あんのさんの映画レビュー・感想・評価

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

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やっぱり蘭姉ちゃんは脇に回った時のほうが面白いですね。小学生が死体を見ててても大人全員が平然としてるのに観客も含めて慣れって怖いなと思いました。

貴公子(2023年製作の映画)

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もう暗い韓国ノワールは過去のジャンルになるのか? 暗くもなければ恨もない。ただ湿度高い画面でも乾いた雰囲気が流れるドライは魅力的。これからはこの乾いたドライが韓国ノワールの主流になるのか。湿って重くな>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

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傑作。面白かった。作品として、一番似てる映画は『ゴッドファーザー PART II』だと思った。「ギャング」の代わりに「マッチョ」を軸に描くファミリー映画『ゴッドファーザー PART II』。過去の時代>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

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ひたすら佐藤健を追いかけていた前半はよかった。前半は佐藤健の最高傑作になるのではこれと楽しんで見てた。前半は40~50年代の洋画や昭和の吉村公三郎が現代で撮ったみたいな見かけは今風だけど中身は古典的な>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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オッペンハイマーを題材にしたかったわけじゃなくて、自分のやりたい画面と編集に最適な題材がオッペンハイマーだからこの映画を作ったように感じた。演出と編集が観客を退屈させまいと全力すぎて、お前は黒澤明かと>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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世界が壊れる物語にありがちな凡庸な始まりに失望しかけたけど、本編が始まったら傑作だった。ここまで今の世界を生きてる人間を面白く描けてる映画そんなにない。一番の勝因は長い原作の解体と再構成が上手すぎるこ>>続きを読む

愛のゆくえ(2023年製作の映画)

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札幌と東京ロケでの住んでる本人がカメラ持ったみたいなドキュメンタリーパートはよかったのに。特に学校で親が暴れるとか子供に最悪な場面とか最高だった。ファンタジーパートが爪痕残すための逃げに見えるので、地>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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映画史に俺が新しい『AKIRA』と『アラビアのロレンス』を作っちゃる!という監督の気迫は感じた。 オースティン・バトラー演じるフェイドのパートだけ妙に面白いけど、逆にそれで映画のバランス良くなってる。>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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どこか息苦しく何かが壊れそうな空気を観客が感じ続ける前半1時間を「散髪」の場面で転調させるのが見事だった。ここまで上白石萌音の演技に負け続けてるように見える松村北斗が散髪の場面から急に魅力を見せてくる>>続きを読む

潜入捜査官の隠遁生活(2024年製作の映画)

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『盗月者』にも出ていたマイケル・ニン (白只)演じるヤクザの性格がちょっと昭和の東映ヤクザ映画でも見たことないパターンのキャラですごくよかった。ミスリードもうまくて楽しかった。

フンパヨン 呪物に隠れた闇(2023年製作の映画)

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キャラの殺す順番間違えてるよとか思ってたら実はこれが正解。タイのホラーとかまだまだ全然怖くないなとか舐めて退屈とかしてるとカウンターくらった気分。タイのお寺文化の風景も珍しくて新鮮でよかったです。

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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前半のハイテンションすぎてもうバカにしか見えない岡田将生の演技が楽しめるかどうかでこの作品の評価が……とか考えていた時期が自分にもありました。後半、ある役者が前半の岡田将生の演技を再現するシーンで、前>>続きを読む

盗月者(2024年製作の映画)

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強盗映画に見せかけた職人映画だったので驚いた。面白かった。面白い場面では必ず「職人」なイメージが炸裂していた。タイトルの「盗月」も、そっちかーいとツッコみたくなる驚きがあったし。確かにこの映画には「盗>>続きを読む

テネメント(2023年製作の映画)

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カンボジアのホラー映画。ある日、会社に行ったら自分とは違うフロアの親しくない人達がオフィスでお葬式してるみたいな映画でした。

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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韓国の住居の変遷を描いたオープニングは秀逸。本編への期待を煽る煽る。でもイ・ビョンホンが出てる場面は面白いのに彼が出てない場面が不思議なくらい面白くない。その落差が見ててつらかった。イ・ビョンホンさん>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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初めて顔を見せる場面から綾野剛が最高。前半の大人と中学生の援助交際の隠し撮りドキュメントを見てるみたいな少し生々しくていかがわしいようなカラオケの個室の空気も最高だった。綾野剛以外のキャスティングとか>>続きを読む

高速道路家族(2022年製作の映画)

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地獄を見てると思った。それだけに最後で流行の(安易な)演出に走ったのが残念。お前は最後までアクセルを踏むべきだったよ! 家族がお父さんを切り捨てる理由を徹底的に加算していくシナリオが後半までよかっただ>>続きを読む

THEWILD 修羅の拳(2023年製作の映画)

