パスカルさんの映画レビュー・感想・評価

パスカル

パスカル

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.8

映画ってよりは短い韓ドラ感あった。
映画の終わりの方でやっと、あ、これ北野武の「首」と一緒で、歴史上で実際こんなこと起きてたかもよ?系だということに気づいた。韓国では有名な不審死なのね。

そんなこと
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.5

こんな傑作を今まで見逃してたなんて、、!

明日は文化祭!大わらわではちゃめちゃで、観てるこちらも気分高揚してると、いつのまにか違和感だらけの静かすぎる不気味な夜の街に居て、登場人物と一緒に心底ゾッと
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.3

なんて丁寧で誠実な映画だろう、とまずはそう思った。
登場人物の行動にまるで嘘がないし無理がないので、ああそうだよな、そうなるよな、そりゃそうだ、とひたすら共感しながら観てた。

やはり身体の感覚を大切
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009 RE:CYBORG(2012年製作の映画)

3.4

終わり方自由すぎてほんとに何???
でもアクションシーン超カッコ良いので楽しかった。(とくに002と004)
あと音楽が非常に良い。

wikiに書いてあった、監督脚本をおろされた押井守の脚本、面白す
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コナー・マクレガー: ノートリアス(2017年製作の映画)

3.8

全てのアスリートの中で最も稼いだ年があるのも頷ける逸材。
ただ強いだけじゃなくて、1ラウンド目からKO狙いの攻撃的な試合運びにあのカリスマ性、そりゃ盛り上がるし人気出るよなと。

しかしUFC、一試合
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

田舎の町でのおじさん2人の喧嘩を描いてる本作だけど、内戦を隠喩しているのは間違いなさそう。アイルランド内戦の知識が無いどころか、そもそも内戦に知識も実感湧いてないので、多分この映画を全然理解しきれてな>>続きを読む

すべては夜から生まれる(2002年製作の映画)

3.4

中高生時代、山口県中のTSUTAYAを探しまくってもどこにも無かったのに、ふと家の最寄りの阿佐ヶ谷のBOOKOFFに立ち寄ったらあったので、過去の自分の為に買わずにいられなかった。マイナーなのも含めて>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

ターが講義で学生と口論するシーン(バッハの生き方が嫌いだからバッハの音楽は学びたくないと持論を展開する学生を論破するとこ)印象的。

自分はターが完全に正しいと思ってむしろ学生に対してこの舐めた態度の
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.4

観た当初あまりに感動してどの感想を書いても違う気がしてずっと書けてなかったけど、もう何年も経って熱量が薄れてるので何でも書ける笑

まずストーリー構成が斬新で面白くて、白黒でも全く飽きない作り。ケーン
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

初めてその年の作品賞ノミネート作品の中で1番好きな映画が作品賞をとった瞬間だった。

割と前に見たので、忘れてしまった感情も沢山。
一つ覚えてるのは、一生の居場所(人も場所も含め)だと思っていたものを
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

平山が見せたい平山だけでできてる映画、というのがまず最初の感想。だから悪いという訳ではないけど。

おそらくきちんとした教育を受けて一般的もしくはそれ以上の社会的地位に就いていた彼が何を諦め、何を悟っ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

-

-1.0
つっこみどころ多すぎて逆に盛り上がったので、全体的につっこみ待ちだったと信じたい

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

撮影は凝ってたし、雰囲気も嫌いじゃないけど、展開が予告から想像できる範囲を越えず、物足りなさを感じた。

あの夏、、、は十分伝わるのでその先を観たい
観客の想像力に任せるのは簡単だけど、そのためには材
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

ありか無しかで言うと全然あり
ストーリーのインパクトは弱め
メカデザインは◎
渡辺謙の演技も◎

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

ゲゲゲの鬼太郎知らなすぎて、目玉親父が鬼太郎の実の父らしいという情報だけ直前に聞いて入村(勝手に八百屋の親父的な感じで血つながってないかとおもった)
水木と一緒に入村できるので置いていかれる感じがなく
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

