chinsukoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.2

一昨年の年末に公開され、評判が良かった作品で普段あまりアニメは見ないのですが、アマプラ・セールにて鑑賞しました。

まずストーリーが良くて、主要登場人物7人が中学生という設定を受け止められるか心配でし
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スポンティニアス(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

視聴者のニーズに逆らいながら青春物として成立している

本作の触れ込みは「ハイスクールのクラスメイトが突然爆発する事件が発生し、明日は我が身の主人公とボーイフレンドが生きる事の意味を考える」とあって、
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.4

歴史あるDCコミックでは有名でも、映画化となると新参者。その造形や能力は如何に。

MCUも含めると見た目はアイアンマンとトニー・スターク作のスパイダーマン・スーツのミックスという感じ。
家族を巻き込
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変態村(2004年製作の映画)

2.5

本当は怖い童話みたいな

ベルギーの闇3部作の一遍で、監督の処女作のようだがあと2作見るのに躊躇してしまうほどに不快な作品。

童話の様に「ある日村を訪れた若者が、村人に酷い目にあいましたとさ」でスト
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.2

前作から足掛け10年ぶりの4作目で、たぶん新章

前作に出ていたメンバーをゴソッと削ぎ落し、オールスター感やお祭り感は控えめで、ストーリーもちょっと薄い感あり。

キャストについては、CIAの要人をフ
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.8

モキュメンタリーの第1人者、白石晃士監督によるシリーズ完結作

公開当時は地元では当然上映無しで、ソフトリリースで即視聴しました。

期待通りに面白かったです。

いつものメンバー工藤Pと市川D、カメ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.8

1972年に起きた飛行機墜落事故でアンデス山脈の氷河に墜落した生存者の実話を映画化

1976年のドキュメンタリー『アンデスの聖餐』以降、1993年の『生きてこそ』に次いで製作された本作。

酷寒のア
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

年始に見るには相応しくない、気色悪く後味の悪さが引き立つ作品

監督の前作『プロミシング・ヤング・ウーマン』にもあったヒトコワと後味の悪さは本作でも健在である。

何がどう気色が悪いのかは、主演のバリ
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.6

『RRR』のラージャマウリ監督、 アクションコメディ

理不尽に殺められた若者が、事もあろうに“ハエ:マッキー”に転生し、自分を殺した男に復讐するという話。

たまたま見たyoutubeである方が強力
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.2

ショットに芸術性をはらんだ寓話的なロバの旅

テレンス・マリックを思わせるあまり得意でない雰囲気を持つ作品。

家畜として生まれ、人間の為に死にゆく運命を知りつつ、逆に人間の愚かさをロバの目を通して映
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

たまに見たくなる古い映画シリーズ。

スピルバーグの『ジョーズ』に続いて製作された本作、同年に『スター・ウォーズ』の第1作が公開され、陰に隠れてしまったような形になったが、自分の心には印象深く刻まれた
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

明けましておめでとうございます。

本年1発目、本当はホラーが見たかったのですが連れの意向で本作を見ることになりました。

鬼太郎のアニメは50年前のシリーズで見たきりですが、鬼太郎や目玉おやじの生誕
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.8

原田眞人監督による『ヘルドッグス』に続く犯罪・人間ドラマ

前半はネリとジョーの姉弟の不遇な人生を如何にして生きているか、何を糧にしているかを描き、後半はジョーの暴走で奇しくも大金を手にしてしまうまで
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.8

ザック・スナイダーのSFダークアクション

『アーミー・オブ・ザ・デッド』に続くNETFLIXの配信映画。

『七人の侍』をモチーフに、ある惑星の小さな村を守ろうと、主人公コラは帝国軍に抵抗する戦士を
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

4.5

この寒さを吹き飛ばす熱い漢たちを見よ

年内滑り込みで見ることが出来た本作、いや~熱い。熱い男たちの姿がここにある、という感じでとても満足した。

前半でバルハラに寝返った場地がこんなに盛り上げるとは
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

3.4

視聴者の幸福度によって評価が分かれる

全体的な感想を言うと、絵や音楽がとても素敵で、人間ドラマとして上手く作られているなという感じを受けました。

主人公ジュリアの人生が選択や偶然によって4つに分岐
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.2

これは公開時から気になってたキワモノ映画、当然自分の田舎では上映無しだったので、ソフトリリースで即、見てみました。

感想は、まあ劇場で見るまでの作品ではなかったかなと。

R18ならば、もっと過激に
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アストラル・アブノーマル鈴木さん(2018年製作の映画)

1.6

まず、松本穂香さん頑張ってました。デビュー初期の作品ではありますが、演技の幅を広げると言う意味で好感を持ちました。

しかし、何故この作品に出たのか疑問でもあります。

双子の妹への嫉妬心をパワーにし
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2分間のタイムループ、最悪なスタートは?

