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クローズアップは映画の特権だとおもう
単なる切り返しショット、クローズアップのなかに詩情を感じる不思議さ。
あからさまに良いシーンでなく、普通に思える会話シーンが、とりわけ印象的に思えることがあった>>続きを読む
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前作もそうだったけど、ウディアレンは切り返しショットをあまりにわかりやすく有効に使ってくれて嬉しい。
3人の会話の時、スーとフィリップがずっと見つめあってて、モートがその視線のうちには絶対に入れない状>>続きを読む
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映画を見ていて、視点が2つある状況がずっと続く新感覚。
画面が分割して、2人の主観が分裂する。この物語の主題においては、画面の分割による主観の分裂が、人物の意思疎通の不可能性を語るのに極めて有効だった>>続きを読む
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没入した後は、糸が切れるのを恐れるような緊張が続いて、解放の祝福感。人がわらっと移動する。鳩が放たれ皆が視線を動かす。道を歩いていく2人をカメラは上昇しながら捉え、視界が広くなる。
フィクションに起>>続きを読む
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武の視点で、多くのメディアではこれまで物語られることのなかった時代劇における人間模様、人間関係がを観ることができた。武が撮った、武が演ってるというだけでこれ以上ないのに、歴史に基づく語りとして極めて意>>続きを読む
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傑作
どのジャンルにも、国属性にも属していない印象を受ける。
もちろんあらゆる映画の引用が、どれにかに比重がおかれることなく用いられ、手作りされてる。
映画的なるものを追求した映像の作られ方にアナログ>>続きを読む
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今の日本だとヒトラーについて軽はずみに話すこともタブーのようなところがあるが、この時のドイツでは、父親が党員である主人公が「ヒトラーが通ってたこの店、昔から行きたかったの」ということも言う。
老婆と黒>>続きを読む