かいわれさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

かいわれ

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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.4

話題性に惹かれて鑑賞。初めてのインド映画で手探り状態のまま物語が進む。結論から言うと途中で見限ってしまった。ストーリーというより度々入る挿入歌が印象的で、寧ろこのアルバムを聴き込みたいという想いを抱い>>続きを読む

ペタル ダンス(2012年製作の映画)

3.6

一定のリズムでフワフワと進行していくドラマ。キャラクターに即した配役ではなく、このゆったりとした「作風」に合う配役を、それを意識して選抜していたのかなと思う。良い意味で雰囲気映画であり、俳優さん同士の>>続きを読む

江ノ島プリズム(2013年製作の映画)

3.2

3人のプロモーション映像的な作品。予告編のあの雰囲気を感じ取れない訳ではないけれども、その核心に至るまでがポップな作りになっている為に観終わった後の空腹具合は否めない。
しかしタイムトラベルものとして
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

3.7

本作はある高校生のひと夏を捉えた純・青春映画。
「変われない事」が悩みのイヌ。静かな衝動こそあるものの、現実という壁を前にしどろもどろになってしまう。そんな時にイヌを襲った一つの衝動。この衝動っぷりこ
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.4

ぶっ飛んだ作品。麻生久美子さんが演じる「少女」な雰囲気がツボ。テンポが良く飽きなく見ていられる。のんびりした昼下がりにオススメかも

河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

3.5

優しさで溢れた映画であり、日本の美しい田園風景に心洗われる。
原監督の遍歴から過去作と似たり寄ったりに感じる部分もあるかもしれないが、コレはコレで核となるオリジナルなものを持っていると思う。独特な雰囲
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セイジ 陸の魚(2011年製作の映画)

2.3

ゆっくりとテーマの核心に近づいていく、重厚感のある作品。救いのない無慈悲な作品として収束するのかと思いきやほんの少しの光を終盤に見せてくれた。
上の空で見ていた部分が多かった為に人物相関が全く掴めずに
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.7

終盤の演出は非常にもどかしくズルい作品。あの余韻が残るラスト、そしてこのやり場の無いモヤモヤ。しかし、この気持ちを私たち視聴者以上に感じているのは紛れもなく中島だ。
「出逢う為に別れる」という言葉が出
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.1

圧倒的な映像美。
アニメでしか表現出来ない世界観だと思うけど、それ以上でも以下でもない印象。雰囲気映画

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.7

科学では説明出来ないタイムトラベルを「遊び」の延長として行ったり来たりする学生たち。その行為が結局は辻褄合わせとして成立していた事、それが分かり始めるのがラスト30分。
高評価の所以が掴めないままの鑑
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.7

隙のない作品。
ある一人の女性を想い続けた遠野くん。シンプルなストーリー故にコレさえもネタバレになるかもしれない。ただただ綺麗な作品で、あのような学生時代を送れた人はどのくらい存在するのだろうか。
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.5

【時代錯誤を感じない辺り、一種の社会風刺作品かも】

貫太は同情の余地も無いクズっぷりであり、終始気分の悪い作風。その一方でドン底から這い上がっていく日下部の存在が唯一の光に感じた。
そんな圧倒的に作
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.5

変態を正当化・・だけどそこが面白い。原作を知らないけど、思っていたよりぶっ飛んでいた。

南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

真のバラエティー作品。コメディでもあり、ヒューマンでもあり、時々ラブストーリーでもある。人って暖かいし、その人々が織り成すライフスタイルからは温もりが生まれる。
教訓めいた作品では無い為、気楽に鑑賞で
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.1

10周年 リバイバル上映にて。
もう何度も観ている作品。自分が歳を重ね、あの時には戻れないんだという想いが強くなるに連れて感動も一段と増します。真琴の身勝手なタイムリープを見過ごす訳にはいきませんが年
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世界はときどき美しい(2006年製作の映画)

2.9

タイトルが素敵であり、言ってしまえばそれ以上でも以下でもない、個人的にはそのような作品に思えました。確かにこの手の演出は珍しいでしょう。しかし、その一方で改めて一つの映像作品として産み出す必要性は有っ>>続きを読む

虹の女神 Rainbow Song(2006年製作の映画)

3.2

口コミサイトでは軒並み評価が高いように思えます。私は「リリィシュシュのすべて」での市原隼人の素朴な演技っぷりに興味を抱き、かなりの時間差はありますがその流れで本作品を鑑賞しました。
正直に言うと途中1
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(1990年製作の映画)