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韓国の地方都市が舞台の暗いヤクザ映画好きなので満足。昭和の日活ニューアクションみたいな物語と設定でパク・ソンウンが東映ヤクザ映画の頃の鶴田浩二みたいな演技してるの面白かった。オ・ダルスもちょっと(かな>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

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圧倒的に強い主人公が毎回違った敵と痛快バトルする所とか、どんどん勝新太郎の『座頭市』シリーズみたいになってきたので、『座頭市血煙り街道』みたいに主人公が拾った子供を世話しながら捜査するパターンの脚本も>>続きを読む

エレクション 死の報復(2006年製作の映画)

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初見の時も思ったけど、製作時の報道記事やインタビューで中国本土のネタがあったけどかなり検閲でカットするよう指導されたらしく(予告にはあるのに本編にないシーンが見たかったので残念だった)、今、そのシーン>>続きを読む

エレクション 黒社会(2005年製作の映画)

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ジョニー・トーの中で一番好きな映画。久しぶりにスクリーンで見たけど、画面に暗い部分が多いけどやっぱり大きなスクリーンで見るとそれがよかった。サイモン・ヤム演じる主人公がひたすら何を考えてるのか分からな>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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意外にくらい日露戦争の場面をかなり大事にしていた。多くのキャラクターの動機の底にある日露戦争だけど、物語の中での「戦争」の使い方は原作より上手く強調していたと思う

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

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神木隆之介の演技の上手さをカラーより強烈に観客に叩き込んでくる。
モノクロにした効果をゴジラやVFXより神木隆之介が喰ってるので驚いた。神木隆之介が昭和20〜30年代の俳優だったら、今よりもっと大スタ
>>続きを読む

シャクラ(2023年製作の映画)

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大作っぽいキャストよりも中国の映画バブルの時に作ったであろう豪華な時代劇撮影所セットがバンバンと連発で登場するのが見応えあった。いくつセット作ったんだよ? 『隠し砦の三悪人』とか『七人の侍』の頃の黒澤>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

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この題材で徹底的に日常ご近所異世界ファンタジーのノリで撮ってるのがすごい。兵役も日常目線でしか撮ってないのは強い。もううっかり「韓国みたいなら兵役も楽しそう」と思ってしまいそうな勢い。とにかく前半が楽>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

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80~90年代のホラー映画を今の技術で再現映画なのだけど、監督がその再現のためにとてもとても丁寧に丁寧に撮ってる。冒頭の感謝祭特売セールとか体育会主義の高校の描写とか特に丁寧で感心した。内臓見えても怖>>続きを読む

赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

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犬が滅茶苦茶可愛い。でも犬好きさんには絶対に自分からオススメできない映画だった。猫と暮らした自分にもダメージが致命傷だった

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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ホラーマニアの撮ったホラーが褒められがちな最近、ホラーマニアの撮った映画には全く見えないのがこの映画の味だなと思った。ホラーをギミックに青春映画で走り切ってる。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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本気の「映画」だった。黒澤とか山本嘉次郎とか成瀬巳喜男みたいな1950年代の巨匠監督の丁寧な演出をバンバンと最新のアニメ技術で連発するのでビックリした。この凄い作画の演出が片鱗も伝わらない予告編はホン>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

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会話しながら食事する場面が多い。いくら歳を取ってもリドリー・スコットは本当に食事しながら会話する場面が好きだなと再認識した

(2023年製作の映画)

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羽柴秀長を演じた大森南朋がものすごくよかったし楽しかった。途中から大森南朋が秀吉を演じてたらもっと面白い映画になったのにと思いながら見てた

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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本編の昭和31年パートがミステリーとしても面白すぎて、オマケの鬼太郎の出てくる現代パートがいらないと思いました。現代パートがなかったらホラーとしても完成度もっと高くなったのにと思うくらいオマケの鬼太郎>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

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個々では面白い要素が多いのに、なんかコンセプトは面白いのにそれが料理に結びついてない薄味で印象に残らないイノベーティブ・フュージョン料理屋みたいな映画だった

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

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KBS(韓国放送)のドキュメンタリーみたいな前半は面白かった。韓国のテレビではなかなか写さないような低所得な庶民の生活にカメラが入り込んいくような採り方とか効果的だったと思う。効果的すぎて、近所で近親>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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豪華な時代考証と撮影とリズムのいい編集で楽しかった。でもラストの「その後ショー」は蛇足に見えていらなかった。あのショーの前でシレッと終わって欲しかった

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

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ロケ撮影が雰囲気あってよかった。やはり駅はロケにかぎる。駅員の事務所とか身近な風景をロケで撮ってたのが、観客に身近な話だと感じさせるのにすごく効果的だったと思う。身近な話だと感じさせるのが大事なホラー>>続きを読む

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