フジマークスさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

処女ゲバゲバ(1969年製作の映画)

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どこ行っても何もなかったんだなぁ
全部失って、真っ裸になって、
暴力しかなかったんだな
しかし、その何もない平野でドラマを成立させてるところにアナキズムを感じる。

天使の恍惚(1972年製作の映画)

5.0

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組織よりも、個の情動を重要視する語り。
そしてその行く先の呆気なさも、取りこぼさず映し出す。
激しいジャズを背景に、爆撃映像と、音、個々人が行動を起こす一連のシークエンスは見応えがある。

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

5.0

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武、トムコンティ、龍一さん、デヴィッドボウイ。
キャラポスほしいくらいキャラクターが大好き。

彼方のうた(2023年製作の映画)

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なぜ「あの時のあの会話」を映画にしたいと思うのか。
あの時あの瞬間を残したい、再現したい、確かめたい、あの時について思う、そのまなざしそのものを形にしたい。
物語のワークショップに登場した人誰しもが、
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パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

5.0

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ファンタジーにおける洪水は最高の舞台装置

「ハッピーなときの逆立ち」のアイコンパワーがえぐい。何回擦られても笑っちゃう。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

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生まれの違いによって住む世界が違うということを物凄く意識させられる語り。そして生まれた環境との磁力を受けないように、そこから遠く離れることで自由を手に入れる。
橋で手を振るシーンで、切り返しショットが
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舟を編む(2013年製作の映画)

5.0

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大傑作。

35ミリ上映でみたがすごくよかった。

傑作仕事映画。辞書の良さがつたわりながらも、仕事で心動くのは人との関係から。

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

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ジブリの映画、とりわけ宮崎駿の映画は建物がでかい。主人公の前に立ちはだかる冒険の大きさを表象するかのように建物がでかいので、本作が小さな小屋の中で起きる冒険であることに、映画そのもののミニマムさが表れ>>続きを読む

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

5.0

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エルヴィラは僕らの代わりに死んでくれたのだと勝手に思う。
エルヴィラの境遇は誰よりも絶望的のように思えながら、インタビューの内容は普遍的で、多くの人間に当てはまるようなものだった。
エルヴィラの人生は
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ペット(2016年製作の映画)

5.0

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吹き替えのバナナマンが良い

坂道のアポロン(2017年製作の映画)

5.0

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長崎のバーを占領したアメリカ人を、日本人がジャズで倒す!