ぶどうさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ばるぼら(2019年製作の映画)

2.8

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不思議な女ばるぼらと、ばるぼらに出会ってから徐々に振り回される様になる小説家の交流をみせる雰囲気映画かと思いきや、終盤で急に凄まじい展開になり驚いた。
小説家の女への愛情が狂気に変わり、目を背けたくな
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

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ひかりの彼と、ひかりの親に大変むかついた。なぜ避妊しない。それはひかりと彼の双方の問題かもしれないけど、それは仕方なかったとして、妊娠発覚後の彼と彼の親は何をしていたんだ。ひかり1人に何もかも背負わせ>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

4.5

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菅田くん演じる主人公の主人公らしさの欠けた、静かで動作もセリフも少ない、漫画家山城。しかしやはり、菅田くんが主演する意味があった。こんなに静な人物なのに圧倒的な存在感と主人公だという説得力。
これだけ
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

5.0

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西川監督は人間を描き切る映画監督ということが、すばらしき世界を観て、今作を観て、思い知った。
まだ2作品と思われるかもしれないが、2作品だけでもそれは十分伝わってくる。
ただ人間の真実を暴くのではなく
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罪の声(2020年製作の映画)

3.9

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序盤から一つ一つ丁寧に解き明かされていく構成がとてもよかった。
また、余計な場面やセリフもないように思え、一瞬も飽きることなく引き込まれて一気に観ることができた。
そしてとにかく、宇野祥平さんが圧巻だ
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

2.5

キャラ、設定は思いっきりザ・マンガ でも、現実に存在した明治時代が舞台というるろうに剣心の実写化が、そもそも難易度高かったのかなと感じた本作だった。
前作まではそんな事思わなかったのに。
全編通してシ
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GANTZ: PERFECT ANSWER(2011年製作の映画)

2.5

前編よりはよかった。緊張感あったし、アクションシーンも迫力が増していた。
が、前編の感想にも書いた通りで、アクションシーンに必死感が足りない。
生きるか死ぬかの戦いで、やられた仲間を抱き抱えて死ぬなよ
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GANTZ(2010年製作の映画)

2.0

日本の古くからある伝統芸の様なアクションシーンが残念な感じ。
やるかやられるか、生きるか死ぬかの戦いの最中、仲間がやられると抱き抱えながら、その仲間との思い出とかを延々と語る。で、語っている間、敵は待
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

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アメリカの社会問題が主題だと予想していたがそうでもなく、重々しさも覚悟していたが、それもそうでもなく。では見やすかったか、と聞かれたら、そうでもない。重くも軽くもない、個人的には不思議な浮遊感のある映>>続きを読む

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.0

ストーリーにつっこみどころ多く、途中で展開も読めて鑑賞を飽きてしまったが、キャスティングが最高。
まず三浦春馬と松山ケンイチ。
説得力のある三浦春馬のヒーロー感、そして佇まいだけで画がひきしまる松山ケ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.3

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主人公の死で結末を迎え泣かせる、という展開は安直だと感じるし、あざといし、基本的には苦手です。それでも、本作は傑作だと感じました。観てよかった!
まず、なんと言っても主演の草彅剛さんがすばらしかった。
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.0

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題材は面白そうなのに、全体的にふわっとしていてもったいない。
こういうシーンが撮りたい、が先行して、脚本が練られていない印象。
7人の人格が結末でしか観られなかったのも拍子抜けしたし、恋愛要素2つもい
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

-

ホラーだった

グロいし暗いしわけわからなかったけど、圧倒的で、引き込まれた。

しかしホラーだった

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

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騙し合いを楽しむ、というより伝統ある大企業の構造改革を伴う内部抗争、の印象の方が強く残った。
騙し合いでびっくり展開!にはならなかったな〜。中村倫也が序盤のあの出演だけって思わなかったし。

それでも
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

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なんかすごいものを見た!という満足感でいっぱいです。すごい映像でした。
これは劇場で見るべき!
庵野さんの頭の中どうなってるの?天才なんですね。
難解なストーリーに包まれた中身は、普遍的な親子の物語で
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

2.5

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ものすごい、置いてけぼり感を味わった。
ポカーンとした。
事前にファンの方の解説を読んで視聴に臨んでも、なんだかわからなかった。

