にはそこまで刺さらなかったかな。姉妹がみんな同時に話してて収集つかない感じが楽しい。特にメグの髪の毛が焦げちゃった時に爆笑してるエイミーが良すぎた

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.1

良かった。
デモを扇動したのは誰?BLMデモに対する警官隊の行動が記憶に新しく、「なぜ被告は8人だったのにシカゴ7なのか」というのも重い事実。話の通じない判事に呆れたり悔しくて泣きそうになったり絶望し
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

あと5回くらい観ないと訳がわからないと思う。途中で理解することを諦めた。それなのに最後の最後で急にエモくなるの何なの…(エモいという言葉をあんまり使いたくないけどそれ以外見つからなかった)

ロバート
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.1

最高にかわいくて前向きで優しくて、でも眩しすぎて何だかさみしくなっちゃった。どうしてだろうね。どっちかっていうと校長先生の人生とか考えちゃうし…
でもモリーとエイミーは最高だったし、個性的なクラスメイ
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.9

すごく良かった!軽妙で楽しいのにものすごくフェミニズム映画で、世界中の少年少女に観て欲しい。
クルクル表情が変わるミリー・ボビー・ブラウンがかわいくて魅力全開だった。ストレンジャーシングズではああいう
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.0

アメリカの片田舎で酷いことが起こり人もたくさん死ぬんだけど、音楽や映像やナレーションのせいかそこまで重苦しくもなく、皮肉っぽく笑うわけでもなく、すごく真面目だな…という感じ。ロバート・パティンソンの牧>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.9

多分「意味がわからなさ」を楽しむ映画。
終始不穏だけどなぜか不快ではない不思議。
ホントどういうことなの…

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.9

面白かった!

キャラクターみんな良いしキャストもハマってて最高。妄想の余地がある余白がたまらないな。ジョーとニッキー…!

トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

4.5

映画やドラマに出てくるトランスジェンダーの人々がどれだけ差別的に描かれていたか、そしてそれがどれだけ彼らを傷つけてきたか。

『憲法修正第13条』でも言及されていたけど、エンタメでのリプリゼンテーショ
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