Fさんの映画レビュー・感想・評価

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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.5

大人じゃないけど子どもでもない思春期ならではの、漠然とした不安とか混乱とか無力感とか、自己顕示欲と自信のなさとか、興味と抑圧とか、いろんなものが混ざって「理解不能」である感じがまさにこの映画の主成分で>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.0

みんな懐かしい気持ちが大好きだけど、ノスタルジーは未来を奪うことでもあって、今が一番楽しいと言えること、大人になりたい、未来を見たい、と思えるような今をつくることを見失っちゃいけないなと思う映画。クレ>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

法律とか、正しさとか、そういうものでは救えないことがある。追い詰められた状況であれば、誰でも自分が生きていくこと以外に正義の基準なんてなくなるし、それを裁くことはできない。というか、裁く側が悪のように>>続きを読む

太陽を掴め(2016年製作の映画)

3.5

気になっていた、中村監督の映画。
救われないこと、間違ってること、どうしようもないこと、いびつなことだらけだけど、進むしかない。全登場人物の人としての矛盾や未完成さが、もう嫌ってくらい痛かった。痛さと
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ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

3.5

諦めるなとか、しっかりしろとか、協調性をもてとかいうけど、ほんとに大切なものって必ずしもそれによって生まれているわけじゃなくて
どうしようもないこととか、だらしないこととか、理不尽に思えることを、諦め
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百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

3.0

お栄にスポットを当てているわりには、苦悩とか強い想いとか語られずに淡々とストーリーが進んでいった。ゆえにあまり感情移入はできず、お猶が亡くなるシーンもさらっと見てしまった。あと、ここで?!っていうタイ>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.7

ものすごくいい映画を観た。
賛否あると思うけど、とにかくこれについて誰かと語りたくなる。

かしこい狗は、吠えずに笑う(2013年製作の映画)

4.5

繊細な演出がたまらない。
マニキュアの色や唇の色の変化、所々に出てくる女性が生理痛に苦しむシーンなど。監督がめちゃくちゃ若い男性というのは驚いた。あと、最後のシーンでの、何も解決してない感に心をエグら
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渇き。(2013年製作の映画)

3.0

一番言ってほしい甘い言葉に誘われ、引き込まれ、その結果自分がボロボロになっても、それでもなお求め続けてしまう、まさに麻薬のようなかなこの存在は、恐ろしくも美しかった!
でも、父親のテンションが終始狂っ
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.5

歌の良さで生理的に感動する映画でした!
ストーリーは、えっ(笑)ってなるところも多々あるけど。
特に、急に悪人になった彼を私は受け止められなかったし、それなりに国民のために働いて信頼も得ていたっぽいの
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.5

登場する一人一人の人物像をスーパーリアルに描いている映画でした。
女性監督だからこそ描ける女性のきれいでない部分のリアリティーに、目を瞑りたくなってしまうほど。。
阿部サダヲ演じる夫も、本当にモテる・
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

中高生のときは、学校が世界の大半を占めていて、その中のどこに自分の身を置くのか常に迷ってて、そして常に自分に自信がなくて、全てが絶妙なバランスで成り立っていたことを思い出したw

感情を説明する描写が
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

けっして「正しくない」けどまっすぐな熱意にグッとくる映画。

主人公が作っているのは、戦争に使うもの。それを作ることは大好きだけど、戦争は嫌いという、大きな矛盾を抱えながらも、ただひたすらに美しいもの
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.5

日本とサンフランシスコを掛け合わせた場所が舞台になっていたり、主人公も日本人っぽい名前だったりと、所々にある細かい日本要素に加え、ストーリーも日本的な価値観で描かれているのが新鮮だった。(単なる勧善懲>>続きを読む