フジマークスさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

強い心

あらゆる悲しみを掬い上げようとしている。少し散らかりを感じるが、物語内の出来事が海という舞台装置の美しさによって、統一感を持ち得ている気がする。
ビートルズの「ホワイトアルバム」的な感じ

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

画面に映し出されているものは、現実の運動でもある、虚構でもあるようなところを行ったり来たりしている

ラストのシークエンス、アレックスがカミーユを抱きしめて殺してしまった時、マッチに付けた火がぼおっと
>>続きを読む

冬の旅(1985年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

路上を選択することは、強さではなく
戻れないところまで下っていってしまう原因になる弱さ
いずれの方法でも、どこかにしがみつく、引っかかる必要があるのかもしれない
移動したり、流れたりするのではなく

イタリア旅行(1953年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

女性が車にのる時、「ワンダ」的で「リヴァー・オブ・グラス」的
映画を工場ではなく道で撮ることで、もたらされる映画性を感じる

TOURISM(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

僕がしたいツアーリズムがここにあり
地元の人の家に入り込むのは難しくても、例えば観光客がくることもなさそうな喫茶店に足を踏み入れる
そこでの他のお客さん、お店の人の話に耳を傾ける
あてもなく歩き回り、
>>続きを読む

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

完璧な人間などいないのサ

トムボーイ(2011年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のシークエンスから映画的喜びを感じる
ミカエルが服を脱ぎ、ほかの少年たちを真似て唾を吐き捨てる。もちろんミカエルだってほかの少年と同じことをしている。ミカエルの後ろ姿、背中は、ほかの少年と同じに見
>>続きを読む

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

エディはジョーと共に死ぬ
死を迎えたその時、エディの頭の中に聞こえるのは神父のヴォイスオーヴァー
「君は自由だ!」
「扉は開かれているんだ!」
神父の声は、妙に癒しを含み、希望に満ちた忘我の感覚
破滅
>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

再観

人を殺したマリアンヌとともに、逃亡を図るシーン
あのシーンの、エクスタシーを再観にてようやく感じることができた
言葉のリズムと編集と人物の行動
あとは音楽

ゴダールは茶目っ気のあるユーモアが
>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

記憶と幻想と現実の集積

混沌の中、全てを投げ打って、
人々は輪になり、祝福の儀式を行う

さかなのこ(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

好きに勝るものなし

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

シェリフが『おおかみこどもの雨と雪』『ゴーストドッグ』のtシャツを着ているのが微笑ましかった

地獄の逃避行(1973年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

おとぎ話のようだった

ホリーのボイスオーバーと音楽が、映画全体にノスタルジアをもたらしている感じがあった。
彼らが訪れる自然と風景に、我々が生きる世界が美しいものであると感じざるを得ない。
キッドの
>>続きを読む