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大傑作
とくに印象的だったのは、お互いが相手の能力、魅力を目の当たりにした時に、毎度のように物凄く驚き、目を輝かす様子。
全く違う2人だからこそ、相手の習慣、ふるまいが珍しくて、価値がある。だから楽し>>続きを読む
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ソフィはおばあちゃんになってもすぐに「ここには住めないわね」と言って住処を後にする。現代の人間であれば、部屋に篭って「もう死ぬしかない」とでも言いそうなところ、ソフィはどんな状況でも生きることが当然で>>続きを読む
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車が走る、人が動く、横移動する。
日常のなかの普遍的な景色に対する、映画的であるものへのまなざしが覚醒する。
映画館をでた後、「動く」ものへつい視線を向けてしまう。
小さな子供たちが、凍った雪の上を>>続きを読む
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初見2023年7月18日
シネマイクスピアリにて
2回目2023年8月20日
福津にて
若い時分に観れて良かった。
そう思えるだけで、この作品を十分に楽しめていたと思う。
僕たちはみな宮崎駿の子供>>続きを読む
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宮崎駿がこの映画において用意した最も重要なファンタジーは、ナウシカの存在そのものだと思う。
そのほかの人間や動物、自然、争いは全て現実に置き換えられるものとして描かれている。
ナウシカのいない世界で>>続きを読む
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追い詰められたたぬきが、自分たちの祈り願いを「気晴らし」と言いながら街全体に表していくところに胸をうたれる
最終的に、平成都会の人間暮らしの生きづらさにまで言及していく膨大な語り
噺家の凄さを再認>>続きを読む
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人の成長は、その人の返事に表れると思った。
「名のある川の主」を助けた後、美味そうなお饅頭を食べながら行われるリンとの会話の中で、「そう。」と返事をした千尋からそれを感じた。
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音楽と、極めて娯楽的で芸術的なアニメ映像との結びつきはファンタジーの中において成立させられる。
とてもミニマムな作品であるからこそそれを実感した。
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ハンサムなアメリカ人よりも、ロマンとジョークの解る豚であれ。つまり生き方が大事。
ポルコとカーチスが殴り合う長めのカットが、アニメ映像としてあまりに面白い。
またポルコ、または宮崎駿による、フィロ>>続きを読む
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飛行機を作りたいという純粋な夢を実現していくことは、戦時中の日本を牽引する人材としての役割を背負うということだった。
結果的に多くの犠牲を生み出すこととなった。
それは若者として、夢の実現のために人生>>続きを読む
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多くを打ち明けあって、何があっても2人で乗り越えていけるという相手に出会えた。しかし、マーニーはアンナの元を去らなければならない。
雨の中で、自分から去っていくマーニーを許すことができた。
人生は許>>続きを読む
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カルチェラタン存続のための大掃除。
親の運命によってすれ違う2人の恋愛。
若者として、親や上の世代に翻弄されながら、人生にとって重要なものをつかみにいく。
「閣下!あの2人に人生上の重大事が発生し>>続きを読む
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少年が年上の女性に、人生を教えてもらうという設定をとりながら、少年の視点を持って、成長しているはずの女性2人も不安定に生きていることが映し出される。
しかし、その不安定といえる2人へのまなざしは、少年>>続きを読む
試写会、いい経験した。
Tジョイ博多にて。
777チェック
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続いていく出来事が現実に思えるような説得力はある。ただそれは突きつけられた現実のようなもの。視点の共有は少なく、情を語ることに時間をかけない映像、編集による客観視。
こういうヒトが素敵だなと考えて、>>続きを読む
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悩みや煩わしい事が全くない月に帰るかぐや姫は、悲しみと喜びのある地球に居たいと思う。
それを感情を知らない月の人々に訴える。
貧しさや、苦しさ、寂しさ、それがあるから豊かなんだと思える。