鑑賞直後は、ふ~ん( ・-・)という感じだったが、時間が経つとジワジワといい映画だったなと染みてくる作品でした。いつもよりちょっと丁寧に仕事をしたり、ちょっと人に寛容になったりしている自分がいました。>>続きを読む
繊細さと大胆さを備えた難しい役どころを宮沢りえさんが好演しています。彼女が様々な人や世界を見る目の芝居が素晴らしい。池松壮亮さんもまた然り。二人の攻守の鬩ぎ合いや関係性の変化が興味深い。そして彼女が悪>>続きを読む
杉咲花さんの俳優的スキルの高さが際立った作品。彼女の力で画面から目が離せない。しかし作品としては既視感のある内容だった。脚本上の設定が物語を進ませようとご都合主義に陥っていなかったか。前評判が良かった>>続きを読む
主演の役所広司さんはもちろん、脇を固める俳優陣、ワンシーンのみの無名の(失礼!)俳優さんまで皆作品に溶け込んでまさに「すばらしき世界」を創っています。
元ヤクザの主人公が堅気の生活を目指すも自身の気質>>続きを読む
香川照之著の撮影日記を読んでから再見。著書では中国ロケ中の監督やスタッフ、現地の一般の人たちへの愚痴や不満ばかりが書かれていた。半分程読んだが読了できなかった。
確かに日本の撮影に慣れている俳優たちに>>続きを読む
ケイト・ブランシェットの円熟味に感嘆。徐々に堕ちていく複雑な役に見事にハマっています。指揮棒を振る姿が美しく本物のマエストロのようだ。周りを固める俳優陣も素晴らしい。
一見華やかだが閉ざされた世界の人>>続きを読む
名匠エドワードヤン監督の不朽の名作、といわれているが私的には日活アクション風の中二ムービー。
不良仲間や女、父母姉妹たちとの関係性の渦のなかで傷つき傷つける主人公の葛藤が物語の軸。
有名な抗争相手への>>続きを読む
原作未読。登場人物の背景や設定を観客に想像させる脚本の構造なので、一部の俳優のセリフが聞き取りにくいことで物語を想像する集中を削がれてしまったのが残念でした。岩田さんは役にハマっていました。
劇場で鑑賞。まず、戦場シーンの迫力!CG無しでとんでもない画作りをしております。十数機のヘリコプター、爆発の炎、ライティング、キャストやエキストラの動きがカメラワークにびったりハマって完璧。スタッフキ>>続きを読む
「由宇子の天秤」の春本雄二郎監督お薦め作品として鑑賞。人間の闇、裏の顔を無理矢理覗き見させられる感覚。不快、嫌悪感があるが最後まで観てしまった。最後のクレジットで主演俳優がイザベル・ユペールだと知る。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
観客をハラハラさせ続ける脚本上のアイデア、仕掛けが満載。次から次に主人公達に試練を与えて画面から目を離せません。映画のスクリーンで鑑賞したら、もっと楽しめただろう。スマホやドローンといった現代機器がス>>続きを読む
映画前半に出てくる河野宏紀の存在感が作品の世界観へ誘う。趣里は好きな俳優のひとりだが、今作品にはミスマッチだと感じた。どうしたって品の良さが滲み出てしまう。森山未來は佇まいがよい。しかし、今作品の人物>>続きを読む
緒形拳って、こんな繊細な芝居をする俳優さんだったのね。目の芝居が素晴らしい。相手役の岩下志麻との相性もピッタリ。汗ばむ肌がなんとも艶っぽい(緒形も岩下も)。虐待シーンは胸が痛くなるが、主人公の葛藤がそ>>続きを読む