3.9

【今風に言うとカオスな作品】
黒澤明が見た「夢」のオムニバス作品。その原色の世界観は、現場の息遣いが伝わってくるようで夢でありながらも、何処か生々しささえも伝わってくるよう。
これぞ真のフィクション映
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ホットロード(2014年製作の映画)

3.8

前半は春山に追い付き追い越せな崖っぷちラブストーリー。しかし後半はそんなラブストーリーに加えて生命を主軸に置いた内容となっている。一回観ただけでは掴めない、結構骨太な作品だと思う。
「親も生きている」
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おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

3.7

クソガk・・じゃなかった→わんぱく少年が田舎のお婆ちゃん宅で過ごす一夏の想い出と少しばかりの成長を記録した作品。ワガママにも程があるでしょ、とツッコミを入れたくなる気持ちを抑えて最後まで鑑賞しました。>>続きを読む

僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.(2011年製作の映画)

3.8

【大学生こそ観て欲しい】
大学生の時に、この作品と出会いました。何か触発されて行動に移した・・という訳ではありませんが、自分の人生をじっくりと考えるキッカケをくれた作品ではありました。社会人となった今
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

人の人生って儚いなぁ、と寂しさを覚えてしまう。日本も彼の人生に深く関わっていると思うと、外国の話だけど身近に。歴史の重みを肌で感じます。

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.6

只のあっちゃん映画ではない。寧ろあっちゃんではなくタマ子という1人の人生模様を見ているかのよう。

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.0

アカデミー賞に於いて、主演女優賞だか助演女優賞だか分からないが1つしか獲得出来なかった事には思わずズッコケてしまった。
同じ俳優さんを12年間に渡り撮り続け、1つの大作を作り上げた功績は大きいと思いま
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そよかぜ(1945年製作の映画)

3.5

内容は無い。音割れもしてるし「邦画作品」としての価値は低いのかもしれない。しかし戦後第1作=GHQによる検閲を初めて通過した作品である事を考えると日本の風俗史を語る上では欠かす事の出来ないものだと思う>>続きを読む

いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

3.3

んー予告編が良く出来すぎている。決して盛っている訳ではなく、あの世界観は表現されているんだけど何かが足りない。若しくは浮世過ぎて作品に入り込めなかったのか・・そのどちらか。
「終わり良ければ全て良し」
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

俳優・製作陣のモチベーションを満遍なく感じ取る事が出来る作品だと思う。特にタイトルにもある「そこ」で起きる出来事は、鬱々としたストーリーの中だからこそ味わう事ができる「美しさ」である。
120分という
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ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.0

愛すべき「横道世之介」の脚本を手掛けた方が監督となって作られた作品という事で観てみました。あの世界観を作り出したいんだろうなぁという感じはありますが、世之介から入ってきた人にとっては途中で停止ボタンを>>続きを読む

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.3

松田龍平のキャラクターが良い。一見、扱い辛そうな彼の性格を微妙な距離を取りながら時に優しく受け止める瑛太のサポート役も相まってる。
良い意味でラフに鑑賞できる一方、続編が公開される程のファンが居たのか
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おにいちゃんのハナビ(2010年製作の映画)

4.0

引き籠りのお兄ちゃんからすれば御節介としか思えない妹のアシスト。しかし、それが何時しか妹との大切な想い出として蓄積されていた事をその時は未だ知りません。
お涙頂戴な難病ものとは違います。妹への恩返しを
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青い春(2001年製作の映画)

3.8

いろんな意味で痛い映画。だけど「仲間の為ならこの拳の痛みなんて屁でもないぜ」と言わんばかりに只々殴り散らかす昨今のヤンキー映画とは次元が違う内容となっている。松田龍平お坊っちゃまの初々しいヤンキー像に>>続きを読む

ハルフウェイ(2008年製作の映画)

4.1

流れるようなカメラワークが個人的には好みです。

横道世之介(2013年製作の映画)

4.2

邦画も捨てたもんじゃないんだ、と現在のマイブームを支えてくれている作品。大好きです。

羅生門(1950年製作の映画)

3.5

意味不明なのか難解なのか、只々紙一重。でも内容云々よりも魅せる演出こそが羅生門なのかなと思える程に引き込まれた。これが戦後間もない日本の映画、かつ世界が認めた作品なのかと思うと感慨深い。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.8

評判通りの鬱映画だった。仲間内という狭い世界で生きる学生のリアルを演出。非情なストーリーを緩和してくれるのは映像美とリリィの音楽のみ。結局リリィの音楽は陰陽どちらに働いていたのか。音楽によって救われた>>続きを読む