Ryomaさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

エンド・オブ・ザ・ワールド(2012年製作の映画)

4.2

地球滅亡という最近ではありがちな題材だけど主役2人のコミカルな一面がみれて満足。地球が終わる日に誰とどう過ごすかは本当に重要だし、そんな日に出逢った彼らはまさに真の意味で運命的なのかもなと。出逢うのが>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.8

“支えてくれる人の存在“や“自分なりの生き方“について考えさせてくれた。それぞれの環境によって家族を含めた身近で支えてくれる人の在り方は様々ではあるけれど自分を思ってくれる人の存在はどんな形であれ大切>>続きを読む

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

4.8

作品の雰囲気や空気感・世界観がまず好き。
ラブストーリーやファンタジーなどのいろんな要素を含んでいるなあと思った作品でもあり、“生きる“ということについても
深く考えさせられた。
加瀬さんも出ていてす
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.6

人はだれしも個性があるし、生まれ育った環境も違うけど、そのすべてあるがままを受け入れて愛することの大切さを学んだ。
自分も経験したからこそ、他人の気持ちに寄り添え理解でき、自分のことのように考えられる
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君と歩く世界(2012年製作の映画)

4.4

喪失感を抱いた主人公の“再生“への道のりがいい意味でハリウッドっぽくなく、綺麗事だけでは片付けられない“悲しみ“や“悔しさ“がある種剥き出しに描かれていてよかったし、それ故に現実に重ねてしまうほどリア>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

スターウォーズのマークハミルが出てるということで気になって鑑賞。
はじめて触れるものは怖いと思うけれど、徐々に心を開き人間らしく成長していく様がよかった。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.5

今までにあまり観たことのない新感覚なサスペンス。展開が読めなくて終始ハラハラした。面白かった。個人的にはサスペンスにしては珍しく余韻に浸れる秀作だと感じたし、仕掛けられた伏線やストーリー構成も謎解き感>>続きを読む

あさがくるまえに(2016年製作の映画)

4.3

“生きるとは“なんだろうと問いかけてくるドキュメンタリーのような作品だった。
だれかの犠牲の上に存在している命もあるが、すべてがうまくいくというわけではなく、例えば、その命を“与えられた人“も“与えた
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

生涯忘れられない最高の恋だったが故の別れの辛さは計り知れない。
かけがえなのない出会い、輝いていた時間だったからこそ、もう二度と思い出さないように封じ込めた記憶が呼び起こされる切なさ・悲しさが痛いほど
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.2

設定がまず面白いし(スティーブンソダーバーグだからオーシャンズに似ている?)、ストーリーも爽快かつ明快でよかった。
キャストも豪華で、ダニエルクレイグやアダムドライバーの一癖も二癖もあるようなコミカル
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

4.5

時代に関係なく、自分の意志で自分の身をも犠牲にして、他人のために行動できる“勇気“を持つ人は本当にすごいなあと思うばかりだ。
こういう戦時中においてなら、なおさらそう思うし、こういう人が存在していたか
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ビニー/信じる男(2015年製作の映画)

4.5

“挫折“から“再生“までの流れが
丁寧に描かれていた。
マイルズテラーの体を張った役づくりがすごいよかった。

『セッション』も観ようと思っているけど、まだ観れていないなあ。近いうちに観たい!

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

4.1

モノクロとカラーの映像がうまく合わさっていて、雰囲気がウェスアンダーソンみたいでなんかかわいかったしお洒落さを感じた。レトロさを感じる映像と音楽もとても合っていてよかった。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.8

“家族のありかた“や“本当の幸せ“とは何だろうと考えさせてくれた。
現在の社会における“家族“というものの概念は昔と比較して固定化されず、関係事態も希薄になりつつある気がする。この作品でも、叔父と姪と
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少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)

4.1

平和な日本で今を生きる自分からしたら想像するのは容易ではないけれど、幼い子供や女性でさえ戦争という酷い理由で殺戮、迫害されていたのかとやるせない気持ちになった。
ファニーらの幼いながら勇気ある行動にぐ
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

愛する息子を失った母親の苦しみは偽善とかじゃなく当事者しか到底理解できないなと。自分の命をも超えうる大切な存在の喪失が母親を社会で設けられている法律や基準さえはみ出させる行動や考えに駆り立てるんだと。>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.7

ジャケに記載があるようにサイモン&ガーファンクルのフォーク調の音楽がまずいい。ニューヨークの美しくどこかオシャレさを感じる街並みも相まって、ひとりの青年の心情の描き方がシリアスになり過ぎず、ポップにす>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

4.0

ジェイクギレンホールの演技はやはり素晴らしいなあと改めて思った。実話に基づいて、自らの身に困難が降りかかろうとも、もがき苦しみながら何度でも立ち上がろうとした姿に胸が熱くなった。
本作はひとりの男性に
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.7

アベンジャーズのソーの印象が強いクリスヘムズワース。ソーとは正反対ともいえる現実における戦争を題材にした本作。演技力はもちろんのことアクションもできるんだと再確認できた一作。彼の演技の幅の広さが素直に>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

音楽に対するレコード会社やバンドメンバーとの確執や意思相違による葛藤、周りに認められない性的嗜好や同性愛者への偏見・差別、病気と対峙しながらそれでもなお音楽を一途に愛し生涯を捧げた彼の姿に込み上げるも>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

ルーニーマーラの表情、そして、ケイシーアフレックの行動によりストーリーを追い続ける物語。セリフも少なく、一見彼らの魅力が損なわれた構成かと思いきや、彼らが登場するシーンの一瞬一瞬が、佇まいや存在感が素>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.3

心の底では互いを想っていたからこそ、相手がいなくなっても感情を剥き出しにして泣けなかったり悲しみを表現できなかったのではないかな。大切な人が隣にいる日常が当たり前になりつつあってもいなくなって改めてそ>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

4.3

家族との関係・自分の夢その狭間で葛藤し悩む彼女の姿に共感できる点が多かった。
フランス映画🇫🇷はお洒落な衣装や街並み、会話劇を主軸としたポップな作品が多い印象だったけど、本作のように静かながらも人の心
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.3

“後悔“と“再生“の物語が実際にあるアメリカのマサチューセッツ州のマンチェスターを舞台に決して軽やかなタッチとはいえないが丁寧に描かれていた。
それぞれの登場人物の静かではあるが圧倒的存在感・佇まいが
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