老舗旅館を舞台に、突然発生したタイムループに戸惑う人たちの様子を描きます。

最初は戸惑いますが記憶は残るので、繰り返すうちに慣れてきて、「続きは次のターン
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.2

台湾版を先に見ていたので正直感動は薄い

主人公の男女が逆転している以外、話はほぼ同じで、 台湾版を見てから2ヶ月も経ってないため、同じ映画を見返してる感じでした。

ストーリーの良さは同じで、笑える
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.8

熊さんの凶暴さと無邪気さと、振り回される人間の愚鈍さ

冒頭のグリズリーとの遭遇は恐怖感が勝るものの、以降は人間どものコメディタッチなやり取りの中に、グリズリーに一方的にやられるアホでマヌケな人間の様
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

youtuberが描く若者トリップ・ホラー

主人公ミア含めティーンエイジャーの仲間が、“TALK TO ME”という霊を憑依させる遊びにハマり、ミアの行動が怪しくなると言うストーリー。

A24が配
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウィッチ・プロジェクト第2弾。もう1人の魔女の物語

第1作の魔女の狡猾な殺人兵器とは違う、純粋で強力な魔女が登場。
強力なパワーの他に強力なサイコキネシスを持つ少女が主人公。

本作は「魔女プロジェ
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ヴォルーズ(2023年製作の映画)

3.4

NETFLIXオリジナル、メラニー・ロラン監督のクライム・アクション

主役は泥棒稼業の2人の女性、キャロルとアレックス。ターゲットに近づくのはキャロル、サポートで敵を排除するスナイパーがアレックスと
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.2

原作を未読・未視聴なので、本作だけだと新章の前説明で終わった感じ。

前作の様なタケミチが根性で打ち勝つようなドラマチックな部分は次回にお預けか。

新キャラの描き方は程よく俳優の演技が光ってた。やっ
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ブルドーザー少女(2021年製作の映画)

2.8

理不尽な世の中に喝をいれる!という作品を見たかった

主役のヘヨンは華奢な体形ながらいつも強気で喧嘩腰で相手に向かっていく。
ある日経営難に陥った中華飯店を残し、父が自動車事故で脳死状態になってしまっ
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.8

江戸時代、おきくと中次の青春。そして下肥買いを巡る深いテーマ

下肥買い( 汚穢屋 )は、江戸の生活に欠かせない回収業であるが、その性質上忌避されることもしばしばある。特に階級が上になるに従いその傾向
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.2

実話であり結果も分かっている。それでいて感動させる作品

60歳にして一念発起、キューバからフロリダまでの約180キロの遠泳に挑戦したダイアナ・ナイアドの物語。

60歳にして決心したナイアドは、60
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

1.2

久々に酷いのを見た

POVは嫌いではないのだが、これはそれ以前の問題で、まず主役の女性への嫌悪感がハンパなく始終不快指数上がりまくり。生理的に無理レベル。またエンドクレジットの酷いこと。

POVと
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終わらない週末(2023年製作の映画)

2.6

不穏な空気感と緊張感だが、何故か眠気に襲われる

週末を郊外で過ごす家族が、不可解なサイバー攻撃により通信手段が絶たれた様子を描く。

始終不穏なカットで緊張感を煽っているが、ネットやテレビ等の通信が
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フローズン(2010年製作の映画)

3.2

リフトの上に置き去り。誰もが想像しそうなシチュエーション

実際にリフトに乗ると、まずその高さに身震いする。自分は高所恐怖症なので特にそうだ。この状態で止まってしまったら、どうするだろう。いやどうにも
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.5

岩井俊二監督の音楽映画3部作の第一弾

日本の架空の都市・円都(YenTown)で犯罪渦巻く中、必死に生きる若者たちを描く。
日本円が世界で一番高く、円を稼ごうと世界中から出稼ぎに来る人種のるつぼが円
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

坦々と粛々と、目的を遂行する殺し屋

全編にわたって主人公である殺し屋のモノローグと共に映画は進んでいく。
モノローグは自身の心境を説明している様に聴こえるが、実は脆い自分に対して言い聞かせている様に
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シャーマンの娘(2021年製作の映画)

3.6

シャーマンというワードだけで鑑賞

シャーマンの父は降霊1回5万円という商売をしており、その娘が主人公。
女子高生だが霊に対しては容赦がないサイコパスという設定。

本作は章立てでエピソードが分かれて
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#フォロー・ミー(2020年製作の映画)

2.6

色んな映画のネタを集積した結果、小品になりました

SNSインフルエンサーの主人公がロシアで行われる脱出ゲームに参加し、恐ろしい目に会うと言うお話し。

ラスト20分ぐらいまで、「ホステル」や「ソウ」
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

題名通りクールでイカした男たち

タランティーノ監督作品で、唯一未見だった本作、最高にクールな映画。

自分の初見作品は「キル・ビル」で、次作の「デス・プルーフ」や「イングロリアス・バスターズ」でタラ
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