音がものすごく響く。日常に溢れるちょっとした音。彼女には聞こえない音存在に気づかされる。細部を描くことで物語の強度は増すということを実感
息子を亡くした母、HIV陽性の妊婦のシスター、同性愛者の女優、麻薬中毒の女優、半分女性の身体になった元娼婦。誰もが色んな悩みを抱えて、でもひたすらまっすぐ生きている。部屋の小物から壁紙まで隙なく可愛い
「OKだったらチリを食べて」
チリドックを食べ歩きしている彼女に突然プロポーズしたときの言葉。
一緒に生きていくって決意するときって、こういうさりげなさい瞬間に訪れるんじゃないかなって思う。
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登場人物のある事情から常に薄暗い画面。何かがいそうな空気感が徐々に伝播してゴシックホラー。ねじの回転みたい。
オチもおぉとなる感じでラストまで目が離せなかった。
同じ方向から見ていただけでは気づけない人の色んな側面を見せてくれる映画。
絶対の正義はどこにもいないし、完全なる悪もいない
テンポの良さに吹き込まれるあっという間の映画体験でした