去年最後に見た新作

あの日は最高にいい気分で映画館を出て、今日はなんていい日なんだろうって思いながら一日過ごした

カウリスマキ、素敵な映画と素敵な1日をありがとう

(2023年製作の映画)

4.1

アウトレイジぽい感じならそんな好きじゃないけど、西島さんと加瀬亮と津田寛治が出てるなら(推し大集合)行くしかないだろと思って観に行ったら、想像以上に良かった

というか今年一良かったかもしれない

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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

4kテレビで4K ULTRA HD Blu-rayで改めて観たら、こんなに良い映画だったか?と愕然とした。

今までロイバッティが好きすぎて全体像が見えてなかったかもしれない。
今回は特に、レイチェル
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

これはきつかった、、
何も新しくない。
カオスにしたつもりだろうけど、全体的に凡人が必死にふざけた感がキツい。
真にカオスな映画って超大真面目で真剣で信念と信仰の塊のようなものだと思ってる。
頼むから
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

ミッションインポッシブルって超面白いよなーって思いながら観に行って、こんなに面白かったっけ??って思いながら映画館出た。大満足。

特に最後の列車のアクション◎

バイクジャンプ13000回練習した後
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

事前情報無しで観にいったので、前半を観て自分が勝手に思い描いてた2人の未来が、後半突然崩れ去って、それがあまりにもショックで、しばらくの間信じられなすぎて別の映画みてるみたいな気分だった、、、

2人
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.9

パッとカメラが引きになった時に、ちゃんと画面がきまってて、でもやりすぎてなくて、うまいーーってなった。

ポスターになってるとこの一枚絵、やっぱり素敵。他にもいくつかあった。

あと主役の女の人の演技
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画的に一番好きなとこは、バービーが人間界に初めて来た時に、いろんな感情を浴びて(落ち込んでる人含め)ツーーって涙を流しながら、でもなんか良い!って言ったところ。(台詞覚えてないので雰囲気)
良いって
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

母親が死んでしまうことは変わらない。変えないのが宮崎駿の「生命」への誠実さかと。死んだものは生き返らない。でも、事実を再解釈することはできる。というより、人間はそうやって現実と向き合うしかない。火を味>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.7

この監督、人間嫌いなんじゃない?
と思っちゃうくらい何というか主人公達や人間が作った世界に向ける目線が冷たく感じた。
たまたま同時期に、とってもあったかーい映像を撮るケシロフスキーの作品を沢山観てたせ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.4

悪くないけど期待よりは面白くなかったかも。
俳優と映像が豪華なのは◎
だけどミステリーでいちばん重要な脚本にもう一捻り欲しかったのと、せっかく脇役もいいキャラしてたので主要人物以外のキャラももっと生か
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.9

まさかの、ファントムスレッド以来の「あなたたちがそれを愛と呼ぶなら、それで良いのなら、こちらからは特に何も言うことはないです、、、(若干引くけど)」を味わって笑ってしまった。

青よりかなりコメディタ
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.6

見終わってパッと浮かんだのは、韓国版マネーショート(超シリアス版)

IMF危機、言葉だけ知ってて実態を知らなかったので勉強になった。(といっても難しいので全部は理解出来てないけど)
マネーショートと
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.9

ザ・DC!って感じのザックリスペクトアクション演出最高!

最初のアクションシーンからスローモーション使いまくりで思わず笑顔に。
これこれこういうやりすぎ決めカット連続が見たいのよー大好物♡
情緒的な
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.0

この映画ほど、汚くて、不快で、不気味で、死と恐怖と暗闇に支配された最悪なディストピアを造る為に文字通り1秒1秒最大の情熱を傾けた映画があるだろうか、いや、無い。

目は人体の中で1番無防備なのかもしれ
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