ふっかさんの映画レビュー・感想・評価

ふっか

ふっか

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

苦しくなるような、私は無敵だ!って気持ちにもなれるような、不思議な映画

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

自死が身近な選択肢になってしまうことや、あの世に行く理由が出来てしまうのは悲しいな…

ザック・エフロン筋肉凄すぎる

当時のことを調べたら、もっと目を疑うような情報が出てきてびっくりした

海がきこえる(1993年製作の映画)

5.0

映画館で観られて嬉しくて泣いた…

杜崎と松野は人の心をわかりすぎている
そして杜崎は殴られすぎている

氷室冴子原作の、淡々としているけれど叙情的な空気感を再現しているのもすごいし、音楽も画もかっこ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

荒れ果てた街と、女の子がペンキ丸飲みするシーンがキモすぎて好き

ボーが精神的な病を患っているのか、薬の副作用で現れる幻覚なのかなと思いながら見てたけど、
ずっとボーの視点が続いて第三者視点が全く入っ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

ベラ、何て魅力的なキャラクターなんだ…

船での出会いが好きだった

人並み以上の速さで成長していくのは残酷で、
本能的な喜びしか知らない身体に、思想と世界の残酷さがいきなり降り注いできたときのベラの
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

5.0

大好きな「ドッグヴィル」を大好きな早稲田松竹で観られて嬉しかった!

ラストシーンで客席から笑い声が漏れたのも、劇場ならではの恐怖体験って感じがして良かった〜

グレースと父のシーンの長回しってこんな
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

ヤクザ達が最高だった
狂児役が綾野剛なのピンと来てなかったけど、漫画とは違った雰囲気のお茶目可愛さでよかった

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

年の瀬に見ることができて良かった
役所広司が大好きだ……

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何でこんなにも無慈悲な映画作れるんだよ怖すぎるよ
儀式が、こちら側に呼ぶだけじゃなくて、「向こう側」に行くことが出来るって展開になってからめっちゃ面白かった!

ミアの、愛に飢えて危なっかしい感じがイ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.0

衝撃のアニメーション体験
カメラワークがずっと動き続けている浮遊感が、悪夢のようであり、精神的に抑圧されてる感も伝わってきてトラウマになりそうだった
コロニア・ディグニダのプロパガンダとしてつくられて
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ほつれる(2023年製作の映画)

-

墓場でのシーンが面白かった。
夫からの電話リレーや、染谷将太の死よりも鮮明に描写される愛犬の死など、独特で笑ってしまった。

染谷将太の奥さんの顔を映さず背中だけ映すカット、不気味さと怖さが残った。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなにも純度100%の集大成を観せられたら、心から感謝もしたくなるし、何だか切なくもなる

喪失への恐れが幼い頃から今もずっとあるけど、
それを受け止めて生きることへの希望が感じられるような、今後も
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美しい彼〜eternal〜(2023年製作の映画)

3.6

自信がありすぎるのと自信がなさすぎるのは、どちらも自己顕示欲が高いことの裏返しで、簡単に翻るもの…という言葉が一番沁みた

平良が笑顔で人殴るシーンが良かったなあ

怪物(2023年製作の映画)

4.2

ぬいしゃべ観た時にも思ったけど、無自覚の加害性を誰もが持っている、ということを受け止めて生きていかなくてはいけない…それはとてもしんどいけど…

子供はあまりにもピュアで、人生の中で生き抜いていくのが
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.2

灰原とベルモット好きにとってはご褒美のような内容…なんですか、ラストの最高演出は。
阿笠博士かっこよかった

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.0

見て良かった、、
コミュニケーションの中で相手を傷つけているかもしれない怖さと向き合うこととか、
世の中で息をしてくために鈍感さを身につけてしまうこととか、
観ながら自分はどうやって生きてきたんだっけ
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[Focus](1996年製作の映画)

4.2

どんな映画よりも怖い
ラストシーンがかっこよすぎる

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

-

ヒロミの浮き草のような雰囲気が不思議で魅力的で危うかった
時代は違えど等身大だと思った、昔や今の自分にチクチク刺さる部分がある

男とのやりとりが「恥は旅のかき捨て」的なその場限りのコミュニケーション
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

見ながらテンション上がった面白かった!
画づくりが格好良いし非日常と日常のバランスも好きだ、、
ヒーローの残虐性を思いっきり描くことで苦しみが際立つ
一文字隼人とサソリオーグのファン

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

-

何て上品な映画なんだ…
俳優さんへの信頼がないと絶対つくれないような作品だと思ったすごい
音が心地よい

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

地獄の詰め合わせだけどめちゃくちゃ面白かった…
病院でユーチューバー達が動画回しながら、人が焼ける臭い平然と話してるシーンが一番怖かった
炎上を使った演出とラストシーンがすごくかっこいい
愚かさとピュ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

新海誠の描く自然災害の描写はやはりめちゃくちゃ怖い…!

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

演奏シーンの画作りと上原ひろみさんのジャズが圧巻で、ものすごいライブを目撃してしまった…!!という気持ちになれる

家で眠ってるテナーサックスまた吹きたくなった

生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

5.0

大好きな映画

園田の莉奈に対する感情は、私が学生の時友達に抱いていた感情と少しだけ似てる

好きな人を閉じ込めていたい気持ち、棘で突き刺したくなる気持ち、依存心の苦しさ、憧れも嫉妬も、
身に覚えのあ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

つらい、つらすぎる

健やかに生きるためにあえて目を背けていたこと全部、この映画で向き合わされた感じがして、めちゃくちゃ落ち込んでしまった

こうすけは、エゴで救われているのかより自分を苦しめているの
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.7

三浦監督の描く人間の情けなさが好きだし、人の情けなさって何だか愛おしく感じてしまうので、

こういうどうしようもない人の周りには何故か良い人たちが集まってくるのもわかる気がする

男親と男兄弟がダメな
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.5

仕事でまさに女性用エロと向き合っている身としては考えさせられるところが多々あった

意外と湿度高め

ヒロインがエロの楽しさや出版の面白さに目覚めていく姿を期待してしまった〜