NYoLoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

僕らの先にある道(2018年製作の映画)

3.9

旧正月前夜に故郷に帰る途中で出会った2人の、毎年のこの1日を中心に描いた、恋と別れのど直球ラブストーリー。

‥‥だと思ってたんだが。

久しぶりに、ラブストーリーしかないラブストーリーを観ているなぁ
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ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

3.8

いろいろあって、ただ今休業中のアーミー・ハマーですが、彼を追っていたとき気になってクリップしていたこちら。全くどんなストーリーか知らなかったので、途中から「ええぇぇぇ〜???」ってなりました。

でも
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狂っちゃいないぜ(1999年製作の映画)

3.4

管制官って今でもこうやって仕事しているのでしょうか。モニターだけを見て、高度角度速度を指示する。1日に何万人の命を預かっている訳ですよね。そりゃ神経すり減ります。

どんなに空が混み合っていても瞬時に
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ブロンド・ライフ(2002年製作の映画)

3.3

アンジーのかわいさを再評価しちゃう映画(特に後半)
前半はなんというか、彼女にもいまひとつな時期があったのね、と思ってしまったけど。

ボリューミーなブロンドのアンジーに違和感しかなく、???って状況
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ハート・オブ・ウーマン(2000年製作の映画)

3.7

ラブコメなんですが、それだけではない気付きもあったような気がする。

私も含め、女性って比較的共感を求めるところが多いんじゃないかしら。職場の同じくらいの年齢の男性って、何をするでも淡々として見えて「
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チェンジリング(2008年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

クリント・イーストウッド監督の作品では、「ミスティック リバー」寄りの辛いサスペンス。実話という意味では「リチャード・ジュエル」にも近いけど、子どもが絡むので比じゃないくらい落ち込みました‥‥

タイ
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マコーレー・カルキン/くるみ割り人形(1993年製作の映画)

3.5

耳馴染みのある曲が多いくるみ割り人形。でもどんな話か知らないな、ということで、ナレーション入りで分かりやすそうなこちらを鑑賞してみることに。

マコーレー・カルキンがいる!びっくり。しかも、他のキャス
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.5

なんだか女性ばかりがツラいコメディ‥‥


冒頭の晩餐会で、人数合わせのために急遽マダムに仕立て上げられたメイドのマリアを巡るラブコメディをメインに、カラヴァッジョの絵画(『最後の晩餐』?)を売りたい
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アラジン(2019年製作の映画)

3.7

想像よりずっと良かった!ウィル・スミスはもう青でいい。


ストーリーはほぼほぼアニメどおり。ジーニーが自由になるだけでなく人間になるのが1番の変更点な気がする。このシーン、秒で泣いた。(娘も同じタイ
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男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

3.3

53年の時を経て撮影できたことが奇跡じゃないかしら。

しかしながら、長回し過去映像とモナムールとダバダバダ‥‥
延々続く道路と長い独白のフランス語に何度睡魔が襲ってきたことか!


最高の恋をしたあ
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ギリーは幸せになる/ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常(2016年製作の映画)

3.4

良い時もあれば辛いときもある。
悪いとき、じゃなくて辛いとき。
乗り越えたら強くなるのよ。


キャシー・ベイツ扮するトロッターさんの、ハニーやらスウィーティやら甘々な呼びかけ、ギリーには全く響いてな
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あなたの不幸はわたしの幸せ(2017年製作の映画)

3.8

燃やして灰を食べろ!笑


これはかなり好き😆イタリアらしく、明るくて騒がしくてちょっと毒があって、そして愛だ。

背景のcloverのロゴがかわいい。

就職難は笑えないけど、結果的に同志を得たよね
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フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ!(2020年製作の映画)

3.5

はとさんのレビューに惹かれて。

2ヶ月の巣篭もり生活ののち、自身に縁のある地を訪れるルカ監督のドキュメンタリーです。

タイトルは、花!花!花!

海外どころか国内旅行すらままならない今日、監督の懐
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マーウェン(2018年製作の映画)

4.0

自分の持つ価値観が、外的刺激を受けてどういう感情を生み、どういう言動になって現れるか、ということを、お人形の世界という形で表現した新しい切り口の作品。

この事件の前と後、さらに言うなら、マークの第二
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.3

シチュエーションは違えど、地球の危機をお父さんが救うパニックアクションムービー、というジャンルにあって、やはりアルマゲドンとかインディペンデンス ディ(一作目)のバランスは素晴らしかったんだと気付かさ>>続きを読む

ジェニーの肖像(1947年製作の映画)

3.5

当たり前にすぎていく「時間」ですが、映画の題材としてはどこまでも懐が深く、本当にロマンティックなテーマですよね。

最近、1日を繰り返す系をいくつか観たところです。タイムループも奥が深い。
その他これ
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またね(2014年製作の映画)

3.8

なんて粋な。


黄色と赤の窓辺と、2人を隔てる通りの日常という名のドラマも良い。


老いるのも悪くない。心を錆びつかせないようにしながら年をとりたいな、って思わせてくれる短編です。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.9

