いざわさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

いざわ

いざわ

映画(296)
ドラマ(1)
アニメ(0)

オールド(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「時間の速さが加速する」ということで、人体にこんなにたくさん変化が起こるんだな、と思うと面白かった。
個人的には最初の方の妊娠した場面が一番驚いて面白かったかな。身体の成長に引っ張られ、心も成長してい
>>続きを読む

BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

4.3

思春期の少年たちの、友情か友情じゃないのか分からないところで揺れ動く心、良かった〜。男女だったら迷うことなく恋愛に転びそうだけど、男の子同士だからどっちなのか本人も戸惑って、どう転ぶのか分からなくて、>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

当時映画館で鑑賞。

宗教画っぽい画角が多くて画は最高に格好いい。金を持ったオタクの道楽なのでエンタメ特化している。
ただ自分はゴジラが好きなのでなんかこのゴジラはあまりに人みたいな表情するからちょっ
>>続きを読む

海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)

3.8

安楽死、尊厳死について公的に戦った人の記録と結末。

彼の人生の悲しさや孤独感みたいなものが棘のように鋭く細かく描かれていて、でも周囲の人間のすべてに感情移入もしてしまった。全員が同じ時間と愛を共有し
>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.8

ウィンがなかなか清々しいクズだったけどファイはなんだかんだいうこと聞いてしまって、愛してたんだなぁとじんわりする反面、そんな男やめろ!と思ってしまう笑

幸福の描写は繊細で言葉たらず、そのくせ嫉妬や苛
>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.8

徹底して「大人に虐げられる子供」を描いている。味方の大人が一人もいないし、みんな彼を「悪ガキだから」「子供だから」という観点でみているみたい。
途中お母さんが優しくなったところがなんで優しくなったのか
>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.8

前作からどう続くかと思ったんですけど、前作ではヴィランだった盲目男をダークヒーローに持ってきたんですね。
盲目男の魅せ方の演出がとっても上手くて、ヴィラン好きの自分としてはすごく良かったです。盲
>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

驚きの展開に「なるほどなぁ!」てかんじでした。盲目男もやばいやつだけど、主人公サイドも普通にやばいやつなので特に憐れまずに観られるのが良いです笑
盲目男は良いキャラしてた〜

ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.0

楽しいミュージカルだった!

落ちぶれたナルシストのブロードウェイ女優達が、好感度上げの為に田舎のレズビアンの女の子をプロムに参加させようとするけどーー。
エマがとっても強くて、しなやかで素敵。それぞ
>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

本日鑑賞。
実話に脚色したものみたいですね。レビューが高かったしとても面白いけど、ラストがモヤってしまい星一つ抜きました。
最後なぜ村に戻る...いや、「妻や貧困女性をなんとかしたい」が彼の原点だし、
>>続きを読む

ムーラン 最後の戦い(2020年製作の映画)

2.5

ディズニー版と間違えて借りてしまったし、みんな同じようなこと言ってて笑ってしまった笑
2020年に「ムーラン」というテーマで二作も出てるなんて思わないじゃないですか笑

ディズニーアニメのムーランが好
>>続きを読む

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.8

ホラーというよりは、ホラーファンタジー? デルトロ監督が噛んでるので、クリーチャーの造形は気持ち悪さと少しの可愛さがあって味わい深いです。

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

4.0

映画館でも観て、なぜか何回目も観てしまう作品。
ホラー要素もあるけど、完全に少年漫画。熱い。胸躍る。貞子派とかやこ派で集まってパブリックビューイングしたい。

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

5.0

とてもよかった。
まだ東西に壁があった頃、東ドイツの監視社会ではいわゆる秘密警察による盗聴が暗黙裡に認められていた。本作は社会主義・国家に忠実な男ヴィースラー大尉が、人望のある芸術家(劇作家)の盗聴を
>>続きを読む

アナコンダ4(2009年製作の映画)

2.5

1を借りに行ったら「4からしかない」といわれ、4から観始めてしまった...。
展開が速くて典型的B級映画というかんじ。その割にアナコンダの出番が少ないのが残念だったかな。もっとアナコンダを写して欲しか
>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.2

設定が特殊(観る側に汎用性がないという意味で)なので、後を引かないホラー。正統派で普通に怖い。良作だと思う。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

