JLさんの映画レビュー・感想・評価

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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.0

ほぼ全てのストーリーについて、先が読める、いわゆるラブコメだが、想像していたよりも面白かった。
内容も浅く、コレと言って凄い展開もないが、俳優陣の演技が良いのか撮り方がうまいのか、何とも言えない良さが
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

事前の知識をできるだけ排除し、むしろ否定的な予断を持って観たものの、思ったよりも良かった。
最初の方は、ストーリーの構成が難しく、退屈な感じもしたが、終盤は秀逸な展開で感心した。
今だからこそ、作るこ
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ザ・ワーズ 盗まれた人生(2012年製作の映画)

3.6

良い俳優の良い演技が見られる。
男であればよくわかる感情がひしひしと感じさせる、秀逸な描写。
こういう感性を持って生きてるんだ、ということを女性に知ってもらいたい(笑)。
絶望的な失敗をしたときに見る
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市子(2023年製作の映画)

4.0

怖い映画だった。
これぞ男と女の真の物語。
目新しさ狙いなのか、性的マイノリティに関する映画が増えている中で、ど真ん中を貫く衝撃内容。
どこにでもありそうなリアリティが凄く、
二度と見たくないけど、み
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

リメイクだと知らなくて観たが、かなり良かった。
いろいろと右往左往したようだが、最終的には、キャストが最高だった。
演技も音楽も最高。
いろんな意味で、ザ・アメリカ的な映画。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.5

歳をとって、やっとわかること、納得できること、心にしみわたること、ってあると思う。
老齢の俳優陣による、真に迫った演技が見事。
こういった、かつての戦争を振り返る映画の海外での評価が知りたい。

君が生きた証(2014年製作の映画)

4.5

なんという映画。
単なる、息子を失った親の悲しみを綴ったものかと思いきや。
いろいろな感情を湧き出させるというか、うねらせるストーリーに感服した。

人の生死、生き方って、あらゆるものに影響を受けるこ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.5

いつも通りの、偏ったイメージで作られた架空の日本の風景。
どこの梅田駅なのか。
日本好きのキアヌはあれで良いのか。
その他は、完結させるために必要な時間とストーリー展開ができていたと思う。
エンドロー
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.0

ごく普通。
ここのところのディズニーにありがちな多様性への配慮で、登場人物が黒人メイン。
むしろ、違和感があるのは、これまでの白人メインの映画作りに慣れてしまっているからか。
ストーリーとしては、アト
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

迫力が凄い。
死亡フラグが立っていて、悲しみながら観ていた。
後編を早く観たい。

グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

予想通りの名作。
誰も文句が無いのではないか。
つい数十年前にすらこんなにも文化の違いがあったという事実に、改めて人間の愚かさを感じる。
対して、現在の我々がどれだけ幸せに生きていられているか。

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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

怖い怖い
普通にあり得る内容でここまでリアルに表現できるって、すごい。
最後の作り笑いのシーンは面白くもあり、怖くもあり、悲しくもあり、すごく見応えがあるので、是非観てもらいたい。
パールのような人は
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

CODAにとって、多かれ少なかれ経験することが描かれているのではないだろうか。
私の小学校時代の同級生も同様で、2年生ながら、全ての電話を両親の代わりに話ををするなど、重い依存関係に押し潰されそうな、
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

文句無く満点。
見ないと、見ないとと思いながら今になった。
価値観の全ての要素が詰まった素晴らしい映画。
地球、人類、争い、希望、愛。
何という映画を作ったのか。強烈に印象に残って、ずっと興奮冷め止ま
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

壮絶な半生をコミカルに表現しているが、普通の人間には知る由もないくらい大変なことだったろう。
最近は、銀座のママすら秘密を保持できないでいるのに、なんと人情的で、プロフェッショナルなのか。
大学を出た
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.5

日本でも後見人や破産管財人で儲ける弁護士もいるが、特化して事業にするっていうのは、目新しい。
日本では、よく横領した弁護士が逮捕されているので、やはり、目の前に大金があると目が眩むのだろうか。
ロザム
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

何これ。じわじわ来る。
人ひとりができること、そんなに大きなことはない、だが、それなりのことはできる。
自分は人生を楽しめているのか。
もう一度見つめ直して、仕事への向き合い方も考えて。
久しぶりにじ
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エスター(2009年製作の映画)