20年以上前に一度見たきりの、私にとって初ディカプリオ作品。

このとき、彼が本当に障がいを持っていると思っていた。それくらいすごい憑依感。今回改めて観てもやっぱり彼はすごかった。

片田舎で長男とし
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

-

スコアなんてつけられないわ。

こんな日が一生来ませんように。

年功序列でこの世を去りたい。絶対。

If anything happens I love you

このセリフは、私が娘たちに残し
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.7

『隣席のデキる上司文庫』から原作をお借りして正月に読み、フィルマでの評判も良いので観てみました。最近は日本の映画も観なきゃな、と頑張っております。

ん〜でも、やっぱり母国語ゆえ「セリフ回し感」を僅か
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.0

毎日どこかで奇跡が起きて、人生はその積み重ねでできている。
生まれた時から人は死に向かって生き、最後に全部失うとしてもその時間に意味はある。

うろ覚えだけど、作中、そんな風なセリフがあった気がする。
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マスター・アンド・コマンダー(2003年製作の映画)

3.8

ワンダヴィジョンで、改めてベタニー♡ってなったので観てみました。

ナポレオン戦争時代、フランス軍は、民間の帆船による他国軍の船の強襲・強奪を行い、海域を押さえ込もうとしていたそうで、本作はそれに対峙
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

4.4

何十年ぶりの再鑑賞。泣くでしょ?こんなん、泣くに決まってる。何度見ても絶対に心震えます。

とにかく全員のキャラクターが最高!
ストーリー展開がベタだが無駄なくすごく上手い!
音楽はまさかのハンス・ジ
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.6

観ました。オリジナル ウィッカーマン!

ミッドサマーが全く合わなかった私にも、まだギリギリ受け入れられましたよ。

主人公である巡査が、初めは普通の人に見えるのに、段々こっちもおかしいのでは?と思え
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

蛸は頭が良いと聞いたことがある。

まさかここまで明確に対象物に興味を示し、戦略を練る生物だったとは。

どうしよう。蛸、食べづらい‥‥



働きすぎて心を病んだ男性が、原体験を踏まえゲルプの茂る海
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.7

読書会って、どうあるのが正しいのかよく分からないけれど、ハイソでシャレオツな文化活動ですね。

ガーンジー島の歴史は全く知らなくて、またしても映画で史実を知ることになりました。小さな島でも、位置関係に
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.6

聞こえなくなること。
今の私には、想像ができない。
この映画は、でも、それを追体験させるのが狙いでもないし、乗り越える強さを描いたものでもなかったと思う。


支援施設で自分を受け入れていくルーベンの
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.3

かわいいOP❤️




騙し騙されて、仲間が増えていく?といった感じの、気軽な詐欺師コメディです。


これ以上の感想が出てこない💦

はちどり(2018年製作の映画)

4.1

ふと、中学生だったころ、体育の前に更衣室で着替えていて、急に泣き出したくなったときのことを思い出しました。

名前をつけることもできない感情は、吐き出すこともできない。何を求めているかも分からない。と
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密航者(2021年製作の映画)

3.6

邦題が合ってない‥‥と思ったら、割と忠実に訳されていました。

ん〜〜〜、もったいない。


究極の選択を迫られたとき、自分ならどの道を選ぶか、ということに思いを馳せた時間でした。

こんな究極には出
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なりすましアサシン(2016年製作の映画)

3.4

雪だるま式巻き込まれアクションコメディ。

んなバカな!と何度か思ったけれど、そんなありえないおバカな展開が日曜の晩には丁度良いし、流れは割ときっちり作られていてストレスレスでした。

ベネズエラの危
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

4.0

抜群のバランスとお手軽さ!

週末のサラッと鑑賞に打って付けの、ライトなモンスターパニック映画。なんといってもわんことのバディもの、というのが最高です。あぁ、boy‥‥‥かわゆい。


巨大隕石の衝突
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.4

小学生の夏休み、学校のプールに潜ってゆらゆらと移動しながら、太陽を反射した水面を眺めて、あれが空で私は空を飛んでいるところ‥‥そんな空想に浸ったことがあった。

空を飛べる鬼っこウェアのラムちゃんは憧
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

他人の結婚式をタイムループ!他の方おっしゃる通り、これは結婚生活のメタファだと私も思う。

そう考えると、退屈な生活の繰り返しだけど、そこには愛があるよ、という親切な示唆もあった気がする。

同じモチ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.6

正直言って、想像の遥か上だった。

邦画を映画館で観るのは、アニメを除いては「今度は愛妻家」以来ではなかろうか。何年前だっけ?(2009年の作品でした💦)

年休を映画3本梯子DAYにしようと決めた時
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

人生は自分のもの。

この歳になったから言えるセリフかな。もちろん、家族のほか、私が属している集団のためでもあるけど。まだ。

定住していた場所や誰かと過ごした空間から離れることを余儀なくされた時、私
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