ないでさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.1

ほっこりしたくて観ました。
芦田愛菜さんの輝きを抑えた高校生感は神掛かっていました。
BL作家役の古川琴音さんもいい雰囲気でした。

オーソン・ウェルズの オセロ(1952年製作の映画)

4.5

三つの遺体が運ばれる葬列と吊るされる一人の男、という強烈な図から始まるところにオーソン・ウェルズらしさを感じました。

デズデモーナは正真正銘の潔白で本当にひどい話な訳ですが、エミリアの不実の疑いは実
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オセロ(1995年製作の映画)

4.2

ケネス・ブラナーがぴかぴかの善人顔でイアーゴを演じていました。

探偵ミタライの事件簿 星籠の海(2016年製作の映画)

2.5

石田ひかりが出てきた時だけ画面がパッと華やぐ女優力にはすごく感心しました

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.5

原作履修済みです

リベラル界のプリンスである民主党出身アメリカ大統領の息子と、伝統と保守の権化であるイギリス王室のプリンスが恋に落ちるお話

俳優さんたちはみんな魅力的で、丁寧に作られた愛すべき作品
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.8

今までの宮崎駿作品のどれかほんの一部分でも印象に残っている人なら観る価値はあると、個人的には思いました。

駿は私たちを残して行ってしまう気満々でした。0.2マイナスなのは、後半ちょっと力尽きてません
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.5

俺様刑事しか出てこない話だったらつらいなーと思っていたのですが、相棒のアサドさんが有能で出来た人物だったので最後まで観ることが出来ました。ボーイミーツガールの悪夢版みたいな怖い事件でありました。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグ監督の自伝的作品ということで、ユダヤ系の少年サミー・フェイブルマンが両親に連れられて初めて映画を観た日から、いよいよ映画人となるべくスタジオに足を踏み入れる瞬間までが描かれていました。>>続きを読む

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.8

母がミュージカル好きで、子供の頃から一番何度も観てる映画かも知れません。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

家族に誘われて観に行きました。公開からしばらく経つのに観客が多くて、マリオシリーズが広く愛されているのを感じました。

以下は蛇足です。

ピーチ姫が実力とリーダーシップを兼ね備えた人物として描かれて
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

色々考えさせられるし、子役の演技力はすごいなと思うのですが、こりゃないなというのが正直な感想です。

家族になる選択、子供を持つ選択を重ねてきた同性カップルに対して、「世界を救うための選択をしろ」と押
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.5

公開当時ティーンエイジャーを連れて映画館で観ました。古川琴音さんが特に印象に残っています。

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

4.5

BBCのドラマ版が印象的だったので、古い映画版も見てみたくなりました。こちらはこちらで想像以上に面白くて完成された作品でした。

結末は小説とは違います。そこも含めてカメラワークや屋敷の間取り、光の使
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.4

ヨーロッパの老舗ホテルをあっさり買収しちゃうマネーパワーのエピソードはほんの枕で、そこから「みなさんまだご存知じゃないでしょう、新しい中華系リッチの世界をお見せするわ」ってめくるめくストーリーが展開す>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コロナ禍の時、こちらのドラマシリーズの独特な雰囲気は日常から連れ出してくれるいい気分転換でした。なので今作はお礼も兼ねて劇場で観ようと決めていました。

あの衣装を着こなした露伴先生と泉さんを大画面で
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981年製作の映画)

4.2

ヴィスコンティ版とガーネット版を観たのでこちらも勢いで視聴しました。

今まで歳の差夫婦の経営するレストランに転がり込んでくるのは若い根無草でしたが、今回流れ着くのは中年男性の悪夢代表みたいなジャック
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 ヴィスコンティ版を観てからこちらも観ました。こちらはヒロイン登場時の「掃き溜めに鶴」感がすごかったです。その老いた夫も不可解なほど人が良くて、わざわざ妻と主人公と二人でダンスさせたり海に行かせたり、>>続きを読む

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

4.5

 不鮮明なモノクロフィルムですが、まんまと夫が留守になって、ジーノが下着で手を拭いて目を輝かせて家に入っていく場面、ゾクゾクする強烈さがありました。
 ラストシーンの彼のアップも、人生の転落場面なのに
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リオ、アイラブユー(2014年製作の映画)

3.0

 最近パオロ・ソレンティーノ監督作を続けて観たので、オムニバス参加をしているこちらにも興味を持って観ました。
 ソレンティーノ監督のパートは、災難が降りかかる女に「愛してる」って男がうそぶくいつものパ
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

 某レジェンドスケーターがマーラーの5番を使っていたので観たくなりました。
 以前は主人公がタッジオ一家にベニスを去るように忠告したのだと思っていましたが、あれはきっとただの白昼夢なんですね。
 タッ
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グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

 最初、主人公の嫌味なマチズモぶりに鼻白みながら観ていたのですが、彼が「ジェップ」と呼ばれているのに気付いてからは面白くなりました。彼はきっとローマを象徴する人物でありながら、戸惑った瞳で彷徨い続ける>>続きを読む

グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 某レジェンドスケーターがこの映画の挿入歌を演技に使用していて、興味を持って視聴しました。
 引退して高級リゾートに引きこもっている老マエストロに、代表作の「シンプルソング」を演奏して欲しいと女王の使
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