3.5

怖い
素直に怖い
ドメスティックな環境下での恐怖をうまく表現されていた。
王道なのだろうが、ホラー映画をあまり観ない私にとっては、新鮮であった。
絵と画材を巧みに用いられていたと思う。
続編も観たい。

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

4.0

人によって評価が区々のようだが、結構良かった。
ただ一つの、それもひどい不幸を、切なく表現して、観る者の心に訴えてくる。
受け手の経験にもよるが、人生経験を積めば積むほど、深く突き刺さる。
キャストが
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.0

FOXという、世界でも最も主要なメディアの一つである会社のスキャンダル。
どの会社にもありがちな派閥争いを含めた展開。
最も自由な表現が許されそうなメディアが、最も窮屈であるという現実を露呈させる皮肉
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ウィザード・オブ・ライズ/嘘の天才 〜史上最大の金融詐欺〜(2017年製作の映画)

3.5

言うまでもなく、ロバート・デ・ニーロの迫力は凄まじい。
最近も日本で投資詐欺が取り沙汰されたが、そんなものは、通常の社会人であればすぐに見破れるが、ここまでの大物が、しかも証券会社名義で詐欺を働くこと
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バイス(2018年製作の映画)

3.5

クリスチャン・ベイルが凄い。他の映画で見るのと全く別人。
基本的にいろいろなキャストが実物と似ていて驚いた。
こういったアメリカの政治家が政権を担っていたら、ウクライナ問題は生じなかっただろうな、と思
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プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

3.5

環境保護と経済発展というよくある話で、実際、シェールガスの問題点が世界的に取り沙汰されていた頃の映画なので、関心度は高かったのだろう。
当時は、その後のロシアの問題で大きく舵が切られることになろうとは
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

この辺りの事実に基づく映画が好き。
当時はかなり世間を賑わせた事実だが、初めに報道することがどれだけ大変だったか。その雰囲気がうまく表現されていて、惹き込まれる。
どのような事柄でも、特別な人が出てき
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ヒットマン ザ・プロフェッショナル(2021年製作の映画)

3.0

軽く観る分には良いと思う。
スカッと爽快、とまではいかないし、結末も、もう少し、とも思えるが、これはこれでありなんだろう。
ストーリー性にもう少し厚みがあると良かったな。

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.5

氷上釣りの話が合間合間に入っていて、ちょっとしたアクセントになっていて面白かった。
キャッチミーイフユーキャンや他の映画でも使われているが、司法取引や捜査機関への協力を行うことで、免責が与えられるとい
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ダイバージェント(2013年製作の映画)

4.0

面白い。
一見、人をカテゴライズする、という設定だが、人の多様性についていかに寛容な社会を作ることができるのか、当時科学的に正しいとされることが、本当は正しくなかった、というときにいかにそれを正すこと
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2ガンズ(2013年製作の映画)

3.5

昔観た映画を改めて観ると、やはり違った印象があるもので、思ったより迫力があって、それなりに良かった。
この頃のデンゼルワシントンも良いな。
普段、アメリカ人が最も信頼を置いている組織がいずれも悪人だら
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ザ・ガンマン(2015年製作の映画)

3.5

ショーンペンの映画を久しぶりに観て、しかも、7年前の映画だというのに、すごく新鮮。
50歳半ばというのに、しまった身体と、シャープな動きに驚いた。
内容自体は、それほど目新しいものではないが、男の心の
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.5

キャストについて議論があったようだ。
確かに、日本人にも綾瀬はるかさんや清野菜名さんのようにアクションに優れた女優もいて、原作の設定からすると、日本人が選ばれる方が自然かも知れない。
マーケティング上
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マージン・コール(2011年製作の映画)

4.0

正直、いろんな意味でリアルで驚いた。
事業会社で働いていると、リスクが顕在化するときは、いつもこれくらいのインパクトのある時間がやってくる。
リーマンブラザーズのときは、どれほど大変だっただろうか。
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テンプル・グランディン~自閉症とともに(2010年製作の映画)

5.0

とにかく素晴らしい。
U-NEXT独占配信なので、人に薦めづらいのが残念だが、色々な人の人生観を変える映画だと思う。
内容を確認せずに観て、実在の人物だと知り、今も活躍されている方だと知ると、より感動
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バビロン(2021年製作の映画)

3.0

端的に言うと、難しかった。
映画らしい映画と言うべきか。
映画界に長く携わっている方には良くわかる、というものかもしれない。
少し映画が好きだ、という若輩者の私には、理解できなかった。
とにかく長編な
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