全編通してシンジにイライラした。
また他の登場人物、特に周りの大人達
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.0

序、破と続けて視聴。
エヴァンゲリオンの戦い方が原始的なのに驚いた。
噛み付いたり噛みちぎったりグーで殴ったり。
武器とか何か道具を使っても基本的には上記のような戦い方がメイン。
道具を使ったらいけな
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

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いいもやもやと悪いもやもやが残った。
いいもやもや
高橋一生は結局、何だったのか。あの結末は妻を思いやっての手段だったのかはわからないまま。心情が語られていないし、わかるような演出もされていないため、
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

4.0

ホラーなみに恐怖を感じた。
自然の脅威、それによる主人公の運命が容赦なく展開される。実写では表現できない自然の猛威がリアルさのある作画や演出で見事に表現されている。
セリフもなく描かれる人間の表情もほ
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

2.8

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原作がそうなのだろうけど、外をゾンビに囲まれているのに一人一部屋使って寝るのがありえない。怖すぎる。
また最後のシーンもよくわからなかった。
いろいろ残念

すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

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役所広司!
役所広司!
役所広司!

そして仲野太賀!

また西川監督の作品でてください!

昨日鑑賞してずっと本作について考えています。
はためくカーテンでもしかして、とその後の展開を予想しましたが
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

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傑作!
現在の冒頭の2人を見せられてからの、過去から現在に至る顛末を見せられる展開なので、2人が出会い恋に落ちるまでの道程がキラキラしたものに見えた。すばらしい。やられた。
どこにでもいる男女のどこに
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.0

すごくおもしろかった!笑った笑った!
ひよこと犬、大活躍なのも微笑ましかった。
何より、原作への並々ならぬ尊敬と愛が感じられたのが良かった。
調べてみると、監督、脚本、主演のフィリップラショーさんが原
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.4

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少年の成長と親子愛の物語。
とても良かった。
炭鉱で働く父と兄、認知症の祖母と暮らす11際の少年ビリーがバレエに目覚め、ボクシングなど男らしい習い事をさせたい父と葛藤しながらもバレエを続け、バレエの先
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.0

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ゾンビをいい感じに用いたコメディでした。それがはっきりわかったセリフがあり、そこから、あ、笑う映画で合ってた、と安心しました。それはビーバーフィーバー笑 (ビーバーフィーバーて笑)
終盤からエンディン
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

とても好みの映画だった。因みに若草物語はうっすらアニメで観た記憶があるのみで読んだことはない。

衣装や美術、音楽、映像どれも素晴らしく映画を観たという満足感に浸れた。
その中でいきいきと演じるシアー
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仮面病棟(2020年製作の映画)

2.5

WOWOWで。
サスペンスを普段見ない人なら楽しめるかも。
途中から予想できた犯人とありがちの動機。テンポも今ひとつ

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.5

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生首!耐性ないのできつかった。
それ以外は概ね楽しめた。
いやいやうそでしょ、とか、おいおい、とか心の中でつっこみながら鑑賞するのも楽しかった。
カラフルで金ピカな豪華絢爛な王宮シーンや王女の色鮮やか
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

1.5

どんなに良くできた映画でも、トイレの汚水が逆流して噴出してるシーンなんて見たくない。個人的にアウトでした。製作側の正気を疑う。
グロとかスプラッタとか目を背けたくなるシーンのある映画などとは別次元。た
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.2

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ちょっとキザかもしれないけど、私はこの映画から愛とは何かを教えられた。
主人公モードと夫であるエベレット2人の出会いから、お互いを尊重して大事にし合うようになり、そしてお別れまで、とても丁寧に描かれて
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デビルシャーク/エクソシスト・シャーク(2015年製作の映画)

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星一つもつけたくない。映画ではない。
本作の全てにポカーン🙄
ポカーンポカーンポカーン

今まで辛口批評してきたものでも、あれらはきちんと映画だった!だってストーリーがあるから!

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.3

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ハリウッド的な宇宙侵略ものとは異なる魅せ方でおもしろいと思った。

冒頭から不穏な雰囲気で、物語はどんどん進む。
日常が突然異様な世界に変わる。
夫が突然宇宙人だと言い出したら?
日本人は感情が顔に出
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