吐息と物音しか聞こえない調理や食事のシーンが官能的だった。変態的な食へのこだわりが食材を扱うその手つきを繊細にさせる
めっちゃ良かった…
23年大晦日、帰省して小津が好きとはじめて教えてくれた父親と、ふたりで肩を並べて観た。良いなあ。
めちゃくちゃ笑った
字幕、これくらい崩れててもちゃんと読めるしおもしろい!
クローネンバーグと「ゼイリブ」をAIに学習させて出力されたという感じ。
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個性的なキャラ設定が完全な悪人ではなく、どこかに同情や人間味を感じられて、DC作品のヴィランのよう。
このような評し方は良くないとおもうけど、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが歴代ジョーカーに引けを取>>続きを読む
『聖なる鹿殺し』の暗澹たる底知れなさ、本作でもその穴に落ちたら最後、終始目を逸らせずずっと鼓動がバクバクしていた… 今も彼の闇の中にずっと落ち続けている感覚、、
バリーコーガンは存在が闇 演じるキャ>>続きを読む
ミシェル・ウィリアムズが居ないとケリー・ライカートを観た感覚を得られないのかもしれない。ファースト・カウと同日にはしごしたけど、こちらが後でよかった。
ホン・チャウの飄々とした明るさに頭をよぎった、「>>続きを読む
ケリー・ライカート監督作品、いつも作中で動物が大事にされているのが地味に良い
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調律の中でもがき破裂してしまった『ジャンヌ・ディエルマン』に今年は衝撃を受けたけど、まさか本作がその真逆、ひとり身の人生讃歌だったとは。。
タカシのキャラ造形の粗さや恣意的なクールジャパン感にややげ>>続きを読む
プロレタリアや移民の題材のみならず、戦争もその手札に加わり、登場人物の暗がりがいつもより広がったように思える。
その暗がりを正義で照らしてみせるのではなく、死生観そのものにユーモアと愛で彩りを添えてく>>続きを読む
シャマランの設定とジョーダンピールの画を足してHBOのブラックユーモアっぽくした感じ 良い具合の雑味
洒落臭い問題提起がなくて良かった。杉咲花はもちろん、若葉竜也の本気に圧倒された かなりしびれた
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フェイクドキュメンタリー(と、呼ぶのかは分からない…)の部分が95%くらいを占め、その内さらに特定シーンの読み合わせをひたすら繰り返すだけの、驚愕の構成。
リハーサルシーンのために用意されたフェイクド>>続きを読む
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鋭角すぎる視覚表現に刺されるかと思いきや、これまでと似た手法をまろやかかつビターに使ってきて、オープニングとエンディングには思わずため息。
二分割された画面構成の中を交差して行き来する会話劇は正直寝>>続きを読む
冬の快いそよ風に吹かれたときの、爽やかでしんしんと冷たい気持ち。この作品大好きかも。