なんて言えばいいのかなぁ、...
ドラァグ・クイーンと弁護士(?)のゲイカップル、その二人がひょんなことから非公式に育てることになったダウン症の子供。そこに愛があればいい、という希望や美しさも、愛だけ
>>続きを読む

甲鉄城のカバネリ 海門決戦(2019年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ良かった... テレビシリーズを経て生駒と無名が更に心を通わせていく。無名が、生駒がそれぞれ戻って来られたことの意味を噛み締めてしまう。相変わらず絵はすごく綺麗で終始飽きないです。
ただ
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.3

ほかの方も書いていたが、「ダンケルク」の裏側のストーリー、という感想に尽きる。歴史の導入にはいいかもしれない。チャーチル役のゲイリー・オールドマンの演技は素晴らしかった

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

でも観てほしい、本当は映画館の、音の良い会場で...。
フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックがスクリーンに出たときの「私の知ってるフレディじゃない!」という壮絶な違和感から、どんどん「フレディ・マ
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.4

本(原作)の方と一緒で後半失速するが、前半は面白い。除霊シーンにエンタメ感を盛り込んだのはメディアミックスとして正解だと思うし、この監督ならではというかんじがした。前半とエンタメ要素で星3

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

主人公が掲げた看板や彼女の強さが波紋のようにあらゆる形で色々な影響を及ぼしていく、その過程を描いた映画。影響のかたちはそれぞれで、その波紋によって主人公にも少しずつ変化が訪れる。
エンディングまで、1
>>続きを読む

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.6

主人公を取り巻く成長と変態、それに伴う心の動きにフォーカスした作品。成長物語というか、孤立感や変わることへの恐怖心など、思春期特有の危うさって独特の魅力だよね、という主張の映画という印象。フェチっぽい>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.8

とにかく最高。本当の悪、金も名誉も興味がなく、ただすべての善性を憎み、状況を混ぜ返し、丁寧に築いたものを壊し、ちゃぶ台返しをして善人の足元を救い嗤うことだけを望むヒール、ジョーカーの登場はゴッサムの街>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.4

クリストファー・ノーランのバットマンシリーズで今まで語られてきた「バットマンはヒーローであり、象徴である」というテーマや、因果応報、新しい希望、アルフレッドやゴードンとの関係等すべてを盛り込みながら最>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.9

ホラーというかサイコスリラーで、ものすごく怖いわけではないですが、その分すべてジャック・ニコルソンの演技で作品が成り立っていました。作風、画面からレトロ感が漂って良かったです。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

面白かった! 途中まで宇宙探索の古典的なSFなのかと思いきや(クリストファー・ノーラン監督なのでそんな訳ないとな思ってましたが)、最終的には時間と重力を用いて人類の進化と愛についての話に着地しました。>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.5

面白かった、でも一度観ただけだと意味が分からない人が多いかもしれないです。
ホラーとしては個人的にはとても好き! 陰湿な村と謎の因習、それらがある村の集団真理、蔑視を土台に、じっとりしたホラーが進み、
>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった... ヒューマンドラマとSFの間というか是非観てほしいかも。
死んだ妻を見守り続ける幽霊、その寂しさと悲しさが映画の中にはずっと漂っていて、幽霊である彼の気持ちと共に時間が延びたり縮んだ
>>続きを読む

ホーンテッドテンプル 顔のない男の記録(2017年製作の映画)

1.9

掴みは良いけれど、展開が読めるので驚きがない。霊や悪霊というよりクリーチャーという方が正しそう。山場までがかなり長く、肝心のところがすぐ終わってしまうし理由付けが少ない(理由がない、という言及すらない>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ほぼ主人公の心情で作ったストーリー。私はかなり好きだった。

過去、全てを喪い深く傷ついた男が、兄の死(そしてさしがね)によりその過去に戻ってくる。甥と何度も衝突を重ね、やがて過去に向き合うけれど、結
>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.8

幸福に暮らしていた主人公だが、過去の恐ろしい記憶が蘇るとき、「もう一人の私」が追い掛けてくる...。ドッペルゲンガーもので追い掛けてくる自分達との闘争を描くサイコホラーかと思いましたが、最後には衝撃の>